ザ・グレート・展開予測ショー

未来掲示・本編(ラプラスの語り20)


投稿者名:トンプソン
投稿日時:(01/ 7/27)

何だって?今回に限って『本編』なのかだって?
実際の所、歴史の流れに本流も支流も無ぇ、つまり本編も別編ってのもな。
だが可能性の問題だ。横島と「愛を持つ」という事象が最も多いのが美神令子だからな。
当然様々なケースが有る。御笑いみたいなのやら、おセンチなのもな。
案外と多いのが今風で言う『出来ちゃった婚』だ。
大抵は美神から誘ってるんだがな。
だが、この場には相応しくないだろう。
・・・ふむ。
こんなケースはどうかな?
忠告はだと?今回は問題が見当たらねぇ、よって無しだ。

美神令子は既に三時間悩みこんでいた。もうホットと言えない珈琲を飲みながらな。
目の前にある封筒と中身の紙をじっとみているな。まぁな。
この紙は只の紙じゃねぇ。婚姻届だ。
差出人は・・美神美智恵と書いてあるなママさんか。
「ママは今の私と同じ年齢で子供産んだからって」
その台詞、何度目の呟きだ?そう言ってコップに口をつける。
もう珈琲は無いのだがな。
「結婚・・か」
俺の知っている歴史の中で候補の一人に『鐘成木某』なる人物もいないではないがな。
こやつは今回無視してもいいだろう。
そんな様子をみていたのが、獣連中だ。
「美神殿、今日はどうしたので御座ろうか?」
「今日は何時もと違う変ね」
「鈴女、わかんなぁ〜い、でもね。面白い事がおきそぉ〜」
オキヌちゃんは実家に用事で帰っている。
その事しってて美智恵さんはこの手紙を出したのかね?
表面にこうかいてある。
『覚悟を決めなさい』
「そんな事言われても、まだ若いンだから」
まぁな。
美神が瞼を閉じとき、玄関のチャイムがなった。
最強のセキュリティーを誇る人工幽霊1号が口を開く。
《Drカオス様にマリア様がいらっしゃいまして御座います》

「すまんな。何時ぞやもあったがここいらで電池が切れて」
カオスさん汗を掻きながら、礼をいってる。もーちっと涼しそうな格好すればどうだ?
「前のように感電防止はしたが、あまり触るでないぞ」
請求される電気代も前払いで済ます。
「あと、トイレを借りたいのじゃが、何処かな」
カオッさん、前にも借りたじゃねぇか。覚えろよ・・・って無理か。
一応マリアの見張りって事で美神が近くに座ってるンだが、はたして目に映ってるかね。
考え中だ。
(そういえば、マリアと横島君とで、過去に行ったわね・・・でもあの時・・・)
どういう結論に達したのか、急に顔色が赤くなってね。
「そ、そんなんじゃないわよ!」
サンドバック君がいないので、壁に拳をうちつける。
《・・・私は痛くなにのですが・・修理費が・・・》
何をしゃべっとるのだ?人工幽霊1号。
呼吸が戻った時、マリアのアプリケーションに変化が生じた。
それは、ボイス能力を確かめるため、適当な単語を言うに過ぎない機能なのだが、
『心・から・正直・なる・おちつく・きめる・好き・人』
はっとさせられるわな。カタコトでもよ。

偶然とは恐ろしいモンだ。なんと、横島が来た。
「んちゃーっす。美神さん。おや、マリアじゃないか、っと充電中か」
告白する本人が来るたぁ思わなかったろう。恥ずかしいのか、くるっと背中を向けて、
「な、何しに来たの? 横島クン」
冷静に言おうとするが故かな。変な調子だぜ。
「シロの散歩にきたンすが」
なんか様子が変だなって、横島が眉を潜めた時だ。
「あのさ、私達二回ほど、過去を旅したよね」
「えぇそんな事もありましたね」
「私ね。あの時、特に1回目。なんでパニックにならないのかなって思ったら」
横島まで緊張してきやがった。
ドアの外では、
「ど、どういう変化なんだろ?美神さんたら」
「拙者にも判らんで御座るよタマモ」
「にしても、見物じゃない!ね、私のいった通りでしょ?」
「マリア・・大丈夫かのぉ」
なんか心配事が違うんじゃねぇかカオスさんよ。
おっと、獣娘連中に気をとられちまった、さて、部屋の中は・・・!
み、美神が横島の首に両手をかけているじゃねぇか!
「あの時なんでパニックにならなかったのかって言ったら横島クンがいてくれたから」
「そんな・・・俺なんて足を引っ張っただけだし」
あの時横島が死んでしまった時思った事と、今生きている奇跡を喜びたいと言って、
「だから私の傍にいて」
「はい」
ちいさな声だっただ、たしかに横島は「はい」っていったぜ。

