ザ・グレート・展開予測ショー

全国除霊道派選手権!!! (予測のための過去ダイジェスト 〜死津喪キヌ(その2)〜)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 9/19)

ああ、予想以上にずれてしまいまった。
それにまぁ、自分でも設定のややこしいことを…(自分でいうなよ!)

          ☆               ☆               ☆

おキヌ、5歳。
いや、”キヌ”という名前も怪しいものであった。
どこで、どうしてその名はついたのか・…

死津喪家の子供。
その名はまだないころ…母さんの胎内にいたころ。
いや?
その玉のように丸い女の子は、まだ胎内にはいなかった。
一体?
そして怪しげな瞳が、母親の胎内で潜む。
母親は妊娠してはいなかった。
突然の出産。
導師に見せられた映像により…
特殊な手段で、その女の子は生み出されていた。
神にも、悪魔にも、妖怪にも…鬼にも…人間にも…
何れにも該当しないモノ。
そのなぞの転生体は、母親の胎内を襲う。

「ああぁんっ!」

母親の胎内で、赤き眼をした何かが引き裂く。
苦しむ母親。
その傍らで見守る父親。
この2人は行為を交わしていない。

「大丈夫だか、母ちゃんっ!」

母親に向かって話し掛ける父親。
母親は、まだもハァハァと粗い息をかける。
母親は、今までに類を満たさない、まったく不明の病に冒されている。
その病は、今までの悪霊払い師や、陰陽師までを何十と苦しめた。


!!!!
突如、自ら尾をもって出てくる謎の女の赤ん坊。
まるで、貞子のように。

父親は驚く。
自ら意志をもって出てくる赤ん坊。
青ざめを隠せやしない。
同時に、赤ん坊が泣くことで、強大な霊波を発する。

ズァババババ・……
その威力は、一瞬で隣一家を殺傷する。

何故?
何故このようなことが…
????
!!!!!

その突如と尾を持って出現した赤ん坊は、尾をぶっちぎる。
母親は、あまりの苦しみと痛みで前かがみになる。

「……………」

父親は、何も声を出せずにしばらく黙る。
瞬間、村人たちは騒ぎ出してその家の床へ入ってくる。
「悪魔じゃ!」
「鬼じゃ!」

口々に叫ぶ村人たち。
中には、子供もいて泣き出す始末。
この”キヌ”を結果としてこの世へ生み出した母親。

織田信長の耳に、この話はゆがんで伝わる。
”神の子”だと。
想像もし得ない形で、子が誕生したものだから。

その生まれた地は、真上の地図からみれば”大蛇”を象る。
オロチダケの由来。
織田信長は、これらの史実をひたすら隠すことにした。
そして、密かに呼び与えた”無名の陰陽師”。
その呼ばれた人物こそが、まさに高嶋家の跡取だった・・…

          ☆               ☆               ☆

「日々成長するのはいいが…どうにか、その”キヌ”の能力は、この日本を滅ぼすかもしれん…」

織田信長の漏らした言葉。
使えば、正確無比の”最強の力”となることは間違いない。
だが、使い間違えれば、一気に日本は鎖国のまま衰退しかねない。

だが、この時の信長は、既に本物ではなかった。
ノスフェラトゥー。
かの、ラッキョウ頭の豊臣秀吉に倒されるはずの吸血悪魔、そのもの。
(詳しくは、スーパークエスト文庫と映画版設定・アニメフィルムコミックスを参考に。)

ノスフェラトゥーが持ち込んで仕組んだ、日本壊滅大作戦・…!
だがそうとは知らず、オロチダケへ派遣された高嶋陰陽師。
…豊臣の助言を無にしてはいなかった、唯一の人物。

          ☆               ☆               ☆

女子が生まれて5年…
オロチダケの歴史は閉ざされかけようとしていた。
”キヌ”と名づけた高島盟信を名乗る陰陽師。
そして、そのサポートをしていた六道志乃。
後の冥子の性格を作り上げた仙台といってもよいだろう。

志乃 「もう〜〜、このままじゃ〜〜〜!」
盟信 「そみゃいでもんが、あおどの能をぎゅじる法なの、然ぼシュツすのただのにぃご?
      (そうは言ってもな、あれほどの能力を一瞬で吸収させる以外の方法なんて、自然に淘汰するのと似たようなもんだろ?)」
カオス 「おまえさんたちの今の考えでは無理じゃろうなぁ。」

3人は、頭を抱え悩んでいた。
何とかは、寄り添っても知恵にはならずというぐらいに。
だが、その何とかのお陰で、道が見えそうな見えないような気もしたのだ。

さて、その方法とは?
それは、いかにも簡単そうで、簡単でない構造のもの。
魔法科学を信用しない限り、出来はしないもの。
”玉”
そして、水晶。
ゴールド色に輝きを放つもの…
キ××マのことではない。

いま、ついに3人の極論に達する。
その答えこそ、今、”キヌ”の能力を”善”と”悪”に分断させるモノにあるかもしれない。
”善”は、字のごとく輝きのオーラが”悪”を滅する。
同時に、”悪”が”善”を滅しようとする。
そして、その勝敗を決めるモノこそが、情。

その情と源をたたないことには、この”キヌ”の将来はありえない。
たとえ、生みおとしたモノが、生むことになった親をたつことなのか、その子供のためならばなのかと
”悪との駆引き”を今選択する。


さあ、陰陽師たち3人の出した答えとは何か?
それは、次回で明かされる……のか?

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