ザ・グレート・展開予測ショー

謎の始末人:キツネうどんが呼んだ老人


投稿者名:NGK
投稿日時:(01/11/ 8)

私がこのことをしたのはある理由がある。

数時間前
「ターゲット確認・・・」
今回のターゲット・美神令子を発見した。
もっとも、毎日見る顔だけれども・・・

さらに数時間前
教会。
「こ、こら君、なにをやっているんだね。」
最近、頭の薄くなってきた神父がなにかいっている。
答えなければならない。
「ピートさんが邪魔にならなければいいっていってた。」
「それは私がいないときだろ。私の許可をもらわなくてはならないよ」
じゃあ、つかわしてくださいというと快くいいよと返事してくれた。
いいひとだ。
頭はうすいけど。
「ほっといてくれ」

数分後
教会の懺悔室の一室につくられた、
”悩みごと条件次第で何でも解決します”
と看板が上げられた部屋に一人の老人と娘が入ってきた。
「この女からある書類を始末してもらいたいんじゃ」
というと写真を見せた。
「で、書類というのは?」
私は肝心なところを聞いた。
「ワシがやむ終えずこの娘の燃料が切れたのでのう。」
どうやら美神令子から燃料を借りたところその場で
利子三倍だといわれ借用書を書かされたという。
「詐欺じゃ。あんなやり方ワシはみとめんぞー」
・・・この後永遠とそのときの様子を語っていたが
興味がないので聞き流した。
「で、報酬は?」
3と指で示す。わるくない。

最初の場面
ターゲットは事務所から出ていった。
あ、ちなみにターゲットというのは深い意味はない。
あくまでも目標は借用書だ。
おキヌちゃんは学校へ行っていないし横島もいまは学校だろう。
残るのは・・・
「タマモ。拙者はらんにんぐに行ってくるでござる」
・・・ま、いいけど。
私は机の棚の中から借用書を見つけた。
まちがいない。
これだ。

数時間後
「おお!これに間違いない。これじゃー」
「それで報酬のほうだけど」
肝心なところである。
ここでボケられても困る。
「もちろん覚えてるとも。そこのうどん屋に入ろうか」

「んーおいしー」
私はキツネうどん(油揚げ付き)を食べながら至福の時を過ごしていた。
私がこのことをしたのはある理由がある。
それはキツネうどんを食べるためだ。
依頼人の老人が美神令子にコピーを取っていたと言われ、
唖然呆然しているのがちらりと目に入ったが、気にせずに食べていた。

数時間前
書き置き:
「美神さん。Drカオスという老人が借用書を取ってこいと言われたので
持っていきます。ちゃんとコピーしてそれを持っていったので安心して。」
                                   タマモより

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