ザ・グレート・展開予測ショー

湯気の中 中篇


投稿者名:カディス
投稿日時:(01/10/11)

御風呂はいつでも入れるように沸いている。
最近、美神さんが「住む人間も増えたことだし、やっぱ御風呂は広い桧風呂じゃなきゃね」とかいってちょっとした銭湯並の大きさの桧風呂と、最新の24時間湯沸しシステム(スミマセンなんていうのか分かりませんBYカディス)に改装してくれたんです。いつもホント極楽極楽って言いながら私達は使っています。もっとも横島さんは立ち入り禁止ですが。

今日は美神さんは、お父様が帰国したとかで留守です。
久しぶりに(と言うかほとんどはじめて)家族そろって食事をするとか言ってました。
めんどくさいとかぼやいてましたけど、結構嬉しそうでした。今日は帰ってこないみたいです。

さて準備が出来たので三人そろってバスルームへ向かいます。
「いつも思うけどシロちゃんもタマモちゃんもホントきれいな御肌ね。いいなぁー」
いまをちょっと埃がついてるけどホント綺麗だ。
「オキヌちゃんだって結構綺麗じゃない。結構スタイル良いし」
「えーっ、でも美神さんには全然かなわないよ−」
あんな人近くにいると自分の体が貧弱に思えて仕方ない。
「そんなことないでござるよ。オキヌ殿の体には、拙者プリチーなボディーには見向きもしない先生もメロメロにござるよ」うーんそうかなー?

とりあえず2人ともお湯で体を流して埃を落としてから、シロちゃんには湯船の中で待ってもらって、まずは、タマモちゃんから。

「でオキヌちゃん、横島のことどう思ってるの?」
背中を流してあげてるとそんなコト言ってくる
「あっ!拙者もその辺のこと聞きたいでござる」
湯船の中からシロちゃんがそんなコト言ってくる
くもりかかった鏡に映るタマモちゃんの顔はちょっと子悪魔的だ。
シロちゃんの方はちょっと真剣

「ちょっ!ちょっと2人ともいきなりどうしたの?そっ、そんなことよりタマモちゃんはこれで終わりだから、今度はシロちゃんの番よ」タマモちゃんをシャワーで流してあげながらとりあえずごまかす。

「ごまかしても駄目にござるよ」すばやく湯舟から出ると仁王立ちになって真剣な顔でシロちゃんが言う。
「ちょっと、前くらい隠しなさいよ」湯船に足を入れながらタマモちゃんが言う。
たしかにいくら女同士でも、目の前で仁王立ちは感心しない。
「答えるでござるオキヌどの!!」
うーん一歩も引かない構えだ。

「いわなきゃだめ?」
「だめでござる」
うーん、しょうがない
タマモちゃんは、わくわくがおでこっちを見ている。
「私は……・・横島さんのこと・……」

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