ザ・グレート・展開予測ショー

犬飼ポチの復讐(9)「横島とシロの散歩編1」


投稿者名:G-A-JUN
投稿日時:(01/ 8/ 8)

今回の内容は思いっきり賭けです。
しかも、(1)とかやっています。(2もあるのか?と言うわれたらあるとしか言えません。あぁ本当は1で終わらせるつもりだったのに・・・)
とりあえず読んでみてください。

犬飼ポチの復讐(9)「横島とシロの散歩編1」

ピートとタマモが犬飼と戦い始めた頃シロは横島を引っ張り回していた。
「ワーイ先生と散歩でござるー!」
「お・おいシロ!ちょっと待て。」
「ん?何でござるか、横島先生。」
「話があるからとりあえずどこかの公園で休もう。」
「別に拙者は疲れてはござらんが、話って何でござる?」
シロは少し休んだだけですでに体力が回復しているようだった。
「いや俺が疲れたから、公園で少し休みながらお前と話がしたい。」
「わかったでござる。」
そして、どこかの公園に着いた。
2人はベンチに座っていた。
「話って何でござるか?横島先生。」
「はぁ・・・はぁ・・・ちょっと待て・・・今話すから。」
すでに横島は体力のほとんどを失っていた。

・・・数分後・・・
「ふう。やっと少し落ち着いてきたか。」
「先生早くでござるー!」
「お前何を期待しているんだ?」
横島は少しこの後のシロの反応に不安になってしまった。
「まあいいや。悪いがお前のためを思ってはっきり言わせてもらう。お前が犬飼を憎んでいるのはよくわかるが落ち着け。」
「拙者もそう思っているんでござるがどうしても抑えることができないのでござる。」
「どうしてだ?以前奴と戦ったときは落ち着いていたじゃないか。」
「そうでござるが・・・父の敵が倒した今でも蘇ってまた拙者の大切な人たちを狙ってくるのかと思うとどうしてもがまんできないのでござる。」
「そこをなんとか抑えてくれないか?」
横島は優しく言った。
「俺たちを守りたいというのはうれしいけど、別に1人で戦う必要はない。お前のその気持ちはうれしいが、・・・悪いと思うけど1つ言わせてもらう。今のお前では多分犬飼には勝てない。」
「そんなぁ〜拙者では無理でござるのか。」
「いや。それはわからない。お前は気づいていないかもしれないがシュミレーション戦でお前の霊波刀の出力はいつもより上がっていた。ただ、それで無防備に突っ込んで行ったらどうなるかはわかるだろう。」
「そうでござるが。」
「俺もお前も以前大事な人を失っただろう。だからその悲しさはよくわかるだろ。俺や自分にそれをもう味あわせたいと思うか。お前のためだけでなく俺のためにもなんとか抑えてもらいたいんだが。」
「わかったでござる。・・・そうだ!こうすれば・・・でも・・・」
シロは何かを思いついたがそれをためらっているようだった。
「ん?どうしたシロ。」
横島の声を聞いて、迷いをなくした様な表情になった。
「・・・横島先生。先生の文珠が1つほしいんでござるが。」
「ん?・・・ああ。別に構わんが、ただし俺には使うなよ。」
横島は文珠を1つ作り出してシロにそれをわたそうとした。・・・その時!!
「!!シロっ!離れろ!!」
「!!まさか!!」
2人はすぐに横に飛び退いた。
すると後ろから8本の剣戦が通り過ぎた。
「ほう。流石だな。それにしても今回はシロのにおいを追っていたのだがまたお前とも会ったか。」
「「犬飼!!」」
再び犬飼(本物)が出現した。
「うう〜犬飼〜」
「シロっ落ち着け!さっき言った事を忘れたか!」
「くっ!」
シロは必死に自分を抑えた。
「今回も無理かもしれんが一応聞いておこう。シロ!今一度聞く拙者のところに来ないか?」
「黙れっ!!父の敵め!!」
「ふっ。あいつが死んだのはあいつが俺より弱かった。ただそれだけのことだ。お前もそうだがひょっとするとお前にはまだ素質が眠っているかもしれない。それを弱いお前の父や横島の代わりに呼び覚ましてやろうと言っているのだぞ。」
