犬飼ポチの復讐(17)
投稿者名:G-A-JUN
投稿日時:(01/ 9/22)
・・・また戦闘から自分自身が逃亡してしまいました。
とりあえず今回は美神・おキヌ側の様子をやってみようと思いました。
もしよろしければ読んでみてください。
犬飼ポチの復讐(17)
横島たちと天狗が戦い始めていた頃、人狼たちの治療をしていたおキヌが人狼たちの様子に違和感を感じ始めた。
「あの〜美神さん・・・」
美神は何か考え事をしていた様子だったがおキヌが何か言いたそうだったためおキヌの方を振り向いた。
「ん?ああ何?おキヌちゃん。」
「どうしたんですか?美神さん」
「ちょっと考え事をしててね。それより何なの?」
「はい。ええっと・・・」
おキヌは自分が感じ始めた人狼たちの様態を話し始めた。
「あくまでも私が思ったことなんですけど・・・なんか人狼さんたちにヒーリングがあまり効いていないような気がするんです。」
「え!?どういうこと?おキヌちゃん。」
美神はおキヌが言っている意味はわかったが理解ができなかった。
「刀傷は人狼特有の高い回復力と私のヒーリングで徐々にですが治ってきていると思うんです。」
「じゃあ回復してるんじゃないの?」
美神は不思議そうに聞いた。
「ここにいる人狼さんたち全員の熱が以上に高いんです。」
「熱?・・・まぁ多分傷のせいで多少は上がっているとは思うけど。」
「その高熱にヒーリングが効いていない気がするんです。・・・」
この言葉に美神は驚いた。
「そ、それってまさか前にシロがなったことがある病気なんじゃないの!?」
「私もそう思っていたんです。」
おキヌは今の状況ではこう言うしかできなかった。
「・・・!!ただ変ね。」
美神はこの状況下で自分が何か対策を考えなければならないと冷静になってみると1つの疑問が浮かび上がった。」
「1度にこんな大人数が大病にかかると思う?伝染するならまだしも。」
「そう言えば!いくら何でもおかしいですよ!」
おキヌがハッとした時、美神は人狼をもう一度よく調べていた。
「この傷どう思う?おキヌちゃん。」
美神は自分が見つけた一ヶ所の傷をおキヌに見せた。
「・・・なんか虫に刺されたような感じのものだと思うんですけど。」
おキヌが言うように美神が見せた傷はちょうどそんな感じのものだった。
「一通り見てみたけど全員が刺されているようなのよ。」
「じゃあこれが原因なんですね。」
おキヌは確信したように美神に訪ねた。
「はっきりとは言えないわ。でもこの様子からすると天狗を連れて来いって言っておいて正解だったわね。」
「そうですね。きっと横島さんたちが連れて来てくれますよ。」
美神は今のおキヌの様子に本当は無理をしているのではないかと思った。自分ですら不安があるため別の事を考えて気を紛らわそうとしているのにおキヌはそれを正面から受けているように思えた。
「でもおキヌちゃん本当は不安なんでしょ?あまり無理しなくてもいいのよ。」
「いいえ。無理なんかしてませんよ。私も少し不安ですけど横島さんを信じてますから。」
美神はこの娘は本当に強い。そう思った。
「確かにあのバカならなんとかしそうね。自分の弟子のためだし。」
2人の不安はどんどんと消えていった。
「ところで美神さん。・・・」
おキヌは何か美神に聞きたげな表情をした。
「ん?どうしたの?おキヌちゃん。」
「さっきに何を考えていたんですか?えっと・・・私が最初に美神さんに話しかけた時・・・」
おキヌが聞きたいと思っていたことは美神が自分の気を紛らわそうと考えていたことだった。
「ああ!それね。どーせ横島クンのことだから絶対文珠を使うでしょ。一応はシロのためだしなぐったりするのはかわいそうでしょ?だから何か結果的には横島クンのためにもなるような罰でも考えようーかなーってね。まあ何個かは浮かんできたけど、どれがいいかなぁ?無理矢理逃げられそうなのもあるし・・・」
「・・・ハ、ハハハハ・・・」
おキヌは笑うしかできなかった。
おキヌは強い心を持っているがさすがに日常レベルとなるとそうはいかなかった。
「とりあえずまた人狼たちにヒーリングかけてくれる?そろそろ意識を取り戻せると思うから。」
「はい!」
おキヌは人狼たちにヒーリングをかけながらそして美神も天狗と戦いに行った3人を信じて待つことにした。
3人の中で横島のことを2人は特に心配していた。
無論他の2人も心配していたが横島の性格からして他の2人が無理をする前に確実に横島が自分1人でなんとかしようとする。
そう考えると、どうしても彼に対する不安があったが、2人は彼を信じると言う事でその不安を抑える事ができた。
この2人の3人に対する気持ちが不安から期待に変わった時、横島たちと天狗の最終決戦
が始まるとしていた。
___(18)に続く___
・・・次回(いつだろう?)こそは戦闘をやります。
とりあえずなんとか構想をまとめよう。(と、言うより浮かべよう ???)
