ザ・グレート・展開予測ショー

横島の大災難3最強の者


投稿者名:KUMAさん
投稿日時:(01/10/ 7)

大災難!!真の強者!!

「ヘル・アンド・ヘブン!!!」
某有名アニメの超必殺技が大樹の手によって忠夫に繰り出される。

「ちい一!まさか親父があのアニメを見ていようとは!?」
「だが、俺とて伊達にファンじゃないんじゃー!!」
「ギムギルガン・ゴーグ砲!うおおおー!!ヘル・アンド・ヘブン!!!」
忠夫も大樹と同じポーズを取り、超エネルギーを放出する右拳と左拳を前方に組む。
「うおおおおおーー!!!」
忠夫の叫び声が響き渡る。

こちらも凄まじいエネルギーを拳から放出している。
ズゴゴゴゴゴゴーー!!!ガガガガガガーン!!!!
二人がすべるように激突した。両雄の拳がぶつかりあい巨大な光の玉となる。
そのショックで地響きが起こり、エネルギーが竜巻となって両雄を覆う。
「うおおおおおおおーーーー!!!」
「わああああああああーーー!!!!!」
そして二人の絶叫が響き渡る。
BGMも最高潮だ。

「うわあああっ!!二人とも凄い凄い!カッコいいですね。この攻撃法を真似する神様ぞろぞろ出て来ますよ」
他人事の様に感心している小竜姫。
《いやっ確かに彼女らにとって他人事だが》by作者
「地上に大きな霊反応があったのねー。で、来てみれば、こんな派手な戦い神界でも最近見た事がないですねー!」
ヒャクメが興奮しながら言う。

「駄目だわ。この二人、完全に面白がってる」
大樹と忠夫の親子対決を面白がってみている二人を見てため息をつく美神であった。
「横島さんもお父様も本当に人間なんですか?神様が間違えて人間の姿でお生まれになったとか?」
あっけに取られて激突している二人を見ているおキヌちゃん。
《もしそうだとしても、間違っても神様じゃないだろうね》by作者
「ホントでござる!生霊にこんな霊力があるなんて信じられないでござる」
シロもおキヌちゃんの言葉に相槌を打つ。

その時、オカルトGメンの装甲車で美智恵隊長も駆けつけてきた。
「こりゃ凄いわね!あの二人ほんとに人間?」
凄まじいエネルギーを出しながらヘル・アンド・ヘブン同士の膠着状態の二人を見て美智恵隊長も呆れている。
「ママ、対横島大樹用の最終兵器はまだ届かないの。あの二人を早く止めないと町が壊滅するわ!」
美神が美智恵ママに駆け寄る。
「もうすぐ到着する予定よ・・・・」
バラバラバラバラバラ・・・・
「来たわね」
上空にオカルトGメンのヘリコプターが到着した。ある人物を乗せて。

その人物は美智恵隊長からハンドマイクを受け取ると、
「こらー!!あなたー!ただおー!あんたたちー!いい加減に遊ぶのを止めなさい!!!ご近所迷惑よー!!」
まさに鶴の一声であった。

大樹と忠夫のヘル&ヘブンの激突による凄まじいエネルギーの放出がピタリと止まる。
激突したポーズのまま大樹と忠夫は首だけを声のする方に向ける。
二人の顔は蒼ざめて引きつっていた。
「ゆ、百合子さん・・・」
「お、おふくろ・・・・・」
口を揃える横島家男性陣。

「あなたーっ!何をこんな所で油を売ってるんです?早く自分の身体に戻りなさい!もう3日も仕事をサボってるんですよ。未処理の書類が山積みになってるわよ!!」
「わ、わ、わかりましたー!百合子さん、今すぐ戻りまーす」
大樹の生霊がすーっと消える。
「わははは!忠夫、面白かったな。またチャンスがあったらやろうぜ!」
消えていく大樹の声を忠夫は聞いていた。
「親父・・・・・」

「さあ、忠夫も身体に戻りなさい。まったく、あの宿六の相手をまともにするんじゃありません」
ため息をつきながら忠夫の生霊に命令する百合子さんだった。

こうして、横島忠夫にとっての大災難、大樹の生霊は帰っていった。

余談だが、大樹はナルニア共和国に帰った百合子さんにお仕置きフルコースのペナルティを受けたという。

そして、横島の方も美神のお風呂を覗いた罰を受けていた。
「さぁ、好きなだけ裸を見なさい」
美神は笑いながら横島に命令する。
横島は椅子に縛り付けられ、陸上自衛隊、薔薇の兄貴の会のスーパーマッチョ大会を最前列で見せられていたのである。

《お母さんは最強という話でした》by作者

追伸 この後ヘル&ヘブンを必殺技に使う神様が続出したそうです。



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