ドクターカオスの珍発明10回突破記念
投稿者名:KUMAさん
投稿日時:(01/ 9/10)
「うわーっ」派手に吹っ飛ばされる魔装術による霊気の鎧を纏った伊達雪之丞。
大岩に叩きつけられて倒れこんでいる。
「ぐっ・・ 俺の霊波砲がまるで通じねえ。このバケモノ野郎が!」
大きなダメージを受けて倒れている雪之丞。鎧を纏っていなければ即死だっただろう。
倒れながら、それでも強烈な闘志の炎をたたえ、睨みつける彼の目の先には、
全長4メートル程の異形の怪物の姿があった。
そして、雪之丞の意識は消えた。
その異形の怪物に今度はピートが戦いを挑んでいた。
彼はヴァンパイア・ミストで霧になると怪物の鞭のような触手の攻撃をかわし、
怪物の背後に実体化するとダンピール・フラッシュで攻撃を仕掛けた。
やや離れた位置から唐巣神父も攻撃を仕掛ける。
美神も精霊石を投げつけて異形の怪物に攻撃を仕掛ける。
どっかーん!!大音響とともに大爆発が起こる。
「どうだ、バケモノめこれなら無事では済まないはずよ!」美神が怪物に向かって叫ぶ。
だが、爆炎がおさまるとそこには何事も無かったように、
触手を蠢かせている怪物の姿があった。
「まるで効いてないじゃない。こんなの相手にどう戦えっていうのよ―!」
「これじゃ、10億貰ったって割に合わないわよ―!」
気丈な美神が珍しく音を上げる。
「令子君、あきらめるんじゃない!」唐巣神父が切れそうになる美神に声を掛ける。
「先生!もう一度やりましょう」唐巣にそういうとピートが攻撃の態勢に入る。
その時、異形の怪物の体が輝き始めた。
「何っ!」
「なんだ」
「なんなの」
次の瞬間、まばゆい光とともに美神、唐巣、ピートの三人の体が吹き飛ばされた。
そして気絶する三人。
この異形の怪物が東京都庁上空に出現してから3時間が経過していた。
オカルトGメンの日本支部本部は不意打ちを受けた形で壊滅状態。
西条が奮戦空しく大怪我を負ってしまった。が、かろうじて結界兵器で怪物を閉じ込める事に成功した。
しかし、いつ怪物に結界が破られるかわからない状態が続いていた。
仕事で本部を空けていた美神美智恵は、怪物来襲の報を受け作戦を指示していた。
さらに日本トップレベルのGSに出動を要請し現在に至る。
すべてのGSを倒し、邪魔者がいなくなった事を確認すると怪物は
結界を破るために動き出す。
ここに怪物が動き出すのを岩の陰から覗き見ている影があった。
「ジョーダンじゃね―!、雪之丞もピートも唐巣神父も美神さんもみんなやられちまったじゃねーか!あんな奴に俺がどうこうしたって適うわけね―っ!」
情けない叫び声の主は横島であった。
「時給255円で命かけられねーっつの!」と呟くと、
怪物に背を向けこそこそ逃げ出す横島である。
【これは仕方ないと私も思う】by作者
その時、頭の中から「ニゲルノ、ヨコシマ」と声がした。えっと横島。
「ワタシノ アイシタ ヨコシマハ ソンナヒキョウナ オトコジャナイ」
今度ははっきりと声が聞こえた。
「ルシオラ・・・ ルシオラなのか!」
横島は、かつて愛し合い、自らの命を自分にささげて死んでいった
薄幸の魔族の少女の姿を求めて、回りを見渡した。
だが、ルシオラの姿は無かった。
「ジブンヲシンジテ! アシュサマヲ ジカンノオリカラ カイホウシテクレタ
ヨコシマノ ジブンノ ホントウノチカラヲ シンジテ!」
「ルシオラ・・・・そうだよな。ここでみんなを見捨てるような事をしたら、
生まれ変わったお前に胸を張って会う事が出来ないよな」
横島の目に闘志の炎が宿っていた。もう何も迷う事は無い。
右手にフルパワーの霊波刀、左手に文珠を握り締めて
横島は怪物に向かって突進していった。
おわり
今までの
コメント:
- まあ本編との直接の繋がりは無いみたいですが……続きが在ったら見たいですね。 (Iholi)
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