ザ・グレート・展開予測ショー

ひとつ屋根の下!!(その1)


投稿者名:DIO
投稿日時:(98/ 6/ 4)

『横島誕生日ネタ』はひとまずおいといて、今回は「猫の散歩!!」のとき予告したとおり、アン・ヘルシングを使ってみることにしました。そう言うわけで、しばしおつきあい下さい。

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横「えっ、留学!!あのお騒がせ娘がか!?」
高校の昼休み、飯を食いながら話をしてるトコロ。ちなみに弁当のグレードは前と変わっていない。
ピ「ええ、今日の夕方、アンちゃん空港に着くんですよ。」
吸血鬼絶滅に燃えたひいじいさんの遺志に憑りつかれ、ピートの命を狙い続けていたアン・ヘルシングが日本の学校に留学することになった。
タ「しっかしあの子が来日するとなると、また一波乱ありそうジャノー。」
横「留学ったってどこに。まさかウチの高校じゃ・・・。」
ピ「彼女まだ中学生ですよ。摩天楼大学付属の中等部です。」
愛「摩天楼大って日本のオカルトの最先端っていう・・・。」
ピ「ええ。六道女学院以外じゃ霊能科のある学校は日本でここだけですね。もっとも彼女が行くのは霊能技術科ですが。」
横「霊能技術科?」
ピ「霊能アイテムの制作実習や、アニマル・ゴーストスイーパーの訓練法を学んだりするコースがあるとこです。」
横「そんなの親父さんに習やーええだろーに。オックスフォードの教授なんだろ。」
愛「横島くんわかってないわねー。好きな人のために国境も越える・・・。モロ青春だわっ!!」
ピ「そ、それはどうかな?でも一緒に住むからって特別何か起こるわけでもないし」
この発言で横島とタイガーが、ピートの机にカッターナイフをドスッと突き刺し、グリグリしながら、
横「ピート・・・・!今、同棲するとか言ったか・・・!!!」
思いっきりネチネチした目でにらんでいる
ピ「違いますっ。ただ教会にホームステイするって言うだけで。それに彼女はまだ子供ですよ。」
横島、ガッとピートの襟首をつかむ。
横「あれくらい育ってりゃ十分だっ!!同じ屋根の下で日夜過ごすって事に変わりないだろーがっ!!俺が未だに一人暮らしで、なんでおまえが・・・!!」
そこへクラスの女生徒がみんなピートの所にドドドッと集まり、その大群に横島とタイガーは跳ね飛ばされ、踏んづけられた。
「ピートくん、女の子と一緒に住むって本当なの!」
「ダメよそんな変な子にだまされたりしちゃ!!」

ピ「ちょっと皆さん落ち着いて。たんにホームステイするってだけでそーいうのは全然ないですから。」
何とか女生徒を落ち着けたが、10分後、今度は1年と3年のファンが押しかけてきた。
「ピートくん、恋人ができたって本当!!」
「先輩赤ちゃんできたって本当ですか?!」
「責任取って結婚するって聞いたんですけど。」
ピ「だぁーっ!!」
噂に尾鰭はつき物だが、ピートだとスキャンダルもさすがに早い早い。
 
 
ところ変わって教会である。色々あったが夕方になった。アン・ヘルシングはまだ到着していない。
唐「アンくん遅いねー。何かあったんだろうか。」
ピ「そーいえばもう着いてもいい時間ですね。僕ちょっと見てきましょうか。」
ピートが外に出ようとしたとき、床下からゴゴゴゴッと地鳴りがした。
唐「な、なんだ?!」
玄関の少し手前の地面から、ドカッーン、とアン・ヘルシングが現れた。いつかの強化服を着込んでいる。
ア「ピートおにーさま、お久しぶりです!!」
そのまま、ひしっ、とピートに抱きつく。
唐「わ・・・わたしの教会が・・・!?」
ピ「ちょ、ちょっと、アンちゃん!」
グイっと突き放した。
ピ「どーして普通にドアから入って来れないんだ!!」
ア「だって空港からタクシーに乗ろうとすればパンクするし、道を歩いていると突然催涙ガスが吹き出すし、まともに歩いてなんかいられないです!!今や日本も治安の悪い国なんですね。」
ピ「そ、そう。それは大変だったね・・・。」
ピートも唐巣神父も言いしれぬ不安を感じていた。

教会の前で、夕闇の中、一人の影があった。
「いい度胸してんじゃない・・・!!」
その影の正体はエミであった。
エ「ざけんじゃないわよーっ!!ピートは私がいっとー先に目ェつけたワケ!!あんな小娘に同棲なんてさせやしないワケ!」



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