ザ・グレート・展開予測ショー

横島クンは神になれるのか?〜その31〜


投稿者名:sauer
投稿日時:(01/ 7/29)

…俺達が『それ』に気づいたのは、数分後の事だった…

「…?今、なんか聞こえなかった………?」
「え?」
 おキヌちゃんには聞こえなかったらしい。しかし………
「…ほら、また聞こえた…何の音だ?」
「………ホントだ…聞こえますね…」
そう、まるで赤ん坊が泣いているかのような………ッ!!?
俺は、さっき、隊長に頼まれていた『あること』を思い出した。
「じっ、人工幽霊一号っ!! 居るか!?」
『はい、横島さん。何でしょうか?』
「…ひ、ひのめちゃんは……美神さんが連れて行ったか?」
『…いいえ、横島さん。オーナーは今日はお一人でお出かけに……』
俺は人工幽霊一号にそこから先を言わせる前に、おキヌちゃんに向かって叫んでいた。
「お、おキヌちゃんっ!! ひのめちゃんは!?」
「…えっ?…そ、そう言えば…!」
おそらく、事務所の中のベビーベットの中だ………!!
「………ふぇぇぇ………」
………やはり泣き声…これは…ヤバい………!!
 俺達は、事務所が燃え出さない事を『神様』に祈りながら『ひのめちゃんの泣き声』に向かって駆け出していた………

                ………数分後………

「…い、今のが俺の『最後のネタ』だ…ハァ〜ハァハァ…限界だぜ…クハァバァーバァー…
 もうこれ以上俺が知ってるネタは無いぜ…くはぁ〜くはぁ〜…くはぁ〜はぁ〜ぜぇぜぇ………」
 横島さんが、半ば自棄気味に荒い呼吸をしながら、ソファーにつっぷした。
…もちろん、わたしも乱れた呼吸を整えながら、ゆっくりと横島さんの横に座った。
「…はぁ…はぁ…あ、赤ちゃんにウケようとするのって…タイヘンなんですねぇ……はぁ、はぁ、ふぅ〜…」
わたしは、ひのめちゃんを抱っこしながら、なるべく優しくひのめちゃんにふれた。
…あったかくって、ふわふわしてる…
「…けど…赤ちゃんって、可愛いですよね……ほら、横島さん、見て?…こんなに幸せそうに笑ってますよ…」
ひのめちゃんが、にっこりと笑って…しっかりとわたしの胸のあたりを掴んでいる。
「…うん…ホントに…これだけ可愛いと、やっぱ欲しくなってくるよな…赤ちゃん」
…そう言いながら、横島さんが ひのめちゃんのもう片方の手に、人差し指を軽くのせた。
ひのめちゃんは、その指をきゅっと掴んで離さない。…それを見て、横島さんは優しく微笑んでいる。
「本当に…欲しいですよね…赤ちゃん…可愛いなぁ…何でも掴んじゃうんですね♪」
わたしは、横島さんと二人で、ただただ ひのめちゃんを眺めていた。
「あ、ホントだ…離してくれないよ…ひのめちゃん♪」
横島さんは、微笑みながらひのめちゃんから人差し指を取り返そうと…はしてないんだけど、軽く引っぱっている。
・・・なんか、これだけで『しあわせ』になってくる・・・
「いいじゃないですか、横島さん♪…もうちょっと、このままでいましょうよ…」
そう言いながら…気がつくと、わたしはかなり横島さんに近いところまで接近していたようだった。
…いつもなら、真っ赤になって距離を離すんだけど…
「…え?………おキヌちゃん?」
今日は、横島さんにピッタリとくっついて…横島さんの肩に、もたれかかった。
「………ね?横島さん…」
「………あぁ、そうだね…もう少し、このまんまで………」
そう言って、横島さんも、そっと腕をわたしの肩にまわした………
・・・そのまま…わたし達は、ひのめちゃんが眠るまで、ただじっと見守っていた・・・

                ………数時間後………

「…ただいま〜………あ、横島来てるわね………」
 あたしは、横島のいる気配を感じて、事務所の方へと目をやった。
「あっ!!せんせいのニオイっ♪せぇんせぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!!」
さっそく、馬鹿犬が反応している。事務所に向かって、走っていった。
「あ、馬鹿犬っ!!…もぉっ、荷物持ってきなさいよ!!」
「ふふ、良いじゃないですか、タマモさん。シロさんも早く横島さんに会いたいんでしょう」
「それはそうなんだろうけど」
あたしは、今日あの馬鹿犬が、
『せんせいがいなきゃ つまらんでござるよぉ…つまらんつまらんつまらんっ!!せんせ〜〜〜っ!!!』
…と、絶叫しながら街を歩いていたので、うんざりしていた。
「けど、やっぱり……」
小竜姫様と、シロの今日の行動について話しながら、事務所に入ろうとした………けど。
「…何、やってんの?シロ………?」
入り口で馬鹿犬が固まっている。はっきり言って、邪魔だ。
「どきなさいよ、通れないでしょ?………まったく、これだから馬鹿犬は………ッ!!?」
そう言いながら事務所に入ると………小竜姫様も固まった。
あたしは…かろうじて、固まっていない。
 ……そして…二人が固まった『原因』となる光景を見つめながら、こんな言葉を思い出していた…
「(……………あたたかな…バリアーが彼らを包んでいるのが見える……………)」
………と。

………数分後、横島がどうなったかは…あたしからは、哀れすぎて言えない………



―――はぁ〜〜〜、今日はちょっと 部屋の中が涼しい♪
 けど、今回のお話は、なるべくあったかく仕上げようとして………こうなりました(汗)
 実は、読んだ方なら気づいていると思うんですけど…横島クン&おキヌちゃんの、
 『爆死寸前』発言があります♪(真ん中あたり、かな?)…はい、怒られるかも…(ファンの方に…)
 しかも、めっちゃ甘いし…第二部(←?)だし…次回、『アレ』やる気満々だし…(←宣伝)
 今回、人工幽霊一号を出した理由は………も〜ちょっとしたら、です♪(←ダメ)

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