美面相双女ベラルーシ in Australia
投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/10/11)
ココココココ・・・
コアラが木に登って鳴いている。
その横には、
『豚もオダテりゃ木に登るゥ、ぶぅ〜〜うっ!』
と、オダテブタも木に登っている。
コアラが思わず落ちるが、その姿はこっけいだ、柿脅しだ、コケた姿だ。
その横にあるヒッタクリア州ハメルゾルンの小さな盆地。
ここに、ヨコシマとルシオラの間に生まれた娘のベラ、そしてルシオラ母さんがいる。
「ベラ、本当にここに・・・いるの?」
ルシオラはヨコシマタダオのことをたずねる。
「女の勘ってやつよ!」
ベラは口を大きく開けて元気に言い切る!
ルシオラがそう・・・と安心したような顔だか、難しい顔をしている。
ベラはまだ八歳なのに、女の勘と言うところに不安があるのだろうか。
今回もまたとり越し苦労に終わろうとしたそこに、ナンパ人が車で通りかかる。
「ヘイ、姉ちゃん、一人なのかな〜〜?」
「違うでマンネン、子供を連れてるですネン!」
どこかで見たような二人。
片方は、ドクターカオスのような、どこかひ弱そうで賢そうにも見えない、
いかにもやや中年太りのおいちゃん。
もう片方は、タイガー寅吉そっくりの巨漢で、彼の乗っている片側にタイヤがひしめきかける。
そこに、もう一人、寝そべった女がいた。
「ん〜〜なぁによ、もう。昼寝の邪魔しないでよ!」
その欠伸をしている女はどこか冥子そっくりの出で立ちをしているが、胸の大きさはまるでドロンジョ様なみ。
「・・・あっ、おまえたち、まぁたナンパしてるのかい?」
「いえいえ、違いまっせー。」
「僕ちゃんはですね、これでも硬派なのよ。
決して、フラウアー様が寝てる間に女をカーに乗せ様だなんてこれっぽっちも・・・」
「こぉの、スカポンタンッッ!」
下手な言い訳をする二人に起きるやいきなりビンタをかます女。
だが、その後ろに・・・
「どぉおおれ、お決まりの時間、生気を吸わせるだべぇーー!」
と、謎の悪霊が出没した。
声の元に、後ろを偶々振り向いた三人が驚くばかりでなく、手を取り合って震え上がっていた。
「ベラ、早速お出ましのようよ。」
「うん!」
ベラとルシオラは同時に頷くと、口上を始めた。
「美少女仮面ポワトリンが容認しようと、」
と、言いながら、2人は互いに腰を合わせて、謎の悪霊に向かって指を突きつけた。
「このあたしたち、ベラ!」
「そして、ルーシー=オーラには絶対に許せないっっ!!!」」
そう言いながら、多少の時間の間を取っての台詞の中、瞬時にルシオラとベラは互いに対称に
ベラは右足を先に、ルシオラは左足を先にしてススス・・・と離れる。
ここまで言い終わる時には、2人との間の幅が残り2メートルの辺りで止まり、また互いになるよう
手足を器用に動かし合わせて近寄っていく。
その刹那、ルシオラ、ベラの両手の人差し指へ霊力のこもった光の球が発生していた。
そして2人は再び近づき合うと、
「「はっ!」」
という言葉を前に同時に体を完全対称にし、指をくっつけあう。
これはまさに、フュージョンッ!
と同時、2人の体が包まされるように吸い上げていく。
2人は、霊力を併せて融合していったのだ!
「「美面相双女ベラルーシ=オーラっっ!只今、参上ッッッ!!!」」
例の3人は呆然としていた。
突然の行動の前に、2人の体が融合して美面相双女ベラルーシに変身しようなど、
創作者すらにも想像していなかったからだ。
『ふふふ、ではゆーくーぞ!
ベラルーシ=オーラとやらの生気を奪ってくれる・・・』
・・・しかし、謎の悪霊が喋れたのはそこまでだった。
言い終わる前に、ベラルーシの作り出した霊光の剣が悪霊のコアの部分に突き刺さっていたのだ。
『・・・ん、んな、ばかなぁーーーっ!』
こう断末魔をあげるなり、悪霊は叙霊されていくのだ!
そして、毎度の爆発があがり、髑髏雲が上がっていた・・・。
「「必殺、『超加速度怒剣樺』・・・・」」
こういい終わると、霊光の剣は消え、ベラとルシオラの元の2人の姿に戻った・・・!
この後、ヨコシマの写真を見せ、この人を知らないかとルシオラは尋ねたが・・・
「・・・し、知らないでマンネン!」
「・・・なーにこの人、お宅の旦那さん?」
ルシオラは照れていたが・・・
旦那がいることを知ると、慌てて3人は逃げていったという・・・。
ベラは、目的も忘れていたようで、呆れていた。
めげるなルシオラ、タダオを早く探し出すのだ!
今までの
コメント:
- 豚を煽てても木には登れないとおもいます。 (トンプ損)
- ↑まあそこはタイムボカン的お約束って事で。 (Iholi)
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