ザ・グレート・展開予測ショー

ドクターカオスの珍発明18


投稿者名:KUMAさん
投稿日時:(01/ 9/18)

まず最初に、この作品は残念ながら、ひっじょーうに残念ながら、18禁ではない為、過激な性的描写はしません。出来ません。やっちゃいけません。

愛しい横島に、果敢に猛烈にアタック(?)する皇四姉妹の、体を張ったパフォーマンス(?)に、仮司令室でモニターで見ていた美神美智恵をはじめとする極楽レギュラーメンバーは、みんな呆れてひっくり返っていた。
「なっ何なのーっ?あの芸者たちは!」さすがの美智恵も驚きを隠せない。

「みっ、美神さん!あの人たちもしかして!」
おキヌちゃんが令子に聞く。
「拙者にも見覚えがあるでござるよ!」
さらにシロが叫ぶ。

「間違いない!皇四姉妹よ!あの娘たち以前横島クンに命を助けられて以来、何がいいんだか、横島クンにぞっこんなのよ」
《美神は初めて自分の事務所に皇四姉妹が尋ねてきた時の大騒ぎを思い出していた》by作者
「あの女狐たちめ、まだ横島クンをあきらめてなかったのね!」
令子がモニターを睨み付けながらおキヌちゃんとシロに答える。

タマモも皇四姉妹を知ってはいたが、今はノーコメントである。

「令子!このままじゃ私たち主役の影がどんどん薄くなるだけよ!」
エミが除霊衣装を着込んで、令子に檄をいれる。

「もちろんよエミ!誰が主役かっって、エミ、主役は私よ!」
エミに怒鳴り返す令子であった。
「これは読んでいる人たちにもわかってもらわなければならないわ!」「モチロン!私が主役である事をね!」
コブシを固く握り締め、気合を込めて燃え上がる美神令子であった。
《とにかく目立ちたいらしいですね。美神さんは》by作者

「あっあっあっ・・・・大変!美神さんが、美神さんが火事になってる!」
おキヌちゃんが気合をいれて燃え上がっている美神令子を見て驚いている。
「凄まじい炎でござるな」
シロも呆れたようにいう。
「でも、とてもきれいでござる」
見当違いの感心をするシロであった。

「ママっ私の出番はまだ!いつでもいいわよ!」
令子は美智恵に出撃の催促をすのだった。
《あれほど嫌がっていたのは、何だったんです美神さん》by作者
「事情が変わったのよ!それに本当は嫌なのよ!」
《それに、あいつをなぐんないとストレスが溜まる一方だわ!》by美神令子
作者の質問に答える美神令子であった。

「わかったわ令子、着替えて準備を整えなさい。それと、これをカオスに渡して頂戴」
令子に唐巣がイタリアのカオスの研究所から持ち帰った布に包まれた刀を渡す。
「この刀はカオスに頼まれたものです。うまく渡して頂戴」

しばらく手渡された刀を手に持って眺めながら令子は言った。
「わかったわママ任せてちょうだい」
司令室を出て、芸者さん控え室に向かう美神令子であった。

「さて、おキヌちゃんにも、シロちゃんにも、タマモちゃんにも手伝ってもらいます。お願いね」
美智恵がウインクして三人にも声をかける。
「はい。横島さんを助ける為なら何でもします。何なりといって下さい。隊長!」
敬礼しながら、健気に答えるおキヌちゃん。

「うーっ拙者、何をすればいいでござるか?先生の為なら何でもするでござるよ!」
はいはいはい!と尻尾をぶんぶん振り回し元気に美智恵に答えるシロ。

「わかったわ。油揚げ食べられれば何でもやるわ」
他人事のように、でもテレながらタマモ。

《ふふふっ貴方たちの芸者さん姿は綺麗でしょうね。でも私だって、あと十年若ければ》
と思う美智恵であった。

ここは宴もたけなわの大座敷。
「おーっとっとっと」芸者さんにお酒を注がれて飲んでるカオス。
カオスは酒を飲みながら、隣の横島の様子を注意ぶかく観察していた。
《アモンの意識は完全に坊主の意識から離れたようじゃのう。呆れた煩悩パワーじゃわい。しかし、完全にアモンをボウズから引き剥がすまでは!頼むぞ。美神美智恵よ》
最近、けっこうニヒルづいているドクターカオスであった。

そんなカオスの思惑とは関係無く芸者さんとお座敷遊びに興じる横島。
「これや、これがやりたかったんやぁー!」
涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら、芸者さんの着物の帯の端を持ち、それを目一杯引っ張る横島。
「あーれーっ御無体なー!」と帯をほどかれながらくるくる回る芸者さん。
「やはり、男と生まれたからには、一生に一度でいいから、これをやりたかったんやぁー」
もはや、煩悩のままに行動する横島。
《これ、お座敷芸といえるのかな。知っている人います?》by作者
ただし、帯を解かれている芸者さんは嬉しそうである。

《でも、いい加減にしないとそろそろあの人が登場するよ!横島クン!》by作者



―つづく―

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