ザ・グレート・展開予測ショー

ドクターカオスの珍発明3


投稿者名:KUMAさん
投稿日時:(01/ 9/ 5)


ここはドクターカオスのアパートのカオスの部屋。
美神がカオスのアパートに向かう20分程前に遡る。
釣鐘が鈍く輝き、ヴォヴォヴォヴォと異様な音を発している。その釣鐘の周りを無数の半透明の横島が飛び回っていた。はっきり言って気色悪い。
「なんじゃーっ、これはいったい何なんじゃ―っ」パニックに陥っている横島。
「うーむっ、おそらくこれは文珠と釣鐘によって生成されたボウズの人工霊のようなものじゃな。」冷静に分析するカオス。
「なんだとー、その釣鐘に文珠が必要だからとくれてやれば、いたいけな美少年の俺を騙したなー」【いや、美少年というには、さらにどこがいたいけじゃ】by作者
「騙したとは失敬な!仮にもヨーロッパの魔王といわれたわしじゃ。騙すんならボウズよりも大金持ちを騙すわい」【うーん、それもどうかと思うが】by作者

しかし、さっきからこの横島の人工霊達は釣鐘とカオス、横島の周りをただただ回っているだけである。
「ふーむ、こやつら別に襲ってくる様子もないのう。」しばし考えてカオスが横島に言った。
「ボウズ、ちょっとこいつらに呼びかけてみてくれんか」横島にカオスが言う。
「えっ、こいつらに呼びかけるのか」少し間を置いて横島が人工霊に大声で話し掛ける。
「おーい、お前らーっ、飛び回るのをやめろ―ッ」恐る恐る飛び回る人工霊横島たちに向かって叫ぶ横島。
「おい、横島が飛び回るのをやめろってよ」「一応あいつがオリジナルだしな。言うこと聞いてやるか」てな調子で横島とカオスの前に降りてくる人工霊横島たち。
「へぇーっ俺の言うことわかるのか」オリジナル横島が人工霊横島たちに聞く。
「俺たちはお前なんだぜ。文珠に込められた霊力はお前の念でもあるんだ。お前の煩悩は俺たちにもあるんだぜ」人工霊横島の一人がそう言うとオリジナル横島の頭の中に大きなスクリーンが現れた。しかもそのスクリーンは分割され、同時に色々な映像を鮮明に映していた。
その映像とは、横島が所有しているエロ本、アダルトビデオの最も興奮するシーン(若い男性のとある行為のおかずに使う。わからない人はお父さんに聞くように)であった。
そして、かつて命がけで覗いた美神の入浴シーンの数々までも!!
「うっ」横島は思わず股間を押さえて前かがみになった。【若いぜ。横島】by作者
「こ、これはテレパシーか」鼻血まで出して、股間を押さえながら人工霊横島たちに聞くオリジナル横島。
「そうだ」と自慢げに人工霊横島たち。「じゃあ、お前たちが今見ているものもテレパシーで送れるんだよな」オリジナル横島の煩悩が不遜な考えとともに鎌首をもたげ始める。
これが後の世にその名を残す恐るべき横島セクハラ軍団誕生の記念すべき瞬間であった。

「うーむ、わしの出番がないのう。マリア、お茶」異様な盛り上がりを見せる横島たちを尻目に、マリアに煎れてもらったお茶をすすりながら、事の成り行きをただぼんやりと眺めていたドクターカオスであった。



―つづく―

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