ザ・グレート・展開予測ショー

蛍(34巻参照)


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 8/ 9)

足が震える。
のどが渇く。
視界が揺れる。
―体が震える。

死ぬって
消滅するってこーゆう事なんだなあ。
ゆっくりと
自分の体を形成するものがなくなっていく。
「…ったくもう!」
ぱしん…
「普段鈍いくせに、困る時には鋭いんだから…!」
そんなオマエだから、好きになったんだけどね。
だから、私が居なくなっても
理由を知っても
泣かないでね。
オマエは優しいから自分のせいだと思うだろうけど、これは私が決めた事だから。
オマエがベスパから、自分の意志で私を庇ったように、
だから
泣かないで
悲しまないでね。

ぱしんっ
体が少しずつ消えていく。
「…さすがに限界ね。ベスパの渾身の一撃をカバーするには、他にテがなかったの。」
体が震える。
怖い。
私が消えていく。
怖い。
残していきたくない。
私もこの世界にいたい。
だけど、それ以上にオマエにこの世界に居て欲しい。
オマエのいる世界が好きなの。
私が消えること以上にオマエの好きな世界がなくなるのは怖い。
オマエが笑わないのは、悲しむのが怖い。
オマエが居ない世界にいるのが怖い。
「…ウソついたこと―
        あんまり怒らないでね…」
きっと、怒るだろうな泣きながら。
ごめん
泣いて欲しくないのに。
ウソなんかつきたくなかったのに。
でも、
でもね
私はオマエに遭えて良かった
嬉しかった。
オマエを悲しませるって分かってても。
良かった。
優しくしてもらって
思って思われて
笑えて
私を見てくれて
オマエは私たちのために怒ってくれた。
出来ることなら
ずっと傍にいたかったよ。
目の前は吸い込まれそうな闇。
そして、星。
「一緒に夕日を見たね、ヨコシマ……」
ここで居なくなれるんなら
他のどこでもなくて
ヨコシマとの想い出の場所なら
「昼と夜の一瞬のすきま―」
また見ようって約束して
そしていっしょに見てくれた場所で
「短い間しか―」
私も少ししかいれなかったけど―
「見れないから……」
それでも…
「きれい……」
本当にオマエが好きだったよ

おわり。
すいません34巻読んだらなんか書きたくなりました(ダメじゃん自分)
なんかルシオラふぁんの方からおこられそーなきが(汗)
あうあうっ(滝涙)
と、いうかあざといかも自分(汗

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