ザ・グレート・展開予測ショー

犬飼ポチの復讐(11)


投稿者名:G-A-JUN
投稿日時:(01/ 8/19)

久々に書こうと思いました。(2:00位に寝て今は5:00です。)
今日は家の兄が下手するとパソコンを1日中使うかもしれないからその前にと思いました。(他にも下手すると(しなくても)そろそろ忘れられそうな気もしたんで・・・)
文章をミスるかもしれませんがご了承ください。

犬飼ポチの復讐(11)
再び都庁の地下に全員が集合し話し合いが行われた。
美智恵は令子から聞いた以前の戦いを振り返った。
「犬飼ポチはおそらく決戦となれば『フェンリル』となるでしょう。以前戦った時はエネルギー不足だったため『アルテミス』の力を得たシロちゃんの攻撃だけでなくあの頃の令子や横島クンの攻撃でもそこそこのダメージを与えれることができたらしいわ。」
「でも、今回ははたして僕たちでも戦えるのでしょうか?先生。」
「問題はそこです。あの時でも戦っていたと言っても無理があったのにそれでも相手はエネルギー不足でした。犬飼ポチが『フェンリル』になった時もしエネルギーが完全だったら太古に恐れられていた怪物『フェンリル 狼』と本当に戦う事になってしまいます。」
北欧神話に記されているようにフェンリル狼はかつて多くの神を殺した。
中でも戦いの神ティールや主神オーデインすらも凌ぐ力を持っているとなるともはや想像ができなかった。
それは、アシュタロスが以前、究極の魔体となって戦おうとしていた主神クラスの神を倒したということになる。
「・・・・・・・・・」(沈黙)
「奴がそうなる前に倒さなくてはならないとなると時間がありませんね。」
「もう1つあるわ。」
「えっ!?」
全員が美智恵に注目する。
「それは何ですか?」
「理由はわからないけど今横島クンに、またルシオラの霊体が力を与えているようなのです。ただそれがいつまで続くのかがわかりません。」
初めて聞いた者は驚いていた。
横島の霊力はすでにこの場にいる全員の中で飛び抜けて高かった。
「確かに我々にとしても今が絶好の機会ですね。ですが戦術はどうするんですか?」
一番の課題だった。
「基本的には令子と横島クンの合体と『アルテミス』で強化させたシロちゃんの攻撃しかまともに通用しないでしょう。」
「では、僕たちはどうすればいいんですか?」
「犬飼の手下と戦ってもらうことになります。」
横島はこの言葉に反応した。
「お・俺って奴はあの時はノミにすら勝てなかったのか〜(泣)」
「せ・せんせぇ〜まだ」気にしていたでござるか〜。別にいつまでも気にしなくてもいいでござるよ〜。」
落ち込んだ横島をシロがなぐさめた。
師弟の立場が一時的に完全に逆転した。
「ノ・ノミィ〜。横島、お前本当にそんなのに負けちまったのかよ。」
雪之丞があきれたように言った。
「しかたないだろう!強かったんだから!」
「そうなのか。まあ戦ってみればわかるか。」
「2人とも!続きを話すけどいいわね。」
「早くこの話から離れてください。」
横島は本当にショックだったようだ。
「3人には犬飼と戦うことだけに力を使ってもらいたいので他の人たちは引き受けてくれますか?」
「まあ以前のフォーメーションをやればなんとかなるでしょう。」
「とりあえず令子の事務所のメンバーで人狼の里に行って『アルテミス』を呼び出すための魔法陣形を書いたものをもらってきてくれる。あなたたちしか人狼と面識がないから。」
「しかたないわねー。みんな、行くわよ。」
「あっそうだ!美神どのついでに天狗どのの所へ行きたいでござる。」
「え?何でまた。」
シロはどこからか、天狗から以前もらった薬『倍櫓』を取り出した。
「この薬の効果を天狗どのに教えてもらいたいでござる。」
「お前いつも持ち歩いているのか?」
横島がささやかな疑問を抱いていた頃、雪之丞は美智恵と話していた。
「この後はひとまず自由だろ?」
「まあそうね。」
「だったら前やったのをやっていいか?久々に楽しい戦いをできたから一回やったらすっかりハマっちまってよ。」
「・・・・・・・・・」(沈黙)
(どこまで戦いが好きなんだこの男は〜。あんな命がけの機械でハマるなぁ〜!!)
人間とバンパイア・ハーフはこう思ったであろう。
(どんな時でも修行を忘れないとは、さすが先生が認めた人でござる。」
人狼はこう思っていた。
(やっぱここにはまともな人間はほとんどいないのね。ところであのオッサン(ドクター・カオス)の隣にいる人ってだれかしら?人には見えないんだけどなぁ〜。)
妖孤はこんな事を考えていた。
「・・・と・とにかく行ってくるわね。帰ったらみんな魔法陣を書くの手伝ってね。巨大だから。」
「わかったわ〜。令子ちゃん〜。」
「まあそれくらいはやってあげるワケ。」
「じゃあ僕は他に仕事があるから帰ってきた時に手伝うよ。ああそうそう最近犬飼の辻斬りが妙に減っているらしいんだ。確かに今の内かもしれないね。」
「私はピート君と教会にいるから必要な時呼んでください。」
「ワシは機械を発明して金を手に入れなくてはならんからな。おい帰るぞマリア。」
「イエス・ドクター・カオス」
こうして各自が自分たちの行動をとった。
・・・が1人だけ1人の人間にしばられてしまった。
「美神の大将や横島はけっこ〜いったんだろ。俺も負けてられねぇーぜ。隊長頼むぜ!」
(こんなことになるんだったら、だれかに簡単な操作方法を教えていればよかったわね。だれかいないかしら?)
美智恵は頼めそうな人物を探した。
「あっ!タイガークンちょっと来てくれますか?」
美智恵はタイガーに基本操作を教えた。
「ごめんね。私もいそがしいから。」
「別にいいんですよ。雪之丞サンはワッシにまかせてツカさい。」
タイガーもその内終わるだろうと思って引き受けた。
しかし、雪之丞は体が傷つけば冥子の式神『ショウトラ』で回復しすぐにまた戦闘を始めるという事をただひたすら繰り返した。
(雪之丞サンいつになったら終わるんジャろー。)
(あうう〜早く帰りたいよ〜)
結局2人は雪之丞の気が済むまでつき合わされた。
 
一方美神たちは人狼の里へたどり着いたが目の前の光景に驚いていた。



___(12)に続く___

そこそこ打つの早くなってきたかな?(タイピングじゃないけど・しかも個人的だけど)
20日は兄が帰るため両親が送っていくということでボク1人です。
それで誰からも誘いを受けてないけどチャットに行ってみようかなぁ〜とか考えています。(まあ自分の作品の更新もしよう。その時しかないし。)

 

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa