ザ・グレート・展開予測ショー

オリジナル(2)


投稿者名:いたけし
投稿日時:(01/10/21)

ルシオラの方もやっと書き上げられたのでこっちに手が回せます
オリジナルーオリジナルーと言っている割にはパクリが多いな自分

     オリジナル

ゆいは俗に言う霊能力者だ
朝のゲキガン・パンチも霊波を応用した技らしい
ゆいが霊能力に目覚めたのは二・三年前、特に行きたい高校もないのでふたりで同じ普通の学校に行こうか、と話をしていたころ
突然ゆいが霊能力に目覚めGSになると言って六道女学院を志望するようになった
その結果、ゆいは六道女学院『霊能科』へ、僕は普通の高校へ行くことになった
でも通ってみてわかった、僕の通っている高校はゆいの通っている高校より普通じゃなかった

「はぁ〜また僕が1番に着いてしまった」
この学校は僕の家から近い、ゆいの高校は遠い、だからゆいといっしょに登校するとほとんど1番に来てしまう
そういえばこの高校の名前ってなんだっけ?
そう思いながら学校の表札を覗くと
いまさらながらこの学校に名前が無いのに気付いた
この学校は校長か理事長の思い付きでころころ名前が変わる
この前あのハゲている校長が名前が気にいらん、とか言ってついに名無しの高校となった
しかも、もっとすごいことはここの生徒の誰もそのことを大変なことだと思ってないことだ
まぁ〜僕も特に反対しなかったけど

「おはよ〜愛子さん」
僕は二年のクラスに入るとある女生徒に挨拶をした
「おはよ〜順一君」
さっき僕が1番に学校に来たって言ってたじゃん
と言うツッこみは無し、愛子さんは特例で学校に住んでいるんだ
僕が風邪で学校を休んでいたときに愛子さんは転校して来たらしい
なぜ学校に住んでいるかと、どうしていつも移動する時に机を背負うのかよくわからないが・・・
まっあまり気にしなくていいと思う
髪が長くて青春に燃えている女生徒、それが愛子さんだ

あとこの学校が変わっている要因として、かなり『ひいき』が目立つ
教科担当の先生方はそんなことはしないが、あの校長が・・・
この前1年生の女の子が学校で食べ物を売る商売をしていたがそれは校長が認可してのことだったらしい
その後、あまりにその食べ物は売れなかったので昼の休み時間に、普段はやらない校内放送までやってCMを流したが売れなかったようだ
よくわからないがCMが流されたあと僕以外の生徒のほとんど買いに行こうとしたが実際は皆買わなかったらしい、なぜ?
ついでにその食べ物の名前は『チーズあんシメサババーガー』
売れそうもない名前だ
そこまでやってもらえると『ひいき』と言うより、その1年生の女の子にとってはありがた迷惑かもしれないな
あの校長はいったい何を考えているんだか

「おはよ〜、横島君」
「おっす、おはよう順一」
僕は久しぶりに学校に来た横島君に挨拶をする
横島君はすごい人でゆいが取ろうとしているGS資格をもう取ってしまったらしい
養成学校にまで通って取れない人がいる中で普通の学校(?)に通ってしかも僕と同じ歳で取ってしまう横島君はすごい人だ
そういえばピート君も資格を持っているとか言ってたな
「おはようございます、順一さん」
とそこにピート君が挨拶してきてくれた
「おはよう、ピート君」
僕はきちんと挨拶を返した
ピート君、本名ピエトロ・ド・ブラトー君
たしか自分でバンパイア・ハーフだと言っていた、ハーフだからと言って特に変わったところは無い、だけど歳は700歳らしい

