ザ・グレート・展開予測ショー

ドクターカオスの珍発明25


投稿者名:KUMAさん
投稿日時:(01/ 9/24)

「ぐわはははっカオス死ねぇーー!!」
アモンは大声で叫ぶとカオスと美神に霊波砲を放つ。
「わしを殺すのは一番最後のはずじゃろうが―!」
「きゃあああー!アモンの大嘘つき―!!」
ズバババ――!!

その瞬間、カオスと美神の盾になるように飛び込んできた影があった。
さっきまで気絶していたはずの横島である。
ドバン、ドバン、ドカーン!!

「うおおーっ!そりゃっ!ほいっ!はい!なんと―ッ!」
横島は両手に発生させたサイキックソーサーで器用に霊波弾を次々に受け止めた。
「ふいー!美神さん!カオスのおっさん!大丈夫すっか?」
何故か横島の煩悩パワーは120パーセント全快状態であった。

「おおお!ボウズ、気が付いたのか!助かったぞ!」
安堵して横島に礼をいうカオス
「横島ーっ!今まで何していた。さっさと雇い主を助けにこんかー!」
横島の顔面に美神の右ストレートが炸裂する。
もんどりうって倒れる横島。
しかし次の瞬間、「何するんですかー!あんたというひとはー!」
横島は、すぐに復活して美神に抗議する。
《みっ美神さん、言ってる事もやってる事も無茶苦茶でしょ。横島クン放り出して来たの貴方ですよ!》by作者

《うっさいわね―!良くお聞き!横島はうちの従業員で、うちの丁稚で、うちの荷物持ちで、私の奴隷なのよ!
ついでに私のパートナーなんだから、私が危なくなったら助けに来るのが当然!!なんだからねー!
さらについでに私専用のストレス解消用のサンドバックよ!文句ある!!!》by美神令子
《ああああ・・・ 》by作者

「ボウズ、お前大変な女をご主人様(パートナー)にしてしまったのう!」
美神の尻に敷かれる横島に、同情と哀れみを禁じえないカオスであった。

ちなみに横島を助けようとしていた皇四姉妹だが、全員長襦袢姿で胸と太腿が微妙にはみ出して見えている状態で気絶していた。
《しかも、彼女たちは長襦袢の下に下着を着けてなかったりする!それが横島の煩悩パワー120パーセントの正体だったりするのだ。
(横島の名誉の為にいうと彼は彼女らを襲ってません!見えただけです。彼はまだ○貞です。)彼は一体何を見たのか?》by作者

「ふむっ観音様かのう、あるいは故郷(ふるさと)、あるいは・・・」
「いい加減に下品なギャグは止めなさーい!」
ドッカーン!!
「ひかりになれー!!!」
いつのまにか来ていた美智恵隊長が、巨大なゴルディオン・ハンマーでカオスの頭をぶん殴っていた。
「次は容赦なくヘル&ヘブンをお見舞いするわよ」
両拳を握り締める美智恵隊長であった。

この美神親娘、横島、ドクターカオスの壮絶などつき漫才を、この場にいる全員がただ呆然として見守っていた。

「おっおっお前らー本当にいい加減にせんかーい!!」
あまりにもくだらなく、壮絶などつき漫才に茫然自失となっていたアモンが我に返る。

「こら―!作者。大体だな!お前がおかしな状況説明を入れるから、話がこんがらかるんじゃ―!」
《え!そうなんですか?私は状況を普通に説明しただけですよ。》by作者
「うるさい!もう二度と出てくるな―!」
《は―い!》by作者

話が脱線しすぎました。すいません。元に戻します。

「ボウズ、この刀を使え!」
カオスは横島に持っていた刀を渡す。
「なんだ、この刀は日本刀か?」
横島は刀を見ながらカオスに聞く。
「半分当たりで半分外れじゃ、この刀はわしが日本刀を模して作ったんじゃ」
自慢げにカオスは横島に説明する。
「ボウズ、この刀に霊波刀の要領で思いっきり霊力を流し込むんじゃ!」
「こうか?」
横島は刀を正眼に構えると霊力を流し込んだ。
刀の刀身がまるでフラッシュのように一瞬だが大きく輝いた。そして閃光はすぐに消えた。
「やった!成功じゃ」
その時、アモンの槍が横島に突っ込んでくる。
横島は突っ込んでくる槍を刀でなぎ払った。
ズン!!ブウオオー!!
アモンの槍が刀に切られた瞬間、爆発的に燃え上がり消滅した。

「すっすげえ!」
横島が驚いて刀を見る。

「なっ何よ!あの刀は?凄いじゃない!」
「わはははは!わしの作り上げた人工神剣じゃ。名は霊皇剣という。」
カオスは偉そうに踏ん反り返って言う。

「あの剣はわしの人工霊研究、人工生命研究の副産物じゃよ」
さらにカオスは続ける。

「要は神通棍の超強力な物じゃな。霊皇剣に使われている鉄は特殊な鋼でな。霊力コンデンサーと霊力トランスの役目を併せ持っているのじゃ」
「柄から流れ込んできた霊力を霊力コンデンサーに貯め込んで、刀身に物が当たった瞬間、霊力トランスが貯まった霊力を増幅して放出するわけじゃ」
「ボウズみたいな霊波刀使いには最適な武器といえるじゃろうな!わはははは―!!」
偉そうに踏ん反り返っているが、さっきまでこの霊皇剣をまったく使えなかったカオスであった。

先程から体中から槍を出して横島を攻撃しているアモン。
「あちゃ!ほあ!なんとー!それい!」
その攻撃を横島は例のごとく奇声を発しながら器用にかわして、さらに霊皇剣でなぎ払う。
アモンの槍は霊皇剣の強力な霊破壊力の前に消滅していく。

「ぐぐぐっくそーっワシは!ワシは!復讐を果たすまでは―!!!」
大声で叫ぶアモンだった。



―つづく―

《かなりいい加減な知識ですが、間違っていたらゴメンナサイ》by作者
ふーっ ひとやすみ、ひとやすみ

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