ザ・グレート・展開予測ショー

一時・ヒトトキ


投稿者名:眠り猫
投稿日時:(01/ 9/ 1)

私はね、正直、アシュ様の為に死ねるのなら・・・一年の命でも別によかったんだ。

ルシオラやパピリオと笑いあって、任務をこなして・・・贅沢言えばもっと長い時間を過ごしたかったけれど、それはかなわない夢。でも、そんな風に過ごせて死ねるのなら悪くない。好きな男の為に命をかけて戦って、大事な仲間と過ごしていられて。
どうせ一年の命と思ってても・・・それでも・・・良かったんだよ。

なのに
なのに―――・・・

それすらもかなわなくなった。
あの「ポチ」が来てから全てが崩れてった。

ルシオラは寝返り、アシュ様は―――――

「ポチ」は悪い奴じゃない。例え人間でも「ポチ」は嫌いじゃない。
楽しい奴だし、言うことも聞いてくれるし、「ポチ」が仲間になっても別にかまわなかった。

だけどだけど・・・
私から、仲間を・・・日常を奪わないで・・・・・・!!

アシュ様は滅びたがっていた。それを叶えてくれた。
むしろアシュ様は「ポチ」に感謝しているかもしれない。
だけど私はもっと長くアシュ様と、仲間と一緒に居たかった・・・。
たった一年でもいい、もう少し・・・長い時間を過ごしたかった。


アシュ様、ルシオラ――――
貴方達は今、何を想っているのでしょうか――――――




たまに今でも思う。もう一度あの頃に戻れたら・・・と。

パピリオは・・・今、何してるかな・・・?
次、会えたときは・・・遊んでやろうかな。

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