ザ・グレート・展開予測ショー

かけおち その6


投稿者名:いたけし
投稿日時:(01/ 8/27)

ついさっき起こした事件のおかげで
どうも興奮して眠れない横島は目をぱっちりあけて起きていた
「う〜〜ん、う〜〜ん」
んっどうしたんだ、愛子の奴、眠れないのか
「おい、どうしたんだ、愛子」
「あっ横島くんも起きてたの」
「いや〜さっきから興奮して眠れないんだ」
「興奮?」
「いや、なんでもない、なんでもない、それより愛子はなんでさっきから『う〜〜ん』て叫んでんだ」
「うん、わたしねぇ、こんな寝かた初めてだから」
「じゃあ、いままではどーゆーふーに寝てたんだ」
「いままではね、横島くんが学校で寝てるような格好で寝てたの」
「なあ、眠れないんだったら、前みたいにひと晩中、話してもいいだぞ」
「うれしいけど、こんなふうに畳みで寝る、なんてこともうないかもしれないから」
「そうか、じゃあまた泊りに来いよ、そしたら慣れるだろうし、話もできるからな」
「えっほんと、いつでもいいの」
「本当だ、いつでもいいよ」
「じゃあ明日は」
「べつにいいけど」
「それじゃあ、明後日は」
「まあ、いいけど」
「その次の日は」
「大丈夫だと思うけど」
「またその次は」
「いいって言ってるだろ、男に二言は無い」
「ぞれじゃあ、ずっといていい」
「ああ、いいっていっ・・・いまなんて」
俺の耳がおかしくないか、愛子の使っている言葉がおかしくなければ今『ずっといていい』っていったはずだ
「だから、いっしょに暮らしましょ」
プシュ〜〜〜〜〜
そっ想像しただけで、はっ鼻血が
おっといかんいかん、現実にもどらねば
え〜っと、今は特定の女の子がいないけど
おキヌちゃんがときどき掃除にくるからな
来ないように言っておかないと
ってちが〜う、問題は愛子の方だ
家の方に連絡をって学校か・・・
家族にも・・・
そっか愛子はいままで寂しかったんだ
だから俺にこんなことを



「横島くん、横島くん、起きて鼻血がでてるわよ」
「んっ、愛子、分かった俺といっしょに暮らそう」
愛子は顔が真っ赤になっていたが少し微笑んで
「うん」
と言った
「突然、なに言い出すかと思ったけどこれでこれから俺たちの同居生活が始まるんだな」
その言葉を言った時、愛子の顔には?が浮かんでいた
「突然いっしょに暮らそうなんていったの横島くんでしょ」
「えっお前が暮らそうって」
今度は横島の方に?が浮かぶ
「もっもしかしていままでの『夢』」
「そうみたいね」
「いったいどこから夢だったんだ〜」
「まあ、いいじゃない、これからふたりで暮らすんだから」
「そうだなってお前、普通に返事したのか」
真っ赤な顔をしたまま愛子がうなずく
プシュ〜〜〜〜〜〜
おっおまえって奴は
「ちょっと、横島くん、しっかりして鼻血出しすぎよ」
まっ結果オーライだな
そうして俺たちの同居生活が始まった




読んでくれてありがとうございます
夢オチのようで夢オチじゃない話になりました
やっぱ書くの楽だ
愛子もかきやすいし
あっおつかいがあるのでコメント返しはあとで
それじゃあいたけしでした










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