放課後
今日は土曜日だったので授業は午前中に終わった
これまた珍しく横島君が最後まで授業を受けていた
「あのさ〜横島君」
「なんだ順一」
「明日、ひま?」
「明日はワリ〜ちょっと用事があるんだ」
「そうか、あっ別に気にしなくていいよ」
そっか、用事があるんなら仕方がない
虎吉君でも誘うか
「お〜い虎吉君、明日暇?」
虎吉君、身長が2メートルほどあって以前は女性恐怖症だったが、今はもう大丈夫らしい
虎吉君も横島君の持っている資格を取ろうとがんばっているようだ、得意技は精神感応で幻覚を見せることらしが僕はその幻覚をかけてもらったことがあるが、なぜか僕には効かなかった、なぜだろう
「明日ですカイノー、すまん順一さん明日はちょっと用事がありますケン」
「そうか、ごめん無理いっちゃって」
「こっちこそ本当にすまんノー」
はぁ〜ピート君はもう帰ってしまったし、どうしよう
僕がゆいに貰ったチラシを見ていると愛子さんが寄ってきた
「なになに、へ〜女子高の文化祭か〜」
「なに〜どこの女子高だ〜」
横島君が僕の方へ近寄りながら叫んでいた
「どこですかいノー」
虎吉君も寄ってきた
「どこって六道女学院だけど」
僕がそう答えると横島君たちは
「じゃあ、俺たちといっしょに行こう、実は俺たち明日そこに行く予定だったんだ」
「そうですけんノー」
だれか知り合いでもいるのかな
「だれか知り合いでもいるの?」
僕は横島君と虎吉君に尋ねてみた
「え〜とバイト先の同僚が」
「ワッシは・・・え〜とま〜お友達がおりますケン」
ふ〜ん同僚と友達か
「そういう順一はまさか知り合いもいないのに行こうとしてたのか」
「僕っ、僕は・・・ま〜幼なじみが」
「ふ〜んじゃあ明日俺の部屋に来てくれ、多分俺寝てると思うから」
「じゃあ私も行く」
どうやら明日は4人で行くことになったようだ

帰宅後
帰ってから、ゆいのところでゲームでもして遊ぼうと思ったがゆいは文化祭の準備でまだ帰ってきてないようだった
しかたがないので少し遅いお昼ご飯を食べることにした
インスタントのうどん『タマモうどん』を発見した
お湯を沸かして容器の中にお湯を入れる
あとは4分待つだけだ
そういえば前にゆいといっしょに『タマモうどん』を食べた時、ちょっとケンカになったっけ

「お〜いジュンイチ、お湯は沸きましたか」
ゆいはいつも自分でやらないで僕にお湯を沸かさせる
「別にちょっと水を足して、火にかけるだけなんだから別にいいじゃない」
とゆいは言う、それもそうなんだけど
「お湯が沸いたぞ」
僕がゆいの容器に先に入れ、その次に僕のにお湯を入れ終わった時にはゆいはもう食べ始めていた、時間にして約20秒、早すぎる
「おいっゆい、それはいくらなんでも早すぎるぞ」
「そうかな〜、美味しいよ、麺がもちもちしてて」
「い〜や、いくらなんでも20秒は早すぎる、うどんは4分必要なんだから、最低でも3分は待たなくちゃダメだ」
「美味しければいいのよ、なんだって」
「ゆいの味覚はおかしいぞ」
「ジュンイチも食べてみれば美味しいって、ほらっやってみ」
「いいや、僕は絶対にやらない、そんなの邪道だ〜」

そんなことを思い出してみると、いよ〜に20秒の『タマモうどん』を食べてみたい気がした
さっきお湯を入れたから今は1分くらい過ぎたところか
僕はお湯を1分しかたってない容器の蓋を開けて、はしを使い食べてみることにした
ズルズルズルル〜〜
かっ堅い、麺が堅い、最初の感想はそんなのだった
堅いの我慢して食べるより蓋を開けたままあと3分待つことにした
ズルズルズルル〜
う〜んこれだよこれ、やっぱり麺は3分はほぐさないと
そう思いながら、僕は残りのうどんを食べはじめた

ゆい帰宅
ゆいは部屋の窓から顔を出している僕に気付くと声をかける前に僕の部屋に飛び移ってきた
「それで明日来るの、来るなら私が案内するよ」
「ああ行くよ、横島君たちと行くんだ」
「ふ〜ん、でね明日、すごいのが出るんだよ」
「何だよ、すごいって」
「えへへ〜秘密、わかったらおもしろくないでしょ」
「はいはい、明日楽しみにしてますよ〜」
その後、ゆいといろいろと話したあとゆいは窓から自分の部屋へ戻っていった
ゆいがすごいと言うと本当にすごいことだと思うので僕は期待と不安を感じながら早く寝ることにした

つづく
次は文化祭、何かが起こる(多分)

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa