ザ・グレート・展開予測ショー

続・プリンセス・オブ・ドラゴン【その2】


投稿者名:CSU
投稿日時:(98/ 6/24)

今日、6月24日は横島くんの誕生日〜〜
と言うことで、横島の誕生日のネタを使った、続・プリンセス・オブ・ドラゴン【その2】
を始めたいと思います。
【その1】から約3週間空いちゃってますが、最初っから6月24日に投稿するつもりだったのです、はい(半分ホントで半分嘘)。

と、言い訳はこの位にして本編を。

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小竜姫「ただいま戻りました、老師」
妙神山に戻ってきた小竜姫。
老師「おお帰ってきたか、で、どうじゃった?」
と、質問を投げかける。
小竜姫「ところで老師、陛下から聞きました」
老師「(ギクッ)な、何をじゃ?」
小竜姫「この前の陛下との結婚話で、老師が私を推薦したって言うじゃないですか、どーゆーことなんですか!」
老師「あ、いや、ワシはお前が一番適任だと思っての」
小竜姫「何故ですか?」
老師「いや・・・お前なら、きりょうも良いし天龍童子殿下とも仲が良いからと思ってな」
小竜姫「だからって何で・・・」
と、ここで、老師は小竜姫が持ってる小さな箱に気づいて話題を変える。

老師「ところで小竜姫、その手に持ってるのは何じゃ?」
小竜姫「あ、これですか?これは陛下からこの前のお詫びとしてもらった物です、こっちの方は横島さんの渡してくれと」
老師「そうか、で、どうするつもりじゃ」
小竜姫「ええ、これから渡しに行こうかと思ってます」

(1時間後)
鬼門を連れて美神事務所の前までやってきた。
『ピンポーン』とチャイムを鳴らした。

『はーい、どなたー?』
ドアの向こうから聞き慣れない声が聞こえた。
ガチャ
扉が開くとその向こうに小さな妖精がいた。
(あまりにもしつこいのですが個人的にどーしても登場させたかったのです、はい)

鈴奈「えーと・・・どちらさまで?」
小竜姫「あ、私ですか?、私は・・・」
しばらくの間互いの自己紹介をしている二人であった。

鈴奈「それで、小竜姫さまは何の用事で」
小竜姫「それなんですけど・・・、横島さんはいますか?」
鈴奈「横島さんに用事ですか?申し訳ないのですが実は今、魔鈴さんの店で横島さんの誕生会をやっていまして、皆さんそこに行っちゃてるので今事務所には私と鈴女しかいないんですよ」
小竜姫「そうですか、で、その魔鈴さんの店ってのはどこに?」
鈴奈「あ!それでしたら私がご案内しますから」
と言ってパタパタと羽をなびかせながら、魔鈴の店まで案内する鈴奈であった。


〜魔法料理魔鈴〜

鈴奈「それじゃ、私はここで」
と言って、鈴奈は帰っていった。

店の看板にはこう書いてあった。
『(本日貸し切り)横島クン進級祝い&誕生会・会費3000円(税込み)』
(6月24日になぜ進級祝いなのかについてはあんまりつっこまないで下さい、この方が話が作りやすいんです)

店の中に入り、パーティー会場のドアの前で立ち止まっている小竜姫の後ろからいきなり声が聞こえた。
「なにやってんだ、お前」
振り向くと雪之丞がいた。
小竜姫「え?あ、雪之丞さん」
雪之丞「お前がこんなとこ来るなんて珍しいな」
    「おーい、みんな、何か知らんが小竜姫が来てるぞ」
『ガチャッ』とドアを開けた。

横島「小竜姫さまがいるんスか、珍しいッスね」
唐巣「どうですか、小竜姫さまもご一緒に」
ピート「そうですよ、ついでに『小竜姫さま復活記念』と言うことで」
竜神王からの贈り物を横島に渡してすぐ帰るつもりだったが、みんなに誘われたので、横島の誕生会に付き合うことにした。

しばらくした後、横島がピート・タイガー・愛子と話をしていた。
横島「いやー、それにしてもこの前の期末試験は危なかったなー、あと2点足りなかったら留年してるところだった」
ピート「そーですよ、僕たちが勉強会を開いた甲斐が有りましたね」
愛子「そうよね、横島クンってば最初のうちは全然やる気がなかったから苦労したんだからね」
タイガー「全くジャノー」
横島「いやー、お三方には感謝しております」

愛子「ちょっと横島クン、お三方じゃないでしょ!」
ピート「そうですよ、今日は忙しくて来れなかったみたいですけど小鳩ちゃんのこと忘れてませんか?」
横島「いや、別に忘れてたわけじゃないけど・・・」
タイガー「横島サンはいいのー、最近モテモテ王国化してるからのー」
ピート「美神さんはともかく、おキヌちゃん・小鳩ちゃん・愛子ちゃんには確実にもててますからねぇ」
横島「ピート、そんなことまだ分からないって」

と、ここで雪之丞が割って入って、横島の首に腕を回して話をし始めた。

雪之丞「ところでよー横島、この前聞いたんだが、お前この間小竜姫の恋人役をやったんだって?」
タイガー「ええ〜本当カイノー?」
愛子「横島クン、それはないんじゃないの」
ピート「今度は小竜姫さまってわけですか?」
横島「何馬鹿なこと言ってんだ!、そんなこと有る分けないだろ!」
雪之丞「まあそうだな、あの小竜姫に限ってそんなこと有る分けないよな」

それからさらに時間が経過した。

キヌ「はい、横島さん、これ私からの誕生日プレゼントです!」
横島「あ、ありがと、おキヌちゃん」
(何をプレゼントしたのかについては『謎』と言うことにしておいて下さい)
横目でじとーっと横島とおキヌを見ている小竜姫がいた。
竜神王からの贈り物を横島に渡さなくてはならないのに、どうも皆の前では恥ずかしがって言い出せない自分が歯がゆかった。

そこにテーブルの上にあるグラスが目に入った。
『そうだ、お酒飲めば言えるかも』と思った小竜姫はグラスに入っていたお酒を一気に飲み干すと。
「横島さんっ!!」と言った
その声に反応した横島が振り向くが早いが、そのまま『ゴトンッ』と言う音と共に寝てしまった。

(ごめんなさい、小竜姫さまがお酒に弱いなどと言う非常に勝手な設定を作ってしまいまった事をお許し下さい)

テーブルの上にある空のグラスを見た横島。
横島「あちゃー、これじゃおキヌちゃんといい勝負だなー」
キヌ「私といい勝負って、何がですか?横島さん」
横島「いや、だからお酒に対する抵抗力がってこと」
キヌ「あ、その事ですか、私てっきり・・・」
横島「ん、何?」
キヌ「あ、いえ、別に何でも・・・」


「うーーん」
パーティーも終わりにさしかかった頃小竜姫が目を覚ました。
小竜姫「あれ、私何やってたんだろ?」
ちょっと頭がぼーっとしているようだ。
小竜姫「あっそうだ、横島さんにこれを渡さなきゃ」
思うが早く、横島を見つけ、そのまま物陰まで引っ張っていった。

少し酔いが残っているので、普段では言わないような事まで言ってる、ついでに『竜神王陛下から』というフレーズを入れるのをすっかり忘れていた。
小竜姫「あの・・・、横島さん、これ受け取って下さい!!」
横島「へ?、小竜姫さまから俺に?」
小竜姫「はい、私からじゃだめですか?」
横島「い、いえ、けっしてその様な事は・・・」
そう言うと横島は小竜姫から小さな箱を受け取った。
横島が受け取ったのを確認すると、小竜姫は少し小首をかしげた様な感じで微笑んだ。
やたら可愛く見えるその表情に一瞬ドキッっとした横島だった。
その後、箱を開けてみると中に赤い宝石を輝かせた指輪が入っていた、赤い宝石の中央に黒い点があった。
横島「小竜姫さま、これは一体どういうつもりで・・・」
どういうつもりなのか聞こうとしたが小竜姫はすでにいなかった。


その頃、店の前では。

鬼門・右「うう、腹減ったのー、小竜姫さまは何をやっておるんじゃ」
鬼門・左「のう、ワシらも混ぜてもらいに行かんか?」
鬼門・右「おお、それは明案じゃ!」

次の瞬間、店から小竜姫が出てきて

小竜姫「二人とも、帰るわよ〜〜」
言うが早いが、車に乗り込んだ。


〜さらに続きます〜(ああっ、しまった!、おキヌちゃんの出番が少ない!)

次回からの話の予定は、
小竜姫さまが横島に渡した誕生日プレゼントが巻き起こす騒動と言うことで。
これで、横島の誕生日ネタとして成立するでしょうか?





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