ザ・グレート・展開予測ショー

A REBELLION AGAINST HEAVEN


投稿者名:ラクン
投稿日時:(01/10/ 9)

「ちーーーーっす!」
ジーンズを着た青年の声が事務所に響く。
「おはようございます横島さん」
事務所を掃除していた黒髪の少女、おキヌが横島に振り返って挨拶をする。
「あれっ、おキヌちゃんだけ?美神さんとシロタマは?」
横島が、いつもなら椅子にふんぞり返っている天上天下唯我独尊事務所長(言いすぎ・・・か?)
と最近仲が多少マシになってきた犬狐コンビを探す。
「ああ、シロちゃんとタマモちゃんは真友君とでジャブ―ランドに遊びに行ってます。
美神さんは・・・なぜか急にGS本部に呼び出されて・・・」
「今度は何をやらかしたんだあの人は・・・」
「さあ・・・」
考えられる理由のあまりの多さに苦笑するしかないおキヌ。冷や汗たらたらである。
「でも脱税とかだったら警察が来るはずだしなぁ・・・いったいなんだろ?」
「悪い事がバレちゃった・・・ていう雰囲気ではなかったんですけど・・・」
それでもおキヌが完全には悪事を犯している可能性を否定しないのが
美神の美神たる所以だろう。

「まあいいや、どうせ大した事じゃないだろうし」
「そ、そうですよね」
「はっ!」
突然横島の顔つきが険しくなる
「ど、どうしたんですか!?やっぱり心当たりがあるんですか!?」
やっぱりが気になるがひとまずそれは置いといて、
横島がおキヌの方にゆっくりと顔を向ける。
「今日・・・何日だっけ・・・?」
「?25日ですけど・・・・・・あっ!」
おキヌが横島の言わんとしている事を察知し、小さく叫ぶ。
「俺の給料・・・」
「あ、預かってません・・・」
ちなみに横島の全財産は1000円ちょい。
「のぉぉぉぉぉぉぉ!今日中に家賃納めんとあかんのにどうせーっちゅーーーんやーーー!」
唯一の望みのおキヌも3日前ブランド物のバッグを買ってしまっていていた。
「す、すいません横島さん!」
「うぐっ、カオスのおっさんの苦労がよくわかるぜ・・・食費だけじゃなく家賃にまで追われるとは・・・」
最後の希望を打ち砕かれ床に跪く。
「大変ですねー横島さんも」
「わかってくれるかおキヌちゃん・・・ってあれ、なんか声が・・・」
おキヌの声に違和感を感じ、顔を上げる。
「わ、私じゃないですよ今の」
おキヌは首を横に振った。
「じゃあ誰だ、今の声は?どっかで聞いた覚えがあるんだけど・・・ってどわぁっ!?」
いきなり横島の目の前の空間がゆがみ出したと思った瞬間、ゆがみから鞄が飛び出して
横島を突き飛ばした。
「お久しぶりねーーー横島さん、おキヌちゃん・・・ってあれ?横島さん?そんなところで何気絶してるんですか?」
あまりに突然の出来事にも驚いたが、それ以上におキヌはその来訪者の正体に驚いた。
「ヒャ・・・ヒャクメ様!?」




はい、GSメンバーの登場はもう少し後とか言っときながら速攻で出してしまいました。
すいません。
さて、早くもネタに詰まってしまいました。
大雑把な構造はできてるんですが、それに自分の腕と発想がついていきません。
しかも予想どおり行くと100話ぐらい行ってしまいそうな雰囲気です。
さてどうなることやら・・・。(人事じゃないですけど)

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