今までの
コメント:
- 今回は遅れずにコメント返しをします。 (G-A-JUN)
- ダテ・ザ・キラーさん
いつもありがとうございます。
ダテ・ザ・キラーさんに言われてように最近少し急ぎ気味でしたね。(今回もそんな気が・・・)
最近投稿ペ−スがみんな早いから少し焦り気味でした。
とりあえず今回からは自分のペースで投稿するようにします。
これからもがんばりたいと思います。ありがとうがございました。 (G-A-JUN)
- いたけしさん
ボクの場合投稿作品が今やっているの以外全て短編です(爆)
あと、いたけしさんが言うようにボクはシロ好きです。
実際今まで出したものにはシロ自身のセリフが無くても「シロ」と言う文字は全てに出てます。(ボクはすでに壊れてます。)
短編もやってみるとおもしろいですよ。(ボクが言うのもなんだけど)
コメントありがとうございました。 (G-A-JUN)
- 二エーさん
あれ(前の短編(?)良かったですか?
そう言ってもらえてうれしかったです。
あと、次回こそは戦闘をやります。(構想がほとんどできてないからいつになるかはわかりませんが・・・)
いつもコメントありがとうございます。 (G-A-JUN)
- トンプソンさん
ワニ皮ですか?
あと、やっぱ横島くんもあまりもらってないと思います。(ギャラ安いようだし・でも美神さんにとってだからなぁどうだろう?)
場合によってはシロの生活費とかを横島くんに請求したり(笑)
いつもありがとうございます。 (G-A-JUN)
- ASさん
やっぱ仕事はちゃんとこなさないと所長が怖いんでしょう(笑)
シロの体力はいったいどれぐらいなのかも個人的に気になるところです。
(軽い散歩で東京脱出したことあるし)
コメントありがとうございます。 (G-A-JUN)
- Iholiさん
日常ですか。
ボクもやってみたいと思ってるんですがあまり内容が浮かんできません(泣)
いつか出してみたいなぁ・・・と思っています。
コメントありがとうございます。 (G-A-JUN)
- ・・・下手すると(しなくてもかもしれないけど)人狼の里編一番長引いてしまいそうです。
なんか今頃になってここの話の内容がいろいろと浮かんできました。(ほとんど関係ないことばかりだけど・・・)
とりあえず、できればこれからもみなさんよろしくお願いします。 (G-A-JUN)
- えー…別に投稿速度なんかは…話の流れってか…んー…オリジナル能力「忘却」!!
さて、何の話でしたっけ?そうだ、感想だ。
毒虫による人狼の里壊滅ははたして偶然かはたまた犬飼の仕業、
あるいは奴以外の何者かが動いてるのか…想像力がツンツン刺激されます。
考えてみればいかな八房といえど犬飼一人に里の猛者達を全滅させるのは困難ですしね。
さぁ、横島とシロの師弟VS天狗がいよいよクライマックス!!燃えろシロ!気張れ横島! (ダテ・ザ・キラー)
- 横島の性格からして他の2人が無理をする前に確実に横島が自分1人でなんとかしようとする。<これは、やっぱりルシオラの一件が絡んだトラウマですよね。いや、トラウマではなく昇華(それを乗り越えて自分を高めること・・・と中学の時の教科書に載ってた気が・・・・)と言ったところでしょうか。 (二エー)
- 今頃になって気づいた事・・・事務所のメンバー以外ほとんど使っていない!!
なんかヤバい!!とりあえず人狼の里編が終わったら(いつ終わるんだ?)出せるようにしよう。
とりあえずダテ・ザ・キラーさん・二エーさんいつもありがとうございます。
コメントもらえて本当にうれしいです。 (G-A-JUN)
- ついでに東京に残った人々の事もどうなったのか書いてくれないかな。
って戦闘シーンから遠ざけるような誘惑をするなよ、自分(笑)
もちろん、天狗との戦闘シーンも楽しみにしてます。
この話ではシロに一番がんばって欲しいですから。 (JIANG)
- 『耐えろ横島』
でも好きだっていってましたねシロ
しかし、面白いのですが話がどんどん濃くなってますね
ルシオラや天狗、伝染病(?)など
これらがつながっていくのも楽しみにしてます
次もがってください (いたけし)
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