ザ・グレート・展開予測ショー

おとこならばっ


投稿者名:hazuki
投稿日時:(01/ 8/ 1)

その12)戦闘後
「ああっくそっ太郎殿(シロの師匠の名前)にドッグフード三缶もかけたでござるにっ!」
ふるふると拳を震わせ観客の人狼。
手には券と思われる紙切れを持っている。
だが悔しそうな口調とは裏腹にそのシッポは激しく左右に揺れていた。
その表情もどこか嬉しそうだ。
要するに興奮しているのである。
このような緊迫した仕合を見て。
他の観客も似たような反応で、口々に勝ったの負けたの喧々囂々と言っているが、すべてそのシッポと表情がこの仕合を見れた喜びを語っている。
(傷薬…包帯…軟膏…あと…)
タマモは救急箱の薬をチェックしながらどこか安堵したような表情を見せていた。
無論それを見たものは居ないが。
もし横島が負ければシロを教える資格無しと言われ、修行のためにこっちにいるシロは師匠(シロにとっての)に人狼の里に連れ戻されるところだったのだ。
「居なくなるなら部屋も広くなるし清々するわっ」
とシロの前では言っていたが実の所、居なくなると考えただけで物凄く寂しかったりする。
タマモは、元々気まぐれで、我侭な気性であるが一旦懐に入った存在には甘いのだ。
本人には自覚は無いが。
身内のいないタマモにとって事務所の人間が仲間であり―
そしてきゃんきゃん吼える馬鹿犬が相棒なのだ。
だからだろうか?
ここにいたのは?
一緒に横島の仕合を見たのは?
タマモは中身を確認すると、その場から立ち上がり横島がねそべっているであろう場所に向かった。
余談だが、救急箱の中に効き目は抜群なのだが、精製がとんでもなくめんどくさいとタマモ本人が言っていた特製の傷薬があったらしい。

「先生っ!先生っせんせえええええっ!!しっかりするでござるよっ!」
横島の胸倉を掴み激しく前後に動かしつつシロ。
かっくんかっくんと怪しげな音を立て、首から上の部分が前へ後ろへと動いている。
いや……逆にヤバイと思うのだが。
意識を失っている横島はそれを止めることが出来ない。
時折ごんと頭が壁につくったような鈍い音が聞こえる
……まあこれ以上馬鹿にはならないだろう…
シロは涙を滝のように流しつつ必死に呼びかけており自分の行動の危なさに気付いていない。
つづく
短いよおお(涙)
つぎが最終回ですっ!!(多分きっと…)

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