ザ・グレート・展開予測ショー

過去と現在〜トリップ&GO&DO〜8


投稿者名:たーくん
投稿日時:(01/10/ 6)

「ここにヒューナの雫を入れる」羽瑛南(はてるな)は調合を慎重に行う。
「大丈夫ですか?」小竜姫は横島の元に来る。
「平気っすよ、シャンもヒーリングしてくれたし」横島はおキヌの方を見る。
「羽瑛南さんはどうですか?」今度はおキヌが聞く。
「平気みたいよ、もうすぐ調合が終わるって言ってたし」
「出来たぞっ!栄刀珠(えとた)君来たまえ!」横島たちは羽瑛南のところに集まる。
「これが・・・・」
「時空修復液なのね・・・」思えばこれを手に入れる為に聖書級崩壊中の神界にきたのだ
「なんかめっちゃ疲れたなー」横島は床に腰をつく。そういえばこれを作りにきた理由はくだらない・・・と言ったら女三人(ロボに神様だが)にぼこられるが・・・そんな理由だった。
「ほら、こぼさないようにね」羽瑛南は横島に液体を渡す。
「ところでコレ何に使うの?」小竜姫は尋ねる。
「それは・・・・」横島がアタフタしていた瞬間羽瑛南は横島の文珠を一つもぎ取って小竜姫に投げつけた。
「きゃっ!?」小竜姫は短い声を上げて沈黙する。
「何するの羽瑛南!?」ヒャクメは羽瑛南に掴みかかる。だが・・・
「がっはあ・・・・」羽瑛南は吐血をした、同時に彼の腹に大きなシミが見える。
「羽瑛南さん!」おキヌはヒーリングをするが良くなる気配はない・・・
「良いんだよ・・・・こうなると分かっていた・・・」彼の声に抑制は無い。
「そんな・・・治療は確かに・・・」
「良いんだよ横島君・・・ヒャクメ嘘は良くない・・・」横島は驚く、ヒャクメは黙る。
「何で俺の名前を・・・」
「ヒャクメに心を読む才能を発見したのは僕だった、だから僕もほんの少し心が読める。
最初に来た時に一目で人間と分かった、だがワケありの二人を追い払うのは出来ない。
ヒャクメ、何年先から?」
「人間年の2005年よ・・・・」
「もちろん僕は死んでるな・・・小竜姫は?」
「彼女は妙神山で管理人をしてるわ・・・・・あなたの思ったとうりね・・・」
「覚えていたのか・・・彼女を頼むで・・・・彼女は戦うほうが向いてる」
「まかせなさい、あなたはどうするの?」
「俺は死んだら魂になってぶらつくよ、そのうち霊能力者の体でももらうよ。横島君、髪の毛くれないか?」
「・・・・・別にいいですけど」横島は髪の毛を抜いて羽瑛南に渡す。
「さてと、僕はもう行くよ死に目を彼女に見せたくないし・・・君達も急いだほうが良い
彼女が間もなく目を覚ます」
「羽瑛南・・・・横島君先に行って・・・」ヒャクメは横島達を先に行かせる。
「あなたはこの戦いが終わったらすぐ私の所にきて・・・用意しておくから」
「すまない・・・私はまだやる事があるからね・・横島君か、未来の私に会ったんだね」
「神宮、そんな名前だったわ。さよなら羽瑛南、私が会った男で一番馬鹿な男」
ヒャクメは羽瑛南に軽くキスをする。
「小竜姫に殺されるからもう行くわ・・・・」ヒャクメは部屋を出る、涙を押さえて。
「私には記憶が無いだろうな・・・・さよならだ小竜姫、良い男を見つけてくれ」
羽瑛南は小竜姫に別れのキスをして立つ。
「滅びの呪文よ我が命を滅ぼす契約をしよう、だが私の魂にこの世に残る罪を許せ・・・
さよならだ・・・・バニッシュ!!!」羽瑛南の体は炎に包まれ・・消えた。
羽瑛南死亡・・・・・・・
「!!私何を、羽瑛南!ヒャクメ!どこ行ったの・・・」
・・・・・・ヒャクメ一行・・・・・・
「あの後小竜姫様はどうするんですか?」横島は聞く。
「羽瑛南が手紙を残していたって聞いたわ・・・・自分は末期の病気だからって」
「病気だったんですか?」おキヌが尋ねる。
「そうよ、遅かれ速かれ後200年程度の命だったのよ」
「髪はどうして・・・」
「小竜姫は彼がそうやって分かれたのを自分が弱いからだって言ってた、私が会ったときには短かったわ、私の弱いところを切り捨てたって。それからあの子は妙神山に行ったの
羽瑛南の言うとうり立派な戦士になったの・・・あの子の使ってる神剣は羽瑛南の使っていた物なのね」
「小竜姫様にそんな過去がねー・・・」
「小竜姫はそれだからはっきりしない性格なのよ・・・・・」
「もう着きますよ・・・・でも過去は過去ですし・・・」
「そうね・・・」
東京に着いた一行は時空修復液をまいて帰ることにした。



「そういえば何で髪の毛を・・・・・」いつまでも考えてる横島がいたそうな。

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