ザ・グレート・展開予測ショー

美面相双女ベラルーシ in Hawaii


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 9/12)

 (注 : この話は、『叙霊刑事ヨコジパン』 シリーズの延長戦にあります。
      設定をある程度引き継いでますので、そちらもごらん下され♪)


「ヒャッホゥー!」

威勢の良いベラの声。
ベラは、ヨコシマとルシオラとの間に生まれた女の子。
ヨコシマが、SAIJHONEとの最後の戦いの前に残していったのだ。
そのため、現在、8歳。
言うとすれば、 横島ベラ というのであろうか。


               ☆                    ☆                    ☆


そのベラは、今、母親のルシオラと海辺でジェットサーフィンをしている。
そう、ハワイ島の海辺にきているのだ。
ルシオラの水着姿がまぶしい。

「秘技・シャトルループ!」

そう言いながらも、覆い被さろうとばかりにうねりを上げて襲う波間を器用にサーフィンで
載り駆け巡って、滑りあげていくベラ。
ザババババ・・・・・・・と、波は空気抵抗に流されてループを巻き上げる。
その波の一粒一粒が、水滴としてルシオラの水着に滴る。

う〜〜ん、ルシオラの水着は最高である。
透けかけた、赤と紫、金色に奏でられたチェック柄の” H バック”。
そして、チェック柄の幅は4mm間隔。
それがまた、ルシオラの股に角度5〜6度で喰い込んでいる。
そんな格好で、腰を分度器のような格好に体をうねらせて横になっている。
想像してみよう♪
まさに、ルシオラファンには鼻血ブーものである。

「ルシオラ母さぁぁん!」

ベラは、海の奥深くから海辺でお座敷をひき、深紅のパラソルの影に照り寝そべっているルシオラに
呼びかけているけども、すやすやと眠ったまま返事をしない。
周りの日本人男性も、先ほどから何十人と押しかけてナンパしているわけだけど、
その相手すらも無視して、眠ったまますごしている。

「ねえぇぇーーー、海で泳ごうよーーー!」

いつのまにか、ベラは海から上がって、ルシオラの寝そべっている傍に来て
ルシオラの肩を引っ張る。


               ☆                    ☆                    ☆


「もうーー、昨日はあまり眠れてないんだからぁぁ・・・」

むにゃむにゃと、目を擦らせて一時起き上がらせるルシオラ。
おや♪
Hバックの胸部がはだけて、前面にはだけた部分がひらりと落ちた♪
周りの男性は鼻血を2リットル近くポタポタと垂らしていた。

「きゃああああっ!」

・・・思わず、ルシオラは慌ててハダケた前を付け直す。
それと同時、ベラの頭にパシッと平手で軽く小突く。

「もうっ、ベラッ!貴方のお陰で胸を地球全土の方に見せちゃったじゃないのぉ・・・!」
「・・・でもさぁ、それのお陰であたしの父さんが駆けつけてくると思って・・・」


               ☆                    ☆                    ☆


ベラが言い訳をしているそのときだ。
向こうの彼方から強大な高さの波間が押し寄せてくる。
いや、波間だけじゃない。
なにやら、悪っぽい高質の霊波がまぎれている。

 『わーーーっはっはっはは!我はタコ魔神なりーーー!
  この女どもの生気をすーべーてー、奪ってやるのだぁーーー!』

そんな言葉が海辺中に木霊するが、同時に
「「待ちなさいっ!」」
と、ベラ&ルシオラの二人の声が一斉に威勢良く響き渡る。
そして、二人は次々に登場の口上をあげる。

「美少女仮面ポワトリンが容認しようと、」

と、言いながら、2人は距離を置いた。

「このあたしたち、ベラ!」

そのしゃべると同時に、ベラが光の球を霊力でもって作り出す。

「そして、ルーシー=オーラには絶対に許せないっっ!!!」」

そういい終わる前、多少の時間の間を取っての台詞の中、瞬時にルシオラは駆け寄る。
ここまで言い終わる時には、2人との間の幅が残り1メートルの辺りで、地を蹴り上げるように
跳ねつつ前方に宙返りっっ!
その刹那、霊力のこもった光の球が、2人に包まされるように吸い上げていく。
2人は、霊力を併せて融合していったのだ!

「「美面相双女ベラルーシ=オーラっっ!只今、参上ッッッ!!!」」
『ほう・・・・お前が、噂に聞くベラルーシか・・・・・!』

タコ魔神はにらみつける。
が、周りには、何やら人だかりができていてジロリというすごい視線が突き刺さった。
それほど色っぽい姿だったのだ。

『ふん!いくら人だかりができていようと、お前のような奴は殺すに過ぎぬ!
  さあ、殺されてもらおうか・・・・・・・・!』

タコ魔神は、三流のような捨て台詞をあげるが、
そのときには既に、ベラルーシ=オーラは頭上に飛び上がっていた。
その手には、三叉槍を発生させられていた。
一気に止めを刺すつもりなのだ!

『ひっ・・・・!カオス様ぁぁーーーーーーーっっ!』

タコ魔神は、既に顔を引きつって倒される台詞を吐いていた。
何とも情けない。
ヤラレに来たのかお前は・・・ともナレーターが突っ込む前に、三叉槍が真上より
突き刺されるかのように降りかかってタコ魔神のボディーへ突き刺していく。
その姿は、タコ焼きを串で刺されているかのようであった。

そして・・・
どごちゅごごごおおーーーーん!
と、霊力が暴発してタコ魔神は大爆発をあげていく。
しかし、タコ魔神の粉々になった破片はフッと消えていく。


               ☆                    ☆                    ☆


「・・・やっぱり、この海辺に来て正解だったね。」

ベラは、夕闇の海岸で、母親に話し掛ける。
海岸の岩に頬杖をつき、ウンと頷くルシオラ。

「多分、あのタコ魔神のいっていたカオスという名前と、CHAOSというスペリングは合うわね・・・」
「なら、そこにいるんだよ!」

そう単純な話ならいいのだが、ルシオラはため息をついている。

「生きていてね・・・ヨコシマ・・・・・・・!」

ハァ・・・と気を抜いた顔をして夕空を見つめている。
バックには、ウルトラマンレオの屈指の名曲・ヒデ夕樹の歌う「星空のバラード」が
流されていた。いい雰囲気である。

だが、決して気を抜いてはいけない。
行け、美面相双女ベラルーシ!
ルシオラの明るい明日は、いつ見えるのか?

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