ザ・グレート・展開予測ショー

かけおち その1


投稿者名:いたけし
投稿日時:(01/ 8/17)

「なあ、愛子、おまえさあ、夜どうしてんだ」
なんとなく疑問に思ったので聞いてみた
俺は本読んだり、勉強していると言う答えを予想していた
しかし、愛子の反応は俺の予想にあてはまらなかった

今は放課後、校門から生徒がぞくぞくと帰っていき
教室には部活にいく生徒、学校から帰る生徒がいなくなり
残っているのはずっと学校にいる愛子と
いつも仕事でいないのに珍しく学校に来ていた横島だけだった
いつものようにおしゃべりをして
楽しい時間を過ごしていた
そしてこの一言があった
「なあ、愛子、おまえさあ、夜どうしてんだ」
その一言をきいた愛子の瞳は潤んでいき
そして、ひと粒、またひと粒と涙となっていった

「おっおい、俺なんかしたか」
俺は焦った、女の子に泣かれるのが
こんなにつらいとは思はなかった
「ううん、ちがうのちょっと思い出して」
彼女はそういって流れている涙をハンカチでふきとった
彼女の思い出したのは昔のことではないと思った
たぶん夜はここでひとり寂しく寝ているのだろうと思った
その気持ちはひとり暮しをしている俺にはいたいほどわかった
その気持ちがわかったからこそ彼女をほっとけなかった
『大事な友人』として
「よ〜し、わかった、明日の朝までずっと話しようぜ〜」
俺がそのことをいったら彼女の表情はとまどいに満ちていた
たぶん、俺の仕事と生活に心配してくれたんだな
「大丈夫、今日は休むって言ってあるんだ」
(夜の分は言ってないけど)
そして約束どおり朝までふたりでおしゃべりした
仕事のこと、家族のこと、いままでのこと、最近のこと
たくさん、話をした、そのなかには
「へ〜それじゃあ、お前って、憧れの感情からできた妖怪なんだ」
「そう、だから私は青春してるの」
彼女は青春を楽しみたかった人たちの感情からできたらしい
そんな話をしているともう朝になっていた
「それじゃ〜俺、事務所にいくから」
「うふふっ、いってらっしゃい」
そういって彼女は笑顔で俺を送り出してくれた
「いってきます」
そういって俺もできる限りの笑顔でこたえてやった




=====
はあ〜このあと横島は美神にボコボコにされるでしょうね
それをわかっていて
愛子との夜を過ごすなんてなんてやさしいやつ、
カッコよすぎるぞ、横島
まっそれがいいんだけどね
こんかいもよんでいただきありがとうございました
今回短いですね
まあ次も期待してください
つぎのよみどころは『大事な友人』から『大切な人』に横島がどう変わっていくかというところです
皆さん正解は愛子でした
愛子とえっちなことをしないで子供ができるのも
きたいしてください
宿題ピンチのいたけしでした
さあ〜はやくやらんと 

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