ザ・グレート・展開予測ショー

ドクターカオスの珍発明24


投稿者名:KUMAさん
投稿日時:(01/ 9/23)

大座敷でマリアと戦ってるアモン。
その真っ最中と思ってくだせい。

その戦いの最中、皇四姉妹はまだ気を失っている横島を助けるべく活躍(?)していた。
「なんとしても横島様を安全な所までお連れするのよ!」
「おおー!!」
皇四姉妹が一致団結して横島を避難させようとしていた。
ちなみに、おキヌちゃんたちは、美智恵隊長の命令で芸者さんとともに非難していた。

横島の指がわずかに動く。

マリアが敗れ、雪の丞、ピート、タイガー(彼は後方支援)美神令子らによるアモンへの総攻撃が始まった。

《うーむ、500年前はちゃんと霊力が伝わったんじゃがのう》
カオスは持っている刀が自分の霊力で発動しない事に焦りを感じていた。
「500年前のわしなら、問題なく使えたんじゃが・・・」
刀を構えながら呟くドクターカオス。

令子の神通鞭、精霊石による攻撃を素早く回避するアモン。
「これでも食らいやがれー!」
霊気の鎧に身を固めた雪の丞が、隙を見せたアモンに向かって霊波砲をフルパワーで連射する。
ズババババー!!
アモンの体が雪の丞の霊波弾を浴びて爆発する。
だが、爆発とともにアモンの体内の溶解液が撒き散らされる。
シュオオオーー!
大座敷のあちこちに溶解液が付着し、畳や壁、柱が煙を上げて溶ける。

「雪の丞!むやみに攻撃したら危ないじゃない!」
飛び散るアモンの溶解液をよけながら美神令子が雪の丞に怒鳴る。

「ちくしょう!このバケモノめ!俺の霊波砲がきかねえのか!」
雪の丞の霊波弾を受けた個所が瞬時に再生していくアモンの体であった。
すぐに完全に元通りになるアモンを見据える雪の丞。

「なんて再生能力なの!まさにバケモノだわ!」
モニターを見ながら美智恵隊長が感嘆の声を上げる!
「私も大座敷に行こう!」
「お願いします!唐巣神父!」
唐巣神父が指令所を飛び出して行く。

「まさか、ここまでの戦闘能力を持っているとは!」
カオスから聞いたアモンの能力しか知らなかった美智恵隊長の額にあぶら汗が滲む。

「雪の丞とやら、今何かしたか?ふははは!教えてやろう!霊波砲とはこういうものをいうのだ!」
アモンが雪の丞に左腕を向ける。
ズバババッ!!!
雪の丞の霊波砲を明かに上回る威力の霊波弾が雪の丞に発射される。
グッオオオーーン!!!
「うおおおおー!!」
アモンの霊波砲の霊波弾をまともに浴びて吹っ飛ぶ雪の丞。

「雪の丞ー!」
「雪の丞さーん!」
ピートとタイガーが吹っ飛んだ雪の丞に駆け寄る。
雪の丞は霊気の鎧のおかげで怪我だけですんだようだ。
アモンが倒れた雪の丞に霊波砲の追い撃ちをかける。
ドババババー!!
間一髪、タイガーが雪の丞を担ぎ上げ逃げる。
「ダンピール・フラッシュ!!」
ピートがアモンの頭部にダンピールフラッシュを撃ち放つ。
ズオーン!!!
アモンの頭部が吹っ飛ぶが、これもすぐに再生する。
「くそぉ!頭も再生するのか!」
ピートの端整な顔が焦りで歪む。

「わーはははは!!無駄じゃ!無駄じゃ!お前たちの攻撃など蚊が刺したほどにも感じないわ!このカオスが造ったバケモノの体は不死身なんじゃ!!」
大声で笑いながら叫ぶアモン。

「なんてバケモノなのアモンの奴、これじゃ横島の体なんかなにも必要なかったんじゃないの!」
令子がカオスに叫ぶ。
「まったくその通りじゃな!」
カオスが令子の言葉に頷く。
「カオスーあんた!肯定してどうすんのよー!あんたが造ったんでしょうが!あいつになんか弱点ないのー!責任とれーー!!!」
令子がカオスの呑気な言葉に怒り、完全にぶち切れる。

「もはや遊びはここまでじゃ!カオスお前から死んでもらうぞ!!」
自分の力に酔い暴走するアモン。
そしてカオスに両腕を向け霊波弾を発射するアモン。

「カオス!、美神さん!」
全員が叫ぶ!

「なに―?わしは一番最後のはずじゃぞー!」
「キャー!カオスとアモンのウソつき―!!」
《美神令子はやばいと感じた時、カオスを一番最後に殺すというアモンの言葉を信じて、カオスの側にいたのである》by作者
ズドドドドドドーン!!!

霊波弾の爆炎に包まれるドクターカオスと美神令子であった。



―つづく―

《前回、アモンは手を槍に変化させてカオス攻撃しましたが、カオスに大怪我をさせて動けないようにするのが目的でした。
あああ・・・なんて、苦しい言い訳を》by作者

《今回もギャグがなかった。前回よりもなかった。今の私からギャグを取ったら何も残らないのに。
よし、次回こそは!》by作者

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