ザ・グレート・展開予測ショー

詳細不明神出鬼没 GSスペシャル世界迷作劇モノ控 (Part28 ラスト?)


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 8/14)

真魔剛龍剣を折られてしまったダイ。
一つの生命といっていいほどの、龍の騎士の全生命と言っていいほどの剣。
それが今、完全につい果てた。
鬼岩王バーンの皮膚の硬さというよりも、部分的な硬度が故の結果。
こんな結果など予想し得なかっただけに、ダイは気を失いかけた。

だが、その後ろから支えるものがあった・・・・!
太陽に重なっただけに、その太陽の強さ・・・・
それはまさに、夏子の元気さそのものだった。
創作者にとっては嬉しい、喜ばしいことである。

ソアラ 「・・・・・・・・・・・・ダイ・・・・・・・・・・・・・!!」
鬼岩王 「「「・・・・太陽・・・・いや・・・・・・・・まさか・・・・・・・・・・・・・!!」」」
ソアラ 「・・私の精霊としての力も・・・全て持っていきなさい・・・!」

ぐんと立ち直るダイの、みなぎる力。
それは、今までの龍の騎士に無い、人間としての本来の力。
人・精霊・竜の三身一体。
この威力が、どれだけすばらしいかを見せつけるために・・・・!!!!!

         ☆         ☆         ☆

CASTING;

ダイ           :ピエトロ=ド=ブラドー 
鬼岩王バーン     :美神令子 + 小笠原エミ + 美神公彦(ヴェルザー)
ソアラ          :夏子

マァム   :ゆうこ姉
ポップ   :横島忠夫
レオナ   :アン・ヘルシング
ヒュンケル :伊達雪之丞
ラーハルト :西條輝彦
ヒムちゃん :ドクターカオス
チウ    :犬塚シロ
クロコダイン:メドーサ

メルル   :氷室キヌ
バダック  :ヌル
ロン=ベルク:魔ドーム
マトリフ  :菅原道真(善)
ビースト君 :ハヌマーン
アバン   :唐巣和宏
フローラ様 :美神美知恵

キルヴァーン  :天龍童子
ピロロ       :パピリオ

         ☆         ☆         ☆

マァム 「あ、あれ・・・・は?」
レオナ 「だ、ダイ君が・・・・・?」

ポップたち一行は、再び、フローラ様たちと合流。
その中、チウが懐から望遠鏡を取り出して覗く。

チウ 「あれは、・・・ダイ君でござるよ♪」

ちょうど、もう一つの剣が降りぬかれるところであった。
ソアラの・・・命が、今もってダイの体へ取り付いて、両親の血を全て受け継ぐ。
何もかも、受け継いだ。
勢いのついたダイは、真魔剛龍剣の留められた上を見据える。
瞬間的に本来の自分の剣・・・
その一つに2つの紋章を集中させる。
『ダイの剣』 を パワーに変えて爆裂させる。
もはや躊躇いなど無い。
全てが力だ。

その力を全て、今、叩き込んだっ!
真魔剛龍剣も動き出し、七色に輝いて行く・・・。
その光景を、ヒュンケルがチウから奪った望遠鏡で一部始終見ていた。

チウ 「・・・私のでござる・・・・(泣)」
クロコダイン 「そういうな、チウよ。あれしきの距離なら…俺の肉眼でも…」
ラーハルト 「……!あの巨体を……断ち切ったか…!」

目を見据えて、その鬼岩王バーンの砕け散る瞬間を捕らえた。

ヒュンケル 「…俺たちの…勝利だ……!」
フローラ 「これでもう、私の前から逃げることもありませんよねぇ、アバン?」
アバン 「…ギクリ……!」

一瞬あせったアバン。
何しろ、かつてハドラーから世界を救い出した後、女性ファンから逃げて逃げての逃亡生活だったから。
それに、後継者作りと称して、フローラ様を見捨てていたわけでもないわけだし。

ポップ 「そうだぜ、先生。」
マトリフ 「本当、不気味な…いやいや、不器用な奴だぜ、アバンも。」
アバン 「なんてこと言うんですかっっ!」

すっかり笑われ者のアバン。
思わず、レオナやフローラ様も吹き出す始末であった。

レオナ 「でも…先生?何故、ダイ君を育てる気になったんですか?」
アバン 「それは、レオナ姫が一番知っていることでしょう?お互い様ですよ。」
フローラ 「そうでしょうねえ、アバン?」

なんだかフローラ様の毒づいた台詞。
いきなりあってのご機嫌斜めという事でもあるだろうが…。

バダック 「あとは、勇者ダイのお帰りを待つだけですな。
        帰ったら、パーーっと派手に騒ぎましょうかの。」
メルル 「そうですね、ポップさん。」
ポップ 「い、いやあの…でも…」

メルルに話し掛けられて言葉に詰まるポップ。
でも、前にもポップはマァムに告白したのに、完全には断ち切れていない。
でも、メルルはくすっと笑って、

メルル 「…いいんです。私の好きな人が、その好きなように生きてもらうこと……。
      それが、占い師の定めなんです。」
ポップ 「メルル…!」
マァム 「あーーら、そんなとこでいつまでイチャイチャしちゃってくれるのかしらぁ♪」
ポップ 「ぎくり!」

