ザ・グレート・展開予測ショー

ずっといっしょにいたい その4


投稿者名:まぼ
投稿日時:(01/ 8/27)

仕事もひととおり終わって
いつもどおりの食事の時間
いつも通りのはずなのに
いつも通りではない風景がそこにあった
いつもの明るい家族みたいなあたたかさがなかった
あるのはただ食事をとるという行為だけ
みんなが話を楽しんでも
ひとりの男のところで話がつづかなくなる
「おキヌちゃんが作る料理ってほんとおいしいわね」
「ありがとうございます」
「いや〜本当にそうでござるなぁ〜」
「そうね」
「・・・・・・・ごちそうさま」
横島は話にまじらないでさっさと食事を終わらせた
まるでこの場にいたくないかのように
「ちょっと、横島クン、さっきからなんなのよ」
さっきからの横島の態度にごうを燃やした美神がいった
「なんでもないです、今日はもうあがります、さようなら」
淡々としゃべる横島にあっけにとられて
なにも言い返せない美神
「ちょっと、待ってください横島さん」
そういろつておキヌは横島を追いかけた


外で追いついた私は横島さんに聞きたいことがあった
「横島さん、どうしてわたしを避けるんですか、昨日告白した時横島さんいましたよね、私との関係は仕事の同僚だって、だったら避けることないじゃないですか」
「・・・・・・」
「えっ?」
横島さんの声は私に届かなかったのでもう一度聞いてみる
「おキヌちゃんが俺のことを避けないから」
「えっ?」
こんどの声は聞こえたが意味が理解できなかった
「俺、おキヌちゃんにあんなにひどいこと言ったのに、まったく避けないでいつも通り接してきて・・・」
「・・・・・」
わたしは黙ってその話をきくしかなかった
「あのとき、嬉しかった告白してくれて」
顔が赤くなるような思いだったが
「だけど今日の接しかたでわかった、おキヌちゃんにとって俺はそのくらいの存在でしか・・・次の日にはいつも通りの関係でいられるような存在でしかないんだって」
私は今日の行動が横島さんを傷つけてるとは思ってなかった
「俺のことなんか露骨に避けてよ、嫌いになってくれよ、ひとおもいに殴ってもいいからさ」
「そっそんなことできません」
「なんで、なんでそんなに平気でいられるの、俺はあんなひどいこと言ったのに・・・もう嫌だよ、怖いよ、あんなにひどいこと言ったのになんでいままで通りいられるの、俺ってたったそれっぽっちの存在」
「そっそんなんじゃあ、横島さんは・・」
「もう嫌だききたくない、俺に関わらないでくれ、もう信じてゆけない、もう信じられないよ、ウァーーーーーーー!!」
そういって横島さんは叫びながらこの場から立ち去った
わたしの行動が横島さんを苦しめた
わたしの言葉が横島さんを追い詰めてしまった




=====
今回も読んでいただきありがとうございます
めちゃくちゃ暗いですね
ああっ、横島のキャラ崩壊してる
浅はかなんですよねこの話
フロでおもいついた話ですから
こっちの方、真面目なので神経つかいます
『かけおち』のほうはらくでいいなぁ
こっちは理性で書いて
あっちは本能でかいてる状態です
どもども、まぼこといたけしがおおくりしました

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