ザ・グレート・展開予測ショー

パピリオ幼稚園(4)


投稿者名:西久保
投稿日時:(98/ 7/22)

 続きを書かさせていただきます。

 六道幼稚園の理事長室に、カラス神父(漢字が出ない...)が招かれていた。パ
ピリオにどのようにして修行をさせるか、相談してもらうためだ。
理 「...というわけなのよー。カラスちゃん、どうしたらいいかしらー?」
カ 「話はわかったよ。私の意見としてはね、友達と引き離してまでして修行をさせ
   る必要は無いと思うんだ。幼稚園は人格形成の場だからね、今のように友達と
   元気よく遊んでいる方がいい」
理 「うーん、そうかもしれないわねー。でもぉ...」
カ 「どうしても、と言うんだったら、日曜日とか朝早くとかにやったらどうだい」
理 「えぇー、お休みがなくなっちゃうしぃ、早起きもいやー」
カ 「あのねえ...」
理 「うふふ、冗談よー。あらぁ、カラスちゃんったら、頭に葉っぱがついてるわよ
   ー」
カ 「えっ、そうかい?こりゃ失礼」
 カラスが頭に手を伸ばすと、木の葉はひらひらと飛びはじめた。
カ 「コノハチョウ?なんでこんな町中に...、!まさか?!」
 二人は窓へ駆け寄って、パピリオの姿を探す。だが、パピリオは子供達と一緒にな
って遊んでいる。
カ 「違うのか...?」
 顔を見合わせて、しばし沈黙する二人。もうしばらく様子を見よう、それが二人の
出した結論だった。

 横島の疲労は極限に達しようとしていた。肩車におんぶにだっこに怪獣役に、かれ
これ3時間ほど従事しているのだ。
園児「おにいちゃん、今度はかけっこしよー」
横 「おい、ちょっと休ませてくれよ...」
パ 「だめでちゅ。もうちょっとで完成なんでちゅから」
横 「え?なにが完成するって?」
パ 「とってもいいことでちゅよ」
 園庭の木のなかで一番大きい樫の木が、突然輝き始めた。何百匹ものチョウが、光
をたたえてそこにとまっていた。


次回が最後ということで。続きます。




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