ザ・グレート・展開予測ショー

「これって、青春よね?!」(その3・5...笑)


投稿者名:TOMO.KIN
投稿日時:(98/ 7/20)

愛子のバイト先に立ち寄った横島
はたして何が彼をまっていたか、

(えー、前回、書いている途中で急な用事が入って変な所で
途切れて申し訳ない、...では、続きをどうぞ)

「そう言えば、さっき愛子さんの声がしたようだけど...
姿が見当たらないのはどうしたんだ?」と川崎(仮名)
「あはは...ちょっとね、...ある事情で、姿がわかりずらい状態に
なっているだけで、大丈夫、心配ないさ(汗)」
「...おまえ、ウソつくのは相変わらずヘタだな、なにかトラブルでも?」
「......!!」
その時、横島は周囲の客の視線を感じた、単なる「好奇心」と呼べるような生易しい代物(シロモノ)ではない、
ねっとりと絡みつくようでいて、それでいて刺すようなピリピリした
肌感覚をともなう、どこかで馴染みのあるような「それ」...

「横島、ちょっとコッチこいや、」
川崎(仮名)は横島を出入り口から店の奥側の一画に連れて行った、
そして他の客に聞こえないよう注意するよう横島に言った
「あのな、この店の客の75パーセントが
愛子さんと小鳩ちゃん目当てに来ているのや
事実あの二人の居る日と、居ない日とでは
売り上げの比率が2・8倍も違うんで
正直言って「看板娘」というより「福の神」に近いと噂も一部あるくらいや」
「そ...そんなに人気があるのか...?」
「知らんのはおまえくらいやないのか...?
実際、よその学校では、愛子さんなんか
「ファンクラブ創ろう」という ハナシもたまに耳にするでぇ。」
「愛子は机の妖怪だろう?なんでそんなに...」
川崎(仮名)は人差し指を立てた手を、横島の前で左右に振りながら
「いいか、人はミステリアスなものに惹かれるんや、
なぜ、いつも「机」を担いでいるのか、
何処に住んでいるのか(うちの生徒以外)誰も知らない
それに、何といっても『あの目がすてき』というのが一番多いらしいで。」
「ふーん、それで、おまえもそのひとりか?」

何気ないツッコミのつもりだったが、川崎(仮名)の目つきが変わった
「いいか横島、この事は俺一人だけでない、
今、店に来ている連中の8割が「紳士協定」を結んでいる
だけどそうでない「熱狂者(フーリガン)」も居るから
奴等を刺激するような事はいわないでくれ、男の頼みだ」

思わぬ背景に横島は「こ...これが高校生の青春ってやつか?」

「お待たせ、横島君行きましょう」
愛子の声がして、事務所から小鳩と共に出てきた
「交代時間にはちょっと早いけど、店長に頼んで早退するので、
川崎クン、小鳩さんの分も、あとお願いね(ハート)」
「は...はい、了解しました!!
それで...お二方、どちらへ...?」
「わたしは、これから横島くんのアパートへいくのだけれど...」
横島が振り向いた時には白く燃え尽きた男の立像が立っていた(笑)

「バイトしてて私が言うのもなんだけど、ファースト・フードや
インスタント食品だけじゃ身体に悪いわ、
材料代は私が出すからスーパーで買い物してきましょ」
横島には、妙に愛子がはしゃいでいるように見えた
それに気づいたか、愛子はポツリと言った...
「ごめん...夕食を人と一緒にすごすのってめったに無かったから...一人だけはしゃいでしまって...」

スーパーにて
店員「4865円になります。」
「こんなに買って大丈夫か」と横島
「私のバイト料、横島くんよりあると思うわよ、心配しないで
それに、こんな時に使わないと、他に使う事もそんなにないし...
あ、それからこれは花戸さんのとこにお邪魔するからその意味もねっ」


横島のアパートに帰ると、横島の部屋の前に人影が...
「あっ、横島さん、おかえりなさい」
みると、彼女も手にスーパーの袋を持っていた...
「!!......お邪魔だったかしら...」
「まって!!おキヌちゃん、帰らないで」
「えっ、愛子さん何処にいるの??」
(そう、暗くておキヌちゃんには愛子の姿が見えなかったので
横島と小鳩の二人きりと思ったのである)

横島の持ったスーパーの袋から、
ミニ・机を持った愛子が出た時にはさすがに彼女もびっくりした

「というわけで、花戸さんのところへお邪魔する事になったの、
よかったらおキヌちゃんも夕食、一緒に食べていかない?」
「えっ、いいんですか?」
「材料は充分あるし、人が多い方がたのしいでしょ。」
(それに...横島さんもその方がいいと思う)と愛子は心の中でつぶやいた

1時間後
「じゃ、おキヌちゃんを送っていくから」と横島
階段をおりて自転車のロックをはずそうとした時、
道路の斜め向かいに見覚えのある「コブラ」が停まっていた。
(あれは...美神さん?)
「あれっ、美神さんの車ですよね?」と、こちらはおキヌちゃん

「やはりここに来てのね、帰りましょ、おキヌちゃん」
「すいません、心配かけました」

車に乗り込んだのを確認して、美神はコブラを発進させた
「食事はお済みになりましたか...」
なんとなく美神の機嫌が悪そうなのでおずおずとおキヌちゃんは聞いた
「んっ、今日のとこは軽く済ませたわ」
みると座席の後ろの方には「○○バーガー」の空き袋
「で、愛子の方はどうだったの」
「えっ、なんで美神さんそのことしっているんです?」
「えっ、(しまった)...なんでもないの、オホホ...」



「○○バーガー石神井店」
「おーい、川崎君、今日のトコロはもう帰って寝なさい」と
やさしく声をかける店長の声
だが川崎くん(仮名)は、まだ固まったままだった...(合掌)

...はい、今回の展開に異論のある方もいるでしょうが
「感想・意見」オネガイします。
(書いてて、何度も気恥ずかしくて原稿破ってしまった。TOMO・KIN)



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