ザ・グレート・展開予測ショー

犬飼ポチの復讐(13)


投稿者名:G-A-JUN
投稿日時:(01/ 8/20)

3人は以前天狗を探していた。
「一体どこにいるんだ天狗は。」
「早くしないと村の仲間が」
シロが少し焦り始めてきた。
「大丈夫だ。おキヌちゃんがいるし、とりあえず落ち着けよ。前にも言ったろ。」
「そうでござった。拙者が焦ってもみんなに迷惑をかけてしまうでござる。」
「そうそう。何よりお前しか天狗とまともに戦えないんだぜ。お前に期待しているんだからよ。」
「拙者、先生に期待されているんでござるか!うれしいでござる。」
「!!」
2人が話していた時タマモは何かを感じた。
「どうしたんだタマモ。」
「シロ!何かの霊気を感じない。」
「そうでござるか?・・・!!これは天狗どのの霊気でござる!」
シロとタマモは天狗の霊気を見つけだした。
「俺には何も感じなられないが。」
「あたりまえでしょ。私だってかすかにしか感じ取れないんだから人間には無理よ。」
「とりあえずシロがんばれよ。俺もなんとか援護できそうならするからよ。」
シロには1つの記憶が蘇った。
「あの・せ・先生、援護と言うと・・・」
「まあとりあえず隙を作ったり遠距離攻撃を・・・と、これはタマモに頼むか文珠は極力使わないようにしたいから。」
隙を作ると言う言葉にシロは反応した。
「せ・先生やめてくだされ〜!!」
シロは大声で横島の援護を拒絶した。
「おい!?いきなりどうしたんだよ!?援護なしで1対1で戦いたいって言ってもみんなの命を助けることが目的だろ!別に武士だからって正々堂々と戦おうとしなくてもいいだろう?」
横島とシロの考えは互いにすれ違っていた。
「その・・・武士がどうとかでなく・・・えっと・・・」
シロは言葉に詰まっていた。
「じゃあどんな理由なんだよ?」
「そ・それは・・・」
「シロ!別に1対1で戦う必要なんかないじゃない。どうして折角援護をしてあげるって言うのに嫌がってるのよ!?」
「タマモに狐火で援護をしてもらえるのはうれしいでござるが先生の援護はちょっと・・・」
シロはどうしても言いたいことが言えなかった。
「一体俺の援護のどこが嫌なんだよ!?」
横島はシロに見捨てられたような気がして少し落ち込んできた。
シロは顔を赤くしてしゃべり出した。
「だって先生は前に天狗どのと戦った時の様な援護をするんでござろう。あの時は拙者はその時の先生の姿を見てはいないでござるが想像するだけで恥ずかしいでござるし、先生のそのような姿を見たら拙者もっと恥ずかしくなるでござる。」
しゃべり終えたシロの顔は真っ赤になっていた。
「うわっ!横島、あんた一体何をしたの?」
シロの顔が赤くなっているためタマモも驚いて少しひいていた。
「えっ!?いや〜あの時はちょっとシロを援護することに夢中だったからさぁ。・・・ってシロ!!お前そーゆうのを俺の援護だと思っていたのか!!」
横島は誤魔化すため少し怒ったように見せて具体的には何をやったか話さなかった。
「じゃあ先生は今回はそうゆう援護ではないいんでござるね。」
「あたりまえだろーがっ!!」
横島のこの言葉を聞いてシロは本当に安心しているようだった。
「ねえシロ、横島が何をしたのか教えてくれない?」
またシロは顔が少し赤くなり始めたが少し気が楽にっていたのでタマモの耳元でボソボソとしゃべり始めた。
「シ・シロやめ・・うわ!?」
タマモがシロの話を聞きながら火の灯った自分の人差し指を横島に向けた。
無言の圧力(脅迫)を受けてあの時にとった自分の行動に後悔をしながら黙っていた。
(タマモもやっぱ美神さんの影響を受けているなぁ〜。この後の反応も予想できるし、まさかこんな事に文珠を使えることもできないしこうなったら一か八か!!)
横島は何かの賭けに出たようだ。
やがてシロの話を聞いていたタマモに変化が表れてきた。
顔が赤くなっていたようだが怒りのためではないだろう。だが当然怒っていた。
「このっ!!変態がー!!」
タマモは先ほどまで自分の指に灯らせていた炎を横島に向けて発射した。
(思った通り!!)
「『サイキック・ソーサー!!出力全開ー!!』」
横島はタマモの狐火をサイキック・ソーサーで受け止めようとした。
「た・耐えれるかー!!」
狐火はサイキック・ソーサーに当たってきた場所から徐々に四散してきた。
横島の集中力ももうすぐ限界だった。
が、なんとか防ぎきった。
「ふうっ。文珠の『盾』じゃやばかったかもあれだと貫かれていたかも、瞬間的の霊力は高いけど防ぎきれなかったら直撃だし。」
「ちっ!!防がれちゃったか」
「タ・タマモまさか本当に先生を焼くつもりでござったのか?」
シロもタマモの発言に少し恐怖を感じていた。
「タマモー!!俺を殺す気かー!!」
「あっ!ごめんごめんつい、でもあんたが悪いのよ!」
「何で俺が悪いんだー!!」
2人の雰囲気を考えずにシロが横島に話しかけてきた。
「先生ー!本当にやらないんでござるな。」
「絶対にやらねーと何回言わせれば気がすむんだー!!」
「でもー拙者少し不安でござるよ・・・」
そう思っているとタマモが話しかけてきた。
「私も横島のそんな姿を見たくないから、もしそんな行動をとろうとしたりでもしたら焼き払うから安心してシロ。」
「タマモ・・・ありがとうでござる!」
2人(匹)の友情がさらに深まった。
「ちょっとまてーい!!友情を深めるのは構わんが俺の行動をきかっけとするなぁー!」
このような感じで騒いでいると横島ではない1人の男の声が聞こえてきた。
「先ほどから騒いでおるようだがここに来たと言うことは拙僧に用か、貴様ら・・・・・・!?」
天狗から先に会いにきたのであった。
おそらくうるさくて修行に集中できなかったのであろう。
「天狗どのお願いがあるでござる!!」
「ムッ!ひょっとしておぬしは前に来たあの人狼の娘かそう言えば名を聞いておらんかったな。」
「シロでござる!!今回も仲間の治療をしてもらいたくてた来たでござる。」
「左様か。と、するとあの男の隣にいるのが以前おぬしが助けようとした仲間だな。」
天狗は人間に化けているタマモ見てすぐに妖孤と気づいた。
「ムッ!貴様は!あの時は貴様の奇策にしてやられたが1つ言わせてもらう拙僧とシロの戦いでシロの助太刀は構わんが今度また妙な行動をとろうとしたら貴様に斬りかかるぞ。自分の行動に気をつけることだな。」
「ちくしょう。どいつもこいつも(泣)」
横島はこれ程までに自分がとった行動に苦しめられた事がなかった。
「ではそろそろ始めるぞシロ!!」
「わかったでござる。」
天狗は自分の愛刀をシロは霊波刀を右手に出現させた。
「「いざっ!!勝負!!」
そして、2人の戦いが始まった。


___(14)に続く___

あぁ〜何か話がどんどん変な方向に〜キャラが変わってしまったー!!
しかも、横島とタマモに無駄な事で霊力を消費させてしまったし、ホントどうしよう(汗)
下手すると人狼の里(編?)ではなんか余計なことが多くなりそうな気が犬飼と戦うのはホントいつになるだろう?
なんか題名が変わりそうな気が・・・
このままだと自分、ホントどうなるだろう?(不安だぁ〜)

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