ザ・グレート・展開予測ショー

続・プリンセス・オブ・ドラゴン【その1】


投稿者名:CSU
投稿日時:(98/ 6/ 2)

タイトルを見ての通り、『プリンセス・オブ・ドラゴン』の続編です。
あの話は完結させた時から、続編を書こうかなーと言う考えもあったのですが。
あれはあれで完結させた方がすっきりしてると思ったので続編は書きませんでした。
でもまあ、小竜姫さまに恋心を発生させてしまった責任をとって(笑)
その後の話を書きたいと思います。
ではお付き合いのほど、よろしくお願いします

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ある日の妙神山。

老師「小竜姫、またお前に天界から書状がきておるぞ」
小竜姫「え、またですか?今度はいったい何なんです?老師」
老師「ワシはまだ読んでおらんからよく分からんが、どうやらまた竜神王陛下からのようじゃぞ」

と、以前のことを色々思い出している小竜姫はなんだかぼーっ考え事をしている。

<<私が?横島さんに・・・?、まさかねー
<<小竜姫さま、危ないッ!
<<よ、横島さん、、、、

<<く・・・もう力が、でもここでやめたら横島さんが・・・
<<・・・・・・ごめんなさい・・・・・・
<<絶対に、来てくださいね!

その小竜姫に老師が問いかける。
老師「小竜姫、今の話を聞いとったか?」
小竜姫「え?、あ、すみません聞いてませんでした・・・」
老師「まったく、この所のお前はぼーっとしてることが多いがなんぞあったのか?」
小竜姫「い、いえ、何でもありません!」
老師「それならよいのじゃが、とにかく、書状の内容は『この前のお見合いの事で陛下が直に会って話がしたい』と言った内容だ。

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と、言うことで再び天界にやってきた小竜姫。
天界に着くとヒャクメが待っていて二人で話をしながら竜神王の間まで歩いている。

ヒャクメ「小竜姫、どうしたのよ、また天界に来て」
小竜姫「実はまた、竜神王陛下から呼び出しを受けてね」
ヒャクメ「ふーん、今度は何の用なの?」
小竜姫「さあ・・・詳しいことは書いてなかったから私にもよく分からないんだけど」

と、ここでヒャクメが小竜姫を少しからかってみる。

ヒャクメ「ひょっとして・・・・陛下はあなたの事が忘れられなくなっちゃったんじゃないの?いきなりプロポーズとかされたらどうする?小竜姫?」
ものすごくとまどった表情の小竜姫が答える。
小竜姫「そ、そんな事言われても私困る・・・、それに私には・・・」
無意識のうちに出てしまった今の言葉をあわてて取り消そうとする小竜姫だったが、その前にヒャクメがつっこみを入れる。

ヒャクメ「私には・・・何?」
小竜姫「な、何でもないわよ!ほら!ここから先は私一人で行くから、あなたはもう帰った帰った!」
と、言いながらヒャクメを制して、一人で竜神王の間まで行く小竜姫。


そうこうしてるうちに竜神王の間の扉の前に来ていた
『コンコン』。
小竜姫「竜神王陛下、小竜姫です」
中から竜神王の声が聞こえたので、部屋の中に入る。
そして竜神王との対談が始まった。

しばらくして竜神王が意外なことを話し始めた。
竜神王「ところで、お主の師匠の斉天大聖はどうしてるかの?」
老師の名前が出てきて少し驚く。
小竜姫「え?老師とお知り合いなんですか?」
竜神王「まあな、あ奴とはもう1000年前からの付き合いがあっての、実を言うとこの間の、余の后を決める会議では晴天大聖の推薦でお主に決まったのじゃ、聞いておったか?」

さらに意外な事実に驚きながらも質問に答える。
小竜姫「いえ、全く」
(老師ってば、何が『詳しい事情はよくわからんがお前に決定したのだ』よ、帰ったら文句言わなくちゃね)
そんなことを考えてる小竜姫に竜神王が話の本題を言い始めた。

竜神王「それで、この前のことなのじゃが」
真剣な表情になって小竜姫が答える。
小竜姫「そのことでしたら、きっちりとお断りしたはずですけど・・・」
竜神王「あ、いや、そうではないのだ、あの時はすまなかったと思ってお詫びの品を用意したのじゃ」
「童子、入ってまいれ」

竜神王がそう言うと部屋の中に天龍童子が入ってきた。
よく見ると童子は手に二つの小箱を持っている。
小竜姫「殿下、お久しぶりです」
童子「久しぶりじゃの小竜姫」
と、言った後、童子は二つの小箱を竜神王に渡し、自分は部屋から出ていった。

そのあと、竜神王は二つの小箱のうちの一つを『お詫びの品』として小竜姫に渡した。

そして・・・

竜神王「ところで・・・この前お主と一緒にいた者、名は何と言ったかの?」
小竜姫「横島さんの事ですか?」
竜神王「そうそう、あやつにはこちらの品を渡して欲しいのじゃ」
と言ってもう一つの小箱を小竜姫に渡す。

これで竜神王との対談は終了し、妙神山に帰る小竜姫だった。

その頃、竜神王と天龍童子が話をしていた。
童子「父上、小竜姫に一体何を渡したのですか?」
竜神王「フフフ・・・実はな・・・・・・」



〜続きます〜(竜神王の贈り物の正体は?)

次回予告をさせていただきます。

次回からは、『横島の誕生日』のネタを使います。
私の言いたいこと、分かりますでしょうか>メカ音痴さん。




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