ザ・グレート・展開予測ショー

今度こそマトモ!前回の反省をバネに「今日から俺は!!」


投稿者名:新ダテ・ザ・キラー
投稿日時:(01/ 7/30)

男は、呼び出しに応じた知人の顔を見るや、深く溜息をついた。不機嫌そのもので声を出す。
「人手が足りないから、先生に頼んで応援を手配してもらった筈なのに、何故、君だ?」
「ウチの連中出払ってたんだよ!なんだよ、その態度?こっちだって抵抗したんだよ!!」
その知人、傍目には甥っ子に見える程度の年齢差であったが、対等に言い返した。
「確かに、君の性格と、あちこち焦げてるところを見ると無理矢理連れてこられたようだ」
「あぁ、なんや知らんが今日の依頼、「インキュバス」とか言う奴は男が居ると出てこん
らしくてな、留守番喰らってたトコにイキナリ隊長がやってきて引きずり出されたんだ。」
長髪の男が感情を込めないように言うと、少年の方も事情を語った。男はその言葉を受けて
「君がその悪魔の正体を知らなくて令子ちゃんもさぞや助かった事だろうが…
こっちの相手はカマイタチだ。君は以前コイツでドジッてるらしいじゃないか、大丈夫か?」
「俺がヘマやるとお前が死ぬなら、やる。」
男は素直に自分の思ったことを口にした。少年もそれに倣った。男は肩を震わせながら言う
「それは僕に対する挑戦かね?」
問われた少年はあさってのほうを見やり、会話はそこで途切れた。


除霊が始まっても、彼らはスタンドプレーの限りを尽くした。
「西条!テメーが取り押さえろよ!1発は俺の方が重いんだからよ。」
「バカな事を!それを言うなら文珠で捕縛した方が確実だろう!」
2人とも相当の負傷を被っていたが、罵り合う勢いはいっこうにおさまらない。
「もー我慢できん!俺一人でやるから引っ込んでろ。」
叫びながら少年、横島忠夫は西条から離れた場所へ駆け出した。そこで文珠を取り出す。
横島の手の中で、光が生まれ、その光に照らされた空間から風が失せる。文珠‘凪’
「キキィ!(訳:か、身体が動かねぇ?)」
「ギャキキッ(訳:うろたえんじゃねぇ!風を消したのはあのガキだ、奴さえ殺せば…)」
「クソ妖怪が!挟み撃ちしてやるぜ。」
「クキィ?(訳:何ぃ!後ろか?)」
横島の宣言の意味を察し、カマイタチは一斉に背後を振り向いた。目に映るのは虚空のみ。
ザンッザシュッズバァ
横島の右手に輝く形無き刃が、隙だらけのカマイタチを三匹まとめて葬った。
「わははは!楽勝じゃー!俺って強ぇ!」
「君、今のはちょっと卑怯じゃないか?」
ようやく追いついた西条は、横島の勝ち名乗りを無視してそう言った。
「あぁ?何言ってんだてめぇ!コイツら死ぬ程素早いクセして三人がかりでよー、
コイツらの方がよっぽど卑怯じゃねーか。大体、普通にやったら負けちまうだろうが。」
「自分が正しい事をしていれば、結果はおのずとついてくるさ!」
横島は西条に真っ向から反発し、続いて西条も言い返した。
「頭悪い野郎だな。それじゃてめぇは例え100対1でも負けねーのか?」
「正義があれば負けないよ。」
横島はからかったつもりだったが、西条は真顔で答えた。横島は西条の返答を腹に据えかね、
「ムカつくヤローだな。(今までも凄まじくムカついてたが)」
グイと西条の胸倉に掴みかかった。数秒、2人はそのまま視線を交わしていたが、やがて、
横島は手を離すと西条を押し退けてそのまま歩いて帰路につき、そのまま呟いた。
「テメーはそーやって生きてろ。」



あとがき:今度はどうでしょう?ああいうしょうもないことをしてすいませんでした。
お口直しになればこれ幸いです。みなさんのツッコミのお陰で生まれ変わったつもりですが
またあんなことになってもいいように「つづく」は外しました。
一応、このまま終わっても綺麗な場面ですしね。(そう思いますよね?)

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