ザ・グレート・展開予測ショー

あたたかい(終)


投稿者名:いたけし
投稿日時:(01/ 8/15)

お昼ちょっと前のここ、デジャブーランドで
横島は自分の友達と楽しそうに遊んでいる娘を見て
微笑んでいた。
(あんなに喜んでるんだったらまた来るか)
そんなことを考えているといきなり娘が抱きついてきた
「ねえ、パパおなかすいた〜お昼にしようよ〜」
「そうですね〜、お昼にしましょうか」
「そうだな、蛍、どこで食べる」
「う〜んあそこがいい、あそこが」
そういって蛍は敷地内にある原っぱを指した
(あそこは、ず〜と前小鳩ちゃんとお弁当を食べたところだ)
「そうだな、そこにしよっか、行こうおキヌちゃん」
「そうですね〜」
そう行ってそこにつくとレジャーシートを広げて
おキヌちゃんはお弁当をとりだし広げた
「ちょっとまって、わたしお手洗ってくる」
「おう、わかった行ってこい蛍」
「それじゃわたしも」
そういってふたりでお手洗いにいった

「ねえねえ、ほたるちゃん」
わたしは内に秘めていた好奇心を消化せずにはいられなかった
(ごめんなさい、横島さんどうしても知りたいの)
「なあにおキヌちゃん?」
「あのね、え〜とねぇ」
私は決心して聞いてみた
「ほたるちゃん、お母さんのこと覚えてる」
本当は聞いてはいけないとわかっていた
「うんうん、知らないよ」
わたしはほっとした、聞きたかったけど本当は聞きたくなかったのかも知れない、事実を知りたくなかったのかもしれない



お〜帰ってきた、これでやっと三日ぶりの食事にありつける
「じゃあみんなそろったし、いただきます」
「いただきます」
(ぼそっ)「いただきます」
うんうめ〜さいこ〜
「おいしいね、パパ」
「ああ、おいしいよおキヌちゃん」
そう言っておキヌちゃんの顔をみたが落ち込んだ顔をしていた
「どうしたのおキヌちゃん、体調でも悪いの」
とても心配になった
「いいえ大丈夫です」
どうしたんだ、蛍とお手洗いにいった時、何かあったのか
「なあ蛍、さっきなんかあったのか」
「うんうん、べつに〜、ねえねえパパ聞きたいことがあるんだけどいい」
「ああなんだ」
「私のママってどんな人」
そのとき横島の口から食べ物が落ち、おキヌちゃんの方をみると体がガタガタ震えて目から涙がこぼれ落ちてた
「ごめんなさい横島さん、私がさっききいたから」
そういってさっきより大粒の涙が流れてた
「気にしなくていいよ、おキヌちゃん、蛍ももう五歳だしそろそろおしえようと思ってたから」
「ごめんなさい、ごめんなさい」
「もういいよ、おキヌちゃんもきいて、蛍、おまえのママはもうこの世にいないんだ、お互い本気で愛してたんだけど周りが許してくれなくて結果的にかけおちになったんだ、でも逃げた先でも許されなかった、でもそこで助けてくれた人がいたんだ、俺たちはそこで式をあげた、そしてお前が生まれたんだよ蛍」
そう話てるとおキヌちゃんは泣き続けていた。
さっきとはちがう感情で








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また書きます、すぐ書きますまっててください

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