ザ・グレート・展開予測ショー

ドクターカオスの珍発明17


投稿者名:KUMAさん
投稿日時:(01/ 9/17)

まず最初に、この作品は残念ながら、ひっじょーうに残念ながら、18禁ではない為、過激な性的描写はしません。出来ません。やっちゃいけません。もし、もしも期待していた人がいたらごめんなさい。

ここは日本政府が横島の要求を飲み、借切った京都の伝統ある超一流料亭でございます。
日本中から選りすぐられた百人を軽く超える芸者さんと舞妓さん
大座敷は日本色豊かに華やかな雰囲気に包まれていたのでございます。

大座敷の中央では舞妓さんのお座敷踊りが始まっておりました。
「ぎゃ―はははははは!」「おーほほほほほっ」
大座敷のあちこちの席で大歓声が上がっております。

人工霊横島が芸者さんたちを相手にお座敷芸に興じているのでございます。
さらには、数人の太鼓持ちまでが入って場をどんどん盛り上げております。

それにしても、芸者さんたちも仕事とはいえ大したものでございます。
ここのいる人工霊横島たちは、人工とはいえ本来幽霊なのでございます。
怖くないのでございましょうか?

そこで、芸者のおねーさんたちに聞いてみました。
《ここにいる横島クンたちは霊なんですけど怖くありませんか》by作者
芸者さんA「いいえっちっとも。むしろ、うちらが普段相手にしている魑魅魍魎、妖怪変化、百枚舌の政治家や政府官僚のお偉いさんたちから比べればカワイイものですよ」
芸者さんB「ええ、本当にカワイイですわ。あのいやらしくて、しつこくて、どすけべーなヒヒ親父たちから比べれば月とすっぽんですわ。」
芸者さんC「もう、ホント!かわいすぎて、食べてしまいたいくらいですぅー!」
芸者さんD「やんちゃでかわいいおとうとみたいやわぁーっ!横島はん○貞でっしゃろうか?もしそうなら、うちが優しく手ほどきしてあげたいわぁ」

「あっうちも、わても、わたしもーーっ!」
次々に名乗りをあげる芸者さんでございました。
《です。ます。調の喋り方は疲れますので、元に戻します》by佐々木

最後の芸者さんたちの言葉に、「おね―さ―ん!是非、ボクに手ほどきして下さい!お願いしまーす!」
《何故か遠くから若い男の子たちの声が聞こえる。まるで、魂の叫び声のようである!》by作者

《さて、人工霊横島クンたちは、芸者のおねーさんたちにすこぶる評判がいい様です》by作者
《作者も人工霊横島クンたちが非常にうらやましいです》by作者

さて、ここはオリジナル横島クンの席です。
両横にいる二人のキレイな芸者さんにお酌をしてもらって上機嫌の横島クンです。
残念な事に横島クンは未成年ですから、ノンアルコール飲料を飲んでいます。
《読んでいる良い子の皆さんも飲酒は20歳を過ぎてからですよ。》by作者

横島クンに取り付いているカオスの造った人工生命アモンも、復讐の事を忘れて回りのバカ騒ぎを唖然として見ている。
《こんな、こんなバカな事を人間たちはするのかー!くっ狂っているとしか思えん!》
激昴するアモン。しかし、しばらく考え込むと。
《・・・・・・ これが人間たちか、この取り付いた小僧といい不思議な生き物じゃな》
アモンには、人間の印象は初めて見た人間たちによって殺されそうになった記憶しかない。
アモンにとって人間は恐怖の対象であり不倶戴天の敵なのだ。

《だが、横島のような人間もいる。カオスもワシを封印するとき、涙を流していた・・・・ 》横島に取り付き、カオスや人間と接するうちにアモンが確実に変わってきていた。

ところで、オリジナル横島クンの両隣にいる芸者さんたちですが、何か様子が変です。
二人とも、着物を肩まではだけ、覗きこめば豊満な胸が拝めそうになってます。
さらに足元も乱れていて、二人とも魅力的な太腿が剥き出しになっています。
《さてはこの二人、例の姉妹では?》by作者
横島クンは二人の姿を見て、顔が真っ赤になっています。
《彼は自分から女性を口説こうとするのは得意ですが、女性から迫られるのは非常に苦手なようです》by作者
「横島さん、さあもう一杯(はーと)」右側の芸者さんが横島の御銚子に注ごうとする。
「よ・こ・し・ま・さまぁーん」
今度は左側の芸者さんが酒を口に含んで唇を横島の口に近づける。
口移しで横島に酒を飲ませようというようです。
(どくんっ横島の中で急激に霊力が膨れ上がる。)
《おおおっ何じゃあー!!ぐっ!あっ熱い!》
アモンは横島と自分をつなげている霊的触手が焼けるように熱くなっている事に驚いた。《な、な、なんじゃ!この霊力は!この小僧のものじゃない!》
アモンは横島に取り付いた時から横島に中に何かがいる事を感じていた。
そして、その何かが横島を護るようにアモンの横島への霊的侵入を阻んでいる事も感じていた。
《この感じは怒りなのか?まさか、まさか、横島に対する怒りか》
アモンは霊的触手を離しまいとしながら、そう感じとっていた。

芸者さんが口移しに飲ませようと、横島の顔に近づけようとしたその瞬間!
どどどどどどどー!×2、「うりぃぃやぁ−!!」×2
後ろから凄い勢いで走り込んできた二人の芸者さんたちが、横島の両隣の芸者さんの後頭部に同時にラリアットをぶち込んだ。

ラリアットをぶち込まれて前方に吹っ飛ぶ二人の芸者さん。
「霊魅、霊樹!抜け駆けは許しませんよ!」×2

先程、場外乱闘で退場したはずの二人の芸者さんが仁王立ちしていた。
二人の身体から怒りのオーラが激しく吹き出ていた。

「なんですってー!おネエ様たちが先に抜け駆けしたんじゃない」
双子に姉の方の霊魅。
「そうよ!そうよ!年増は引っ込んでなさいよ!」
双子の妹の方の霊樹がトドメを指す。

ぶちん!二人の姉は年増という言葉に切れてしまった。
「おのれらー!絶対ゆうてはならん事をー」
麗華が叫ぶ!
「私はまだ二十歳よー!!」
霊菜がいい返す!!」

またまた、皇四姉妹の場外乱闘が始まった。
やはり、身内同士の罵詈雑言の言い争いから始まり、その後場外乱闘。
高度な格闘技の応酬!最後は四人共倒れで退場。

この光景を唖然として見ている横島、人工霊横島、アモン、そして今回まったく出番の無いカオスであった。



―つづく―

《あああぁぁ! 皇姉妹のせいで全然っ話が進まん!》by作者

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