ザ・グレート・展開予測ショー

オリジナル(6)


投稿者名:いたけし
投稿日時:(01/11/10)

つづきです、どうぞ読んでください

オリジナル

「でもゆいさん、すごいんですよ、学校行事で年に1度海開きの前に入り江に溜まった悪霊を除霊に行くんですけど・・・」
宮村さんの話によると、その除霊は1年間、その入り江に溜まった霊を除霊するので悪霊の数もハンパではないらしく除霊が終わるころにはみんなクタクタで霊力も底を尽きかけているのだが、ゆいはまだ足りないとばかり終盤に恐ろしいほどの数の悪霊をひとりで除霊するらしい
それでも、ゆいの霊力は底を尽きないんだとさ
そう言えば、今年は横島君もその除霊に付いて行ったらしく、そのことを横島君は
『女子高生が水着で除霊する姿はまさに絶景だったぞ』とコメントを残していた
「それでゆいさんの除霊方法は道具をあまり使わないで霊力と素手で戦うですけど、それがかっこいいんですよ、彼氏さんにも見せてあげたかったですよ」
「ふぅ〜ん、『かっこいい』ね〜」
どうやらゆいは学校でも楽しくやっているようだ
「ちゃんと否定しろ〜!!」
その言葉とともに毎朝受けている『ゲキガンパンチ』が飛んできた
ズドンッ!!
『普通』の人間の僕に不意打ちのゲキガンパンチが避けられるはずも無く、当然のごとく当たる
「いてて、なんだよ突然」
数メートル離れていたゆいが近づき、こう言った
「ちゃんと否定しなさいよね、誤解されるでしょ」
「分かった、分かったから僕の襟元を掴むな」
ゆいが掴んでいた襟元を放すと僕は宮村さんの体を向けて
「え〜と、素人の僕が除霊現場に行くと迷惑になるから、それはちょっと・・・」
「ちがう、そこじゃない」
「え〜と、素手で戦ってもあまりかっこよくは・・・」
「ちがーう!そこでもない」
「じゃあどこなんだよ」
「ジュンイチが私の彼氏だってところ」
「な〜んだ、そんなところか、え〜と僕とゆいは幼なじみでそう言う仲じゃ無いし、僕は今彼女募集中なんだ」
「そう簡単に言われるとこっちも調子が狂うような〜」
僕とゆいのやりとりを見て宮村さんは呆然としていた・・・訳では無く違うことに呆然としていたようだ
「あの〜、体の方は大丈夫ですか?」
さっきのゆいの攻撃はいつもより抑えられていたから、あまり痛くは無かった
「いや、あまり痛くは無かったけど」
「ええっ、そんなことは無いはずですよ、だっていまの攻
撃だったら霊能科の先生でもKO出来る強さですよ」
ほほう、ゆいはいつも僕にそんなに強い攻撃を仕掛けてる訳だ
「あはは〜、いや〜私がこつこつジュンイチを鍛えたからね、かなりの霊力に対しての抵抗力がついているんじゃない」
「問題はそこじゃないだろ」
「まぁまぁ、これでジュンイチも、もし霊能力者に襲われても大丈夫な訳だ、少しは感謝しなさい」
「はぁ〜もういいよ、過ぎたことだし、ありがと、ゆい」
あまり話を長引かせるといろんな所に飛び火しそうだから、ここで話をストップさした
僕はゆいのおかげで霊力の抵抗力が高いわけだ
「じゃ、じゃあ、早く次に行こうかな、ジュンイチ君」
ゆいも少しは焦っているようだ(そうじゃ無かったら困る)
「澪ちゃん、じゃあね〜」
「それじゃあ、宮村さん」
「あっ、ちょっと待ってください」
宮村さんは僕の近くに寄ってきて紙の束を渡してくれた
「写真部で作ったお札です、だれでも使えるものなのでお守りとして使ってください」
宮村さんは僕が『なにこれ?』と聞く前に答えてくれた
「ありがとう、いざって時に使わしてもらうよ」

その後、宮村さんと別れた僕たちは例の結界魔法陣の前に来ていた
「そう言えばさ〜、ゆいって『霊力がもう無い〜』ってな感じになったことないって本当?」
「えっ本当だよ、なんかね〜、霊力を使う気になればずっと使えると思う、どんなに使っても霊力が無くなるって感覚は感じたことないな〜」
「なんか、すごいな、それ」
どんなに強い霊能者でも一度使いきると霊力が回復するまで時間がかかると聞いた(横島君にだけど)
ゆいって特異体質か何かなのか
「ふっふっふ、私の霊力は宇宙だ」
「その使い方はちがうと思う」
「いいのいいの、あっ魔法陣が空いた、ジュンイチ入ろうよ」
ゆいが僕の手を引き僕を魔法陣の中へ入れる
「ねぇ、ここは入って何をするの」
「よく考えれば分かると思うけどな〜」
よく考えろって言われてもな〜
え〜と、この魔法陣の中では物理的攻撃が効かない
てことは、殴っても痛くないイコール、殴ってよい、殴られてもよい
その行為、イコール『ケンカ』
「そっか、この中ではケンカをしても怪我をしないから、どうぞ殴り合いのケンカをしてもいいってことか」
「ピンポンピンポーン大正解、いや〜実はこれ私の提案なんだよね〜」
へ〜、ゆいもなかなかいいこと考えるな〜いや、待てよ
ここは物理的攻撃が効かない、よく霊能バトルに使用するってことは、物理的攻撃は効かないが霊力の攻撃は効く
ゆいとこれに入ったってことは・・・
僕の方がめちゃくちゃ不利じゃん
「ちょっと、ゆいさ〜これやめようよ、僕はゆいを殴りたいほど憎んでないから」
ゆいはそんな僕の声に耳も貸さずに準備運動を始めていた
やる気満々だよ、ゆいの奴
「準備はいいジュンイチ」
「良くない、良くない」
「レディーゴー」
順一にとってかなり不公平で不平等なケンカ(一方的なので『いじめ』とも言う)が始まった

つづく
いた「次で文化祭を終わらす予定です、その次はゆかりさんの話でも・・・」
ゆい「ちょっと、メインヒロインの私があまり目立って無いような気がするんだけど」
いた「だってゆかりの話はすぐに思いつくんだもん」
ゆい「思いつこうが、なかろうが私がメインの話を書け〜ゲキガーンはぅっ・・・」
ゆかり「ふっ、甘いわね、ゆいちゃん」
いた「いったい何をした〜」
ゆかり「ふふふ、ちょっと気絶してもらっただけ、それより早く次の話を終わらせて、私と順一のラブラブ話を・・・うっ、なに奴」
ゆい「ふっ、ゆかりさん、あんな攻撃じゃあ私を気絶させることは出来ませんよ」
ゆかり「ほほう、この私とやる気なのね」
ゆい「次の主役は私だ〜」
ゆかり「いいや、私だ〜」
順一「あの〜、主人公って僕なんだけど・・・」
ゆい・ゆかり「うるさい!!」
いた・順一「ひぃ、ごめんなさい」
?「あっあの、あ・・あたしの・・でっ出番は・・」
ゆい・ゆかり「だれ?」
いた・順一「・・・・」

書き忘れがひとつ、よくある設定で幼なじみの女の子が昔から主人公のことが好きだったと言う例にゆいはあてはまりません、ま〜書いているのがいたけしなのでね〜、そう言う話に持っていかないはずがないのですが(まだ何も考えて無いけど)

宮村澪(みやむらみお)・・・彼女はチョイキャラで今後出てくるかいたけし自身分からないキャラです、なぜ写真部かと言うと、なぜだろう

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