マァムの冷たい声が、一瞬降りかかる。
が、落ちてくるダイの体に気づく。
ダイは今、全ての力を…体力を…使い果たしているのだ。
その落ちてくる方向へ向かって、いち早くトベルーラする。

マァム 「あっ。ちょっと、ポップ、待ちなさいよぉーーー!」

でも、今はそんな事に構っていられない。
ダイの体を、無事俺が受け止めないで、どうするんだ。
そう、自分に問い詰めて、ダイの落下する位置へ向かう。


だが、その頃フローラ一行の前に現れる謎の姿があった。

メルル 「…………!」
レオナ 「どうしたの、メルル?」
メルル 「まだ…一つの邪気が…強い邪気を感じます・…・。」

チウ 「クロコダイン役のメドーサじゃないでござるか?」
クロコダイン 「余計なこというんじゃないよぉ、このスカポンタン!」
チウ 「…あでっ!」

ポカリと殴られるチウであったが、次の光景には、アバンすらも驚いた。
このアバンの手で葬り去ったはずだったのに…

キルヴァーン 「これはこれは、あなた方の勝利おめでとうさんといいましょうか。」
アバン 「貴様、首を掻っ切ったのにどうして・・・・」
ピロロ 「君たちの言う、腹話術師の逆さ。僕がキルヴァーンの本体で、
      そっちの仮面の元々の方が……」

ピロロはそこまで言うと、キルヴァーンから仮面を外す。
その仮面の下には、とんでもない爆薬が隠されていた。

ロン=ベルク 「…ま、まさか 『黒の結晶 《コア》 』 !?」

ピロロ 「そうさ。以前にハドラーに取り付けていたものとは違って、自動で発動するよ。
      ふふふ、よかったねぇーー。せっかくダイが戻るのに、その肝心のダイがくる頃には、木っ端ミジン……」

そこまで言うなり、レオナが爆弾を凍らせようとするばかりにヒャダルコを浴びせる。
…が、凍るどころか、ヒャダルコの魔法力を弾き飛ばしている。

ピロロ 「おっと、無駄だよ。やるだけ爆発が早まるだけだ……」

そこへ、マァムがいち早く飛び出す。
続けて、ピロロへ閃華裂光拳を食らわしてピロロを倒す…が…

ピロロ 「無駄だっていうのは…あと…数秒ってとこだよ…」

そこまで言いやるなり息絶える。
そして平和を勝ち取ったのもその数秒で消え去ろうとしている・・・・。
いま、如何すればいいのか・・・・・一同は考えたが、マトリフはいち早く、その 『黒の結晶 《コア》 』 を掴むなり空にトベルーラで浮かぶ。
が、それだけでマトリフは血を吐く。
その瞬間を見たポップは・・・・

ポップ 「アバン先生っ!ダイを…ダイを頼むっ!」
アバン 「分かりましたよっっ!」

ポップはアバン先生にダイを一時託すなり、トベルーラの威力を挙げる。
死に至ろうとしている、俺にとっては大事な師匠…。
本当にめぐり合えた師が…目の前にしなれていくのは、金輪際イヤだった。
だから…いま、ポップは、師匠の元へ飛んでいかねばならないのを察知していた。

マトリフ 「・・・・・まっ…まさかポップが……!?」

マトリフは、驚いていた。
今、目前で、マトリフの前で留めようとしているポップ……。
その、ポップの目からは血の涙が流れていた。
鼻をグシグシと、吹き嬲ってマトリフを見やる。

ポップ 「へへ…師匠…師匠だけ生かせねえぜ、やっぱ……。」
マトリフ 「お前も…かなり成長したなぁ・…。けどよ、一つだけ違う。」
ポップ 「…へっ!?」

ポップは一瞬考えた。
…が、考えているヒマなど無いのだ。
いま、ポップがいてこそ、マトリフもいる。

マトリフ 「それは…」
ポップ 「分かってるぜ、ありったけのバシルーラで吹っ飛ばすしかないだろーな・・・・死なないための手段としては…。」
マトリフ 「はは、物分りがいいじゃねえか。」

……ここで改めて説明しよう。
普通なら、マトリフとポップがしゃべっている間に爆弾が 『どっかーーん!どっかちーーーんん!』 と成っているはずだが…
細かいことは通用しないのがこの世界なのだ。
分かったかな?

ポップ 「分かってるって!今だ、行くぜ・・・・・」
マトリフ & ポップ 「バシ、ルーラーーーーっっ!」

2人の両手からありったけの魔法力でバシルーラを発動させる。
『黒の結晶 《コア》 』 は、その威力に乗って空のかなたへ消えると、危うく、爆発する瞬間までに異次元へ飛ばすことができた…。

ダイ 「…ポップ・・・・・!」

さあ、これから次回にかけて本格的なエピローグと行こう!

今までの コメント:
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa