ザ・グレート・展開予測ショー

過去と現在〜トリップ&GO&DO〜3


投稿者名:たーくん
投稿日時:(01/10/ 1)

そこは大きな建物ではあったが綺麗であり清潔感あふれるとかそういう表現は似つかわしくない場所だった。
『中立地区病院』と書かれた建物に羽瑛南という人物はいるらしい。
「こちらです、ついて来て下さい」小竜姫についてく横島たち、中は外よりすさまじい光景だった。何人ものいや何十もの戦争負傷者がそこにはいた。
「うへええ、何じゃこりゃ!すげー人数のけが人だ」
「記録によると聖書級崩壊での負傷者数は4万7千人程、死亡者は368万人と言われているのよね(日清戦争の約216倍)」
「そんなに!それじゃあ羽瑛南って人はここに病人としているんすか?」
「違うわ、羽瑛南はここの医師委員長をやってるの・・・ほらきたみたいよ」
ヒャクメが言う方向には小竜姫と歩いてくる男がいた。背は横島より5〜6cm高い程度年はまだ17だろうか?若く感じさせる、横島は彼を見たときに瞬時に行動を起こした!
「ちくしょおおお!なんだかとってもちくしょおおだ!!」ワラ人形をメッタ刺しにする
「ぐおおお!体が痛い!はうっ!うぎゃ!のへええ!」
「何やってるんですか、横島さん!」
「はっ!しまったいつもの癖が・・」
「あなたって人は(怒)羽瑛南君大丈夫?」
「あー何とか(ピヨピヨ)ところで僕に何のようだい?」ピヨってしまった羽瑛南。
「実は貴方に時空修復液を作って欲しいのね。お願いできるかしら?」
「・・・・・別に構わないんだが・・・材料が無いしそれに・・・」羽瑛南は患者の方を見る。
「彼らを放っておくわけにはいかない」
「それなら大丈夫!横じゃない栄刀珠君文珠は出せる?」
「今作るのを合わせれば五個くらいありますよ」横島は手に霊気を送る。
「!彼は文珠使いなのかヒャクメ!」羽瑛南は飛び出して聞きに来る。
「そうよ、そっちの子は死霊と魔物を操れるハイ・ネクロマンサーよ」
「すごいな!ところで栄刀珠君は何個くらい文珠を使えるんだ?」
「そうだな今は三個くらい何とかなるかな?」
「そうだ!横島さん・・ゴニョゴニョ・・・」
「そうだな。文珠!!」横島は文珠に念を送る。
「それ!」横島が建物に文珠を当てた瞬間、建物はボッチイのが新品のごとく建て直った
「こっこれは!?」
「栄刀珠さんの文珠で建物を修理したんですよ」おキヌの説明が入る。
「そんでさらにっと」横島は残りの文珠を空中に投げる。文珠が空中で壊れ粉のような物が降り注ぐ。文珠の文字は『超』『治』『癒』の三文字だった。
「すごーーい!みんな傷がいえていくわ!すごいのね栄刀珠さんって」
「いやーそれほどでも・・・」
「羽瑛南君、これで薬を作ってもらえるかしら?」
「もちろんだ、ヒャクメ恩にきるよ。だが材料は採りにいくしかないぞ」
「それなら早くいきましょうよ。じゃないと美神さんが・・・・」
「どんな理由があるかは知らないが女の子を連れて行けるような場所じゃないんだ。僕と栄刀珠君で行って来よう」
「おっ俺もっすか!?」横島は驚く。
「大丈夫だよ。私が一緒だし君は文珠使いだから」
「でも羽瑛南さん、もうこんな時間ですし栄刀珠さんも文珠が切れてしまっていますよ」
「んー小竜姫の言うとうりだな。それじゃあ明日出発しよう。ちなみにこの病院でヒーリングを手伝ってくれないか?小竜姫もシャンさんも?」
「別に構いませんよ」おキヌたちはそこで分かれた。
「ヒャクメーあの先生って強いの?」横島がヒャクメに尋ねる。
「そうね、どうなのかしら?」
「どうって、俺、明日あの人と材料採りにいかなあかんのやぞ!それで明日死んだらどうしてくれるんじゃあ(血涙)」
「そんな血の涙を出さなくても・・・・そういえば昔先生はどこかの前線で発見されたらしいんだけど・・・・あの天然平和ボケがねーー」
「横島さん大丈夫ですか!」すでに横島は霊体が分離しようとしている。
・・・・・・羽瑛南と小竜姫・・・・・
「羽瑛南さん・・・実は・・・」
「小竜姫、その話はもうすんだはずだ。無理なものは無理なんだ!分かってくれ・・・私の事が回りにばれたら君は・・・・」
「でも、私・・・・・」小竜姫は目頭を抑えて部屋から出る。
「許してくれ・・・小竜姫・・・」
「明日は長くなりそうだ・・・・無事に終われば良いんだが・・・・なぜ時空修復液が」
・・・・・・横島たちの部屋・・・・・・
「・・・・・あの看護婦さんこれは?」横島が看護婦に問う。
「小竜姫ちゃんが二人は恋人だって言ってたから気を利かせたのね・・・ちなみにアレはこの引き出しの中に入ってるから・・・・ちなみにもう一つ言っとくとこの部屋防音素材でできてるから」看護婦はそれだけ言って部屋を出る。
「・・・・・おキヌちゃんどうしよ・・・・」
「・・・・・どうしようって・・・・・」ベッドが一つしかない空間で二人は考える。

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