ザ・グレート・展開予測ショー

彼女の名は?2その1


投稿者名:KUMAさん
投稿日時:(01/ 9/23)

「へーっキレイじゃない横島クン。こりゃー驚いたわねぇー!」
「ホントですね。とっても綺麗です。横島さん。私、嫉妬ちゃいそうですよ」
「う―ッ!ホントに先生でござるか!信じられないでござる!でもこの匂いは間違いなく先生の匂いでござる」
その女性を見て、美神、おキヌちゃん、シロが信じられないという言葉を連発した。

腰まで伸びた漆黒の髪の毛。鼻筋の通った彫りの深い顔、切れ長の潤んだ目
そして、体にぴったりフィットした真紅のチャイナドレスがその長身の女性のグラマラスで完璧なプロポーションのボディを引き立たせている。
そして、チャイナドレスの横の腰近くまであるスリットから見える白い太腿がたまらなくセクシーである。
誰が見ても超一級品の美女がそこにいた。
その美女こそ、文珠で女性に変身(もし、女に生まれていたらこうなる)している横島だった。

横島は朝出勤して来た途端、美神に文珠で女性に変身しろと命令された。
さらに美神とおキヌちゃんに化粧を施され、チャイナドレスに着替えさせられたのである。

「美神さん、今回の仕事、本当にこんな格好してやらなきゃいけないんすか?」
声帯も女性化しており声も甲高くなっている。
《イメージとしては、井上喜久子か?皆さんもイメージしてみてください》by作者

「ええ、これは大口クライアントから是非あんたにこの姿でと、たっての要望なのよ。横島クン」
美神が横島に笑顔で答える。
《え!それはまさか、あの皇四姉妹が今回の依頼主って事か?》
嫌な予感がビシバシする横島であった。
「あのーっそのクライアントというのはもしかして?」
「そうよ、あの皇四姉妹よ」
はっきりと横島にいう美神。
「やっぱり!美神さんなんで断ってくれなかったんすか。俺、あいつらと関わるの嫌ですよ!」
きっぱりと美神に断る横島。

「ダメよ!もう前金貰っちゃったし、それに仕事自体は皇四姉妹と組んでやる仕事じゃないそうよ」
嫌がり、渋る横島を説得する美神。
《私だって、皇四姉妹が横島クンを誘惑する目的で仕事を依頼してきたんなら断っているわよ!でも今回の仕事の真の目的があれなら、絶対面白いもの!》
何やらあまり良からぬ事を考えている美神であった。

「ねっ!頼むわ横島クン。今回の仕事が上手く行ったら特別にボーナスを十万円、いえ二十万円出してあげるから。」
「!!!いやじゃー!!俺はまだ死にたくないー!やりたい事が一杯あるんじゃ―!戦場になんか行きたくなーい!!」
守銭奴の美神がボーナスを出すと聞いて、大声で泣き喚く横島。
《女横島は泣いた顔も魅力的である。ホントこいつは生まれを間違えてるよ》by作者

「美神さん!横島さんをどうするつもりですか、本当にアフガニスタンに行かせるつもりですか!?いくらなんでも横島さんがかわいそうです!」
おキヌちゃんも慌てて美神に聞く。」

「なに馬鹿な事いってんのよ!おキヌちゃんまで、私をなんだと思ってんの!」
「オーガ・オブ・オーグス!」×2
《解説しよう!オーガ・オブ・オーグスとは、鬼の中の鬼、最強の鬼という意味である!ちなみに、この称号は後に美智恵ママが冠する事になるのだが》by作者
《さらに、横島の母親である百合恵さんはLED(常に先を行く者、つまりは最強)・オーガといわれている》by作者
横島とおキヌちゃんが声を揃える!

「なーんですってー!」
怒り出す美神。逃げ出す横島とおキヌちゃんであった。

「????・・・」
話について行けなくて、その様子を不思議そうに見ているシロ。

「ホント馬鹿ばっか」
タマモがポツリと呟いた。



―つづく―

久しぶりの彼女の名は?の新作です。覚えている方いらっしゃいます?

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