まるで映画のワンシーンみたいな光景を人口幽霊1号まで食いってな。
事務所に入ってきた奴を見逃した。
「あら、カオスさんじゃないですか、何をしてらしてるの?」
「その声は?美神美智恵隊長殿じゃな」
何があるんですと、部屋を覗くと娘のキスシーンだ。
「あららぁー」
と、言ってる割には美智恵さん嬉しそうだがな。
手を叩いて二人の視線が美智恵に行く。
「マッ、ママ!」
「これはえっと、それはそのあの・・」
横島よ、言い訳する必要も無いんだがなぁ。
「まぁいいわ。それよりゴメンねぇ、二つの封筒、住所書き間違えちゃったのよ」
「へっ?」
呆然と立ち尽くす美神。ご自慢の髪まで逆立っているように見えるぜ。
なんでも、美智恵の部下がある事情で郵送願った婚姻届だが、違う物が来たと言う事で、
「ホントはパパの公演会チケットを送る積もりだったのよ」
ごめーんねっと軽く言う美智恵さんだがよ。
止めは横島の一言かな。
「そういや・・・俺ってまだ結婚出来ないんっすよね」
美神令子はどんな気持ちになればいいのかすら、わからねぇ、
怒りなのか、喜びなのか、安堵なのか、不安なのか、充実感なのか、恥ずかしさなのか。
只、一つだけいえる事がある。法律なんかよりも、横島がいてくれるほうが、
美神にとて重要だと言う事さ。
「まぁ、あんたも頑固だったからねぇ、少しは素直になりなさい」
嬉しそうに、美智恵さんは婚姻届を降りまわして、玄関にむかっていたそうだ。
おっと、ようやくマリアの充電が終わったみたいだ。


-何だって?結婚してないじゃないか、だと-
・・・・おっと、こりゃ失敬、どうやら方向がずれちまったようだな。
さてと、語りなおしても良いンだが、楽しみは最後にとって置かねぇか?
俺はこれから一眠りする。
そしてもう一度お前と会った時、他の歴史と共に語ろうじゃないか。
まだまだ、魅力的な奴等がいるからな。さて、もう帰りな・・・おっと待て、
ちょっと待ってくれ!

待ちなって、未来ってのは無限の可能性があるその数と同等の俺がいる訳だがな。
それでも聞きたいのなら、俺の知っている歴史を語ろうじゃないか。そう忠告を一つ。
「静かにしな看守が来るぜ」

其処は陽光の光も蛍光灯も無い薄暗い部屋である、有る特殊な牢屋だ。
貴方はどうしてもこの鬱蒼とした建物の奥へいかなければならなかった。
「おい、隠れろ、看守がくるぜ。今捕まったら元も子もないだろ?」
悪魔ラプラス、確実に未来を映し出す能力を持つ。

--------第二部・THE・END!---------------
後書き、
取りあえず今はラプラスシリーズ凍結します。ですが、まだまだ魅力的な
女性キャラがいるようです。続行を決定したいと思います。

11、白麗編    うーんどうでしょ?、どうなんでしょ?しか感想ないです。
12、魔鈴めぐみ編 魔鈴は唯一私が選んだキャラです。ちょっと色気出しすぎたかな?
13、ハーピー編  どうでしょ?でも人間として結婚出来たから幸せでしょう。  
14、神無編    とにかくどーやって月に行くか悩みました。あとは然程でも無し。
15、タマモ編   二部では一番難しかったです。
16、机の愛子編  こちらは珍しいプチ・ハッピーエンド
17、小笠原エミ編 やっぱヌーベルバーク似合いました。最も恋愛映画みたいな話です。
18、ヒャクメ編  頼りになる御姉さんタイプでした。
19、キャラット編 横島夫妻の設定が生きた一編です。ビバ、大樹&百合子!!
20、美神令子編  日にちは御約束できませんが、続き書きます。

総合して、
一番簡単だったのは、自分から書いた「魔鈴編」 次が 「オキヌ編」 でした。
逆に大変だったのは、「タマモ編」が2位、一位は前半の「メドゥーサ編」です。
この話に限っては何度も変更を余儀なくされました。

さて、しばしラプラスは睡眠しています。お前そんな事をしている前にオチを探しにいかんかい!

第二部も御付き合い有難う御座いました。
FIN

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