ザ・グレート・展開予測ショー

日常 横島編(続き) 


投稿者名:いたけし
投稿日時:(01/10/14)

てなわけで自分がG−A−JUNさんの続きを書きます
内容は午後から、書いている人もちがうので
かなり大きく話の内容も変わります
今から謝っておきます、ごめん、G−A−JUNさん

日常 横島編
午後
シロと事務所に行く途中
小粒の雨がポツッポツッ、っと降り出してきた
「このくらいの雨は雨の内に入らん」
といって俺は雨宿りすることなく事務所へ向かった
しかし小粒の雨は大粒の雨となり
俺たちに強く激しく叩きつけてくる
こりゃたまらんと俺たちは雨宿りのできる所を見つけ、そこでちょつと間シロと雨宿りすることとなった
「女心と秋の空、か」
俺はポツリとその言葉をもらしていた
「どういう意味でござる?」
シロが興味を示したかのように尋ねてくる
「んっ、秋の空は女心のようにころころ変わりやすいって意味さ」
逆だったような気もするが
「シロは横島先生、一筋でござるよ」
シロは焦ったように言ってくる、シロの女心はころころ変わったりはせん、と言いたいかのように
「はいはい」
俺がシロの頭にぱむぱむと手を置いてやると嬉しそうにシロは笑ってた、単純だな〜シロって

1時間経過
まだ雨は降っている
「雨の日は憂鬱でござる」
今度はシロがポツリとつぶやく
「どうしてそう思うんだ」
俺はシロに聞いてみた
「お散歩もいけない、外にも出れない、だから憂鬱でござる、美神どのも、雨の日は憂鬱だと言っているでござる、だからシロも憂鬱でござる」
「そうだな・・・・・いやっ、ちがう」
俺も雨の日は憂鬱だと同意しようとしたが『ちがう』と思った
俺も最近、雨の日は憂鬱でどこにも出かける気がしなかった、でも昔はどうだろう、新しい傘を親父に買ってもらって早く使いたくて雨が降るのが待ちどうしい時もあった
なんとなく、雨にあたるのが気持ちいい時もあった
いつからだろう雨が憂鬱だと思えてきたのは
服を濡らして帰ってきて母さんにいろいろ言われた時か
それとも、周りが雨は憂鬱だと言い始めた時からか
どれにしても自分の意見が入っていない

俺は雨宿り出来る所から出て雨のあたる場所へ移動する
「なにしてるでござるか先生、服が濡れて風邪をひいてしまうでござる」
風邪か、風邪ひいて雨が嫌いになる奴もいるかもしれないな
「シロ、お前も来い、雨の中散歩出来ないって誰が決めた、雨の日は外に出られないって誰が決めた、雨の日は憂鬱ってお前はいつから思えるようになった」
俺は少しこいつに親の代わりとして教えることにした、体はでかくてもまだ心が未熟なこいつに雨の良さ、雨の楽しさを
俺は手を広げ雨が体にあたる気持ちよさを感じた
シロも出てきて俺と同じ格好になって雨を感じようとしている
「どうだ、気持ちいいか」
「自然のシャワーみたいでござる」
ちょっと冷たいがそう言えなくもない
俺はなにかこいつに教えることが出来て嬉しかった
師匠なんか呼ばれているけど、霊波刀なら今はこいつの方がうまく使う、教えられることは今日、霊波刀だけじゃないと知って嬉しかった
こいつに教えられることはなんでも教えてやろう
そう思えた今日は日常ではなく、特別な日に思えた

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