この犬飼の言葉にシロはキレた。
「うおぉぉぉー!!」
「シロ!!やめろ!!」
「やはり無理か。少し言い過ぎたか?まあしかたないあきらめるか。」
そう言って接近してくるシロに『八房』を放った。
「!!」
「やばい!!どうすれば!・・・そうだ!!」
横島はさっきシロにわたしそこなった文珠に『盾』と、入れて『サイキック・ソーサー』に乗せてシロの正面に投げつけた。
「間に合え!!」
シロが一瞬犬飼の攻撃に硬直したためギリギリで間に合い犬飼の攻撃からシロを守った。
しかし、『文珠』と『サイキック・ソーサー』の2つでも犬飼の一点集中攻撃の『八房』は防ぎきれなかった。
「ギャン!!」
1発だけだがシロに直撃した。
「流石は横島7発防いだか。だが次はシロを守れまい!もう一太刀!!」
「させるかー!!」
横島は『ハンズ・オブ・グローリー』を犬飼めがけて一気に伸ばした。
「ぐわっ!!」
モロに腹部に入ってよろめいた。
そのすきに横島はシロにかけよった。
「シロっ大丈夫か!」
(何をする気だ!?・・・そういえば先ほどのあの玉は一体何だったんだ?)
「ちっ!次からはあまり戦闘中には使うチャンスが無くなるな。まあ残り少ないしシロを助けるためだ。」
犬飼は横島の技を知るため黙って様子をうかがっていた。
横島は文珠を1つ作り出した。文字は『治』
それをシロに使った。するとシロは意識は回復していないが傷は完全に治った。
「ほう。そいつは文字を入れるとその文字の効果を発動させるのか。」
「そうだ。」
「なるほどそいつはやっかいだ。」
「・・・悪いがここは引かせてもらうぜ。」
横島は文珠を1つ作り出した。
「させるか!!そんなやっかいなものを使う奴をみすみすと逃がすものか!!」
犬飼は突っ込んできた。
「ちっ!!うらぁー!」
横島は文珠を投げつけた。
「無駄だ!!」
犬飼は文珠を斬ったがその瞬間文珠が発動した。
「ぐわっ!!」
突如もの凄い爆風と爆煙が辺りを覆った。
「今しかない!!」
横島は文珠を作ろうとした。しかし・・・
「あれっ!?」
なんと文珠が作れなかった。今出したのが6個目だった。
「そんなもう限界だったのか。」
横島は2つ出して『飛』『翔』とするつもりだった。
なんとか1つでも出れば『飛』だけでもよかったがそれでは、あまり空中で安定することができないという点や2つの方が持続時間が長いというメリットがある。
徐々に煙が引いてきた。
「頼む文珠よ出てくれ!」
横島は必死になって霊力を込めた。
なんと文珠が作れたのだった。
「やったできた!!・え!?・こ・この文珠は!!」
それは以前ルシオラを体内にとりこんだことにより作ることができた2文字同時に入れることができる文珠だった。
「ま・まさかルシオラの霊体がまた俺に力を貸してくれているのか!?」
横島は自分が悩んでいる間にも煙がどんどんと薄くなっていることに気づいた。
「!!そうだ!詮索は後だ。シロに冷静になれって言った俺がこうしてちゃいけない。」
横島は『飛翔』を発動させた。
「しまった!おのれー逃がしたか!」
横島はシロを抱えながら上昇し退却した。


___(9−2)へ続く___

初めて1日に2回投稿することができました。(でも遅い)
ただ今回は最初にも書いたように賭けです。
今回のを読んで皆さんがどういう反応をするのかがホント怖いです。
犬飼はなんかかなり典型的な悪役になってしまったし、今回の話し自体が典型的なパターンになってしまったような気が(苦悩)
とにかくこれからもお付き合い(本当に)どうかよろしくお願いします。



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