ザ・グレート・展開予測ショー

かけおち その14


投稿者名:いたけし
投稿日時:(01/ 9/30)

「う〜ん、愛子の髪ってせっけんのいい香がする」
「鼻にティシュ詰め込んで匂いがわかるわけないでしょ」
そんなことを言ってる間にも横島くんの後ろの方からは霊波の球のようなものがこっちに飛んでくる
しかしあたらない、横島くんは霊波の球をうまくかわしている
どうやら私ではなく横島くんを狙ったのが私のところに飛んできたようね
でも、横島くんはなにに酔っているのか足元がふらふらしている
それでも霊波の球を避けているのは横島くんの実力かそれともただの悪運か・・・
あっ、当たったどうやら悪運が強かっただけのようね

いっいたい、なにかが俺の側頭部にあたった
う〜、目の前が真っ暗なにも見えない
あっ目を開けてなかった
すこしずつ目をあけていく
だれかが俺の目の前に立っているのがわかった
そこに立っていたのは
「大丈夫かい、横島くん」
「すっ末吉さん?」
さっき銭湯で別れたはずの末吉さんが立っていた
いまさらながら霊波の球が飛んできているのに気付く
「どうやら敵は横島くんを狙っているようだ、横島くん早くここから逃げなさい、ここはわしにまかせて逃げなさい」
「大丈夫ですか」
「わしは引退したけどゴーストスイパーだよ、そこの電柱に隠れている娘さん、わしがおとりなっている間に横島くんと逃げなさい、わかったね」
「はっはい」

「よし、今の内に逃げなさい」
末吉さんが神通根をとりだし道の真ん中に立つ
そのあいだにふたりは横島のアパートに向かって走っていった
「ねえ、横島くんあんなことされる、心当たりはある?」
「いや、たぶんあいつだと思う」

末吉さんは神通根で飛んでくる霊波の球をすべて打ち返していた
霊波を放っていた者は相手の実力を知り接近してきた
「なかなか、やるなじ〜さん」
そう言ってきたのは黒い帽子に黒いコートを着た男だった
「ふん、本気を出さんかい、本気を」
「そこまで言うのなら本気を出してやるぜ」
黒いコートを着た男はコートを脱ぎ捨て精神を集中した
「うお〜〜〜〜〜」
「こっ、これは魔装術」
「勝負は、一瞬で決まるぜ、じ〜さん」
「そのようだな」
「うお〜〜〜〜」
向かってくる魔装術の男、迎え打つ末吉さん
シュン
勝負はその一撃で決まった
あとにその場に残ったのは怪我をしながら倒れている男の姿だけだった




=====
やってしまった、実はこの話10行程度で終わる話だったのですが末吉さんが人気のため書いてしまいました
末吉さんの外伝とおもって『かけおち』と切り放して読んでけっこうです
復活したばかりなので変です
戦闘下手です、ごめんなさい 

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