ザ・グレート・展開予測ショー

ドクターカオスの珍発明2


投稿者名:KUMAさん
投稿日時:(01/ 9/ 5)

ここは美神のバスルーム。美神は午後から大手クライアントと仕事の打ち合わせをする為に、シャワーを浴びていた。
ゾクリッ 美神の背中に悪寒が走った。《覗かれている》美神はバスローブを羽織ると護身用の神通棍を手にしてバスルームの窓を思いっきり開けた。
「こらーっヨコシマーっ何をしてるかーっ」身を乗り出してそこに居るはずの横島を一喝する美神。
しかし、窓の外には壁にへばりついて覗いている筈の横島の姿はなかった。
《ここは二階だ。簡単に逃げられるはずがない》美神はそう思った。
美神はなおも上下左右の壁を注意ぶかく観察する。やはり横島がいた形跡はない。あの短い時間では、いくら素早い横島でも逃げるのは不可能だ。
美神は思う《気のせいか》それに考えてみれば20分位前にマリアが横島をカオスのアパートに連れていったのだ。《まだ帰ってくるはずないわよね》
ほっとしてシャワーを浴び直す美神だった。《まっ本当は横島クンになら覗かれてもかまわないんだけど》乙女心はなんとも複雑なようである。

「危なかった―っさっすが美神さん。すっげ―カンの良さ」バスルームの窓から見えない壁に隠れてへばりついている横島が溜め息をついている。
「しかし、このいつ覗きがばれるかわからないスリルが堪らないんだよなー」不遜なことをのたまう横島。
しかし、良く見るとこの横島、身体が透けて見える。
そしてそのままスーッと消えてしまった!?

美神がバスルームから出てくるとおキヌちゃんが電話に出ていた。「あっ美神さん。エミさんから電話です」
美神はキヌから受話器を受け取ると耳にあてがい「どうしたの。珍しいわねあんたが電話かけて来るなんて。」
「どうしたもこうしたもないワケ!横島そこにいる?」慌てたように横島の居場所を聞くエミ
「横島クンならカオスのアパートにいるはずよ」
「カオスのアパートですって!・・・ そう、やっぱり」しばらく電話の向こうで考え込んでいるらしいエミ。
「どうしたの。なにがあったのよエミ」沈黙しているエミに話の続きを催促する美神。
「うちのタイガーが何人もの横島の霊体を感知したワケ。タイガーの話だと町中に散らばっているらしいワケ」
「なんですってー」思わず叫ぶ美神。
「間違いなくカオスも関係していると思うワケ」エミは今度は冷静に美神に答える。
ガチャンッ 受話器を荒っぽく置く美神。
「おキヌちゃん、ちょっとカオスのところに行ってくるわ」
「あっはい美神さん、あのぉ,横島さんになにかあったんですか」心配そうに美神に尋ねるキヌ。
「ちょっと・・ね。おキヌちゃんは心配しなくていいわ。すぐもどるから」美神はキヌに心配をさせないよう優しく答える。
ガルルルッ、ブオオオオーーッ
美神は愛車のコブラを駆ってカオスのアパートに向かった。



―つづく―

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