ザ・グレート・展開予測ショー

今年も夏はやってくる!


投稿者名: DIO
投稿日時:(98/ 5/28)

「私と一緒に溺れてー!」
「死んだ人間がこの世に未練がましく居着いてんじゃないわよ!このゴーストスイーパー美神令子が極楽へ行かせてやるわ!!」

今年の夏もやっぱり海の地縛霊の仕事があった。そして今年の海でもあいつはあれをやっている。

横「ねー彼女ー!!どっから来たのっ!!可愛いねーっ!!」
「バーカッ!」
「イケてないっていうかーっ」
「・・・・・・(無視)」
結果も例年通りである。
横「フナムシより下等なくせに・・・。この俺がああまでコビてやってんのに・・・。あのブスがーっ!!」
美「・・・あんたのバカのひとつ覚えもたいがいになさいよ。」
キ「そうですよ。ちょうど1000人にふられたことだし、今年でもうやめましょうよ。ナンパなんかできなくたって別に・・・。」
横島のフラレ数覚えているなんてさすがおキヌちゃんってところか。
『いや、それは違うぞ、ナンパぐらいできなきゃ一人前とは言えん。』
突然、謎の男登場。
横「な、何だあんたはっ。」
『手本見せたる!姉ちゃん茶ーシバきに行かへんかーっ!!』
「あらっ」
その男はあっという間にナンパに成功した。
『どや、BBC大阪弁会話の威力はっ!!』
謎の男はその場から立ち去っていった。
横「ねーちゃん茶ーしばきに」
美「やかましいっ!!」
一方パピリオは砂遊びして城を造っていた。
ル「全く・・・!!何であんなつまんないことするのかしら。」
パ「ルシオラちゃんがペチャパイだからじゃないでちゅか。」
ゴチンッ、と殴られ、砂のお城に顔が埋まってしまった。この一言があとであんな事につながるなんて誰も予想しなかった。
横「海なんか・・・!!夏なんか・・・!!」
これまた毎度の行動だ。
『夏なんか!!夏なんかだぎゃー!!』
突然海で霊波動が高まった。霊波が集まってひとつの形を形成していく。
『ついに復活なんだぎゃー』
美&横&キ「コ、コンプレックス!!」
横「てめーなんで今頃・・」
コ『うるせーぎゃー。おめえらときたら毎年毎年なんだかんだとおでの出番食いつぶして・・!!長年忘れられてたおかげで、おではパワーアップして戻ってきたんだぎゃー!!」美「どうせやることは変わんないんでしょうが 。」
コ『グッ!生まれ変わったおでをよーく見るんだぎゃー!!』
何と、奴の両腕が悪霊の大群とおぼしき姿に形を変えた。
「うわっ!!」
横「どうなってんだ?!」
ル「人間の陰の気が奴を核に集まったのよ。いわば、生き霊の霊団ね。」
キ「ネクロマンサーの笛!!」
おキヌがすかさず攻撃する。
コ『ぬおー!!おみゃーみてーなかわいい娘におでらの気持ちが分かるかーっ!!』
何とネクロマンサーの笛が効かない。
横「美神さん、どーしたら・・」
だが美神はのんびり日焼けしていた。
横「何やってんですかーっ!!」
美「金になんないのにわたしはやーよっ。どっかのボンボンが襲われるまで待つわ。」
横「この女は・・・。」
コ『おでゃー裏切り者ーっ!!』
横島を狙って攻撃した。
横「誰が裏切り者じゃい!」
コ『おみゃー彼女できただけでも許せにゃーのに、まだおでの存在に一枚かんでるんだぎゃー!!』
横「知らんぞっ!!お前のことなんか!!」
コ『うるへー、これを見るぎゃー』
コンプレックスの肩から横島の煩悩型の生き霊が出てきた。
コ『どうだぎゃ、これでもまだ白い雲も青い空も好きだとぬかすぎゃ?!まだまだおでを構成してる生き霊はたくさんいるんだぎゃ。』
「スクール水着しか買えなくたって貧乏に負けちゃ・・負けちゃダメよ。」
「うへ・・うへへ・・・うえへへへへ・・・・!!女!!色っぽいねーちゃん・・・!!」
「ペチャパイで、ペチャパイで、悪かったわね!!」
三つ編みの女の子と、虎顔の男と、頭に触覚のある女の子の生き霊だった。この瞬間、みんながルシオラを見た。
横「なあ、あれって・・」
パ「ルシオラちゃんでちゅよね。」
美「残りもどっかで見たよーな気がするけど。」
ル「わたし知らないわよ!!」
コ『とぼけても無駄だぎゃー。おみゃー彼氏と初めて海に来たのにほっとかれるし貧乳だしで夏なんかつまんにゃーと思っただぎゃー。パワーアップしたおでにはちっちゃいことだってお見通しだぎゃー!』
この言葉でルシオラ、キレてしまった。
ル「お黙りっ!!げす妖怪!!」
コ『ぎゃーっ!!』
フルパワーで叩きのめした。相手がルシオラじゃあどうしようもなかった。
パ「ルシオラちゃん、相当怒ってまちゅ。」
コ『おでは・・必ずよみがえる・・・!夏が来る限りおでは・・・!!』
ル「もう来なくていいわよッ。」
ご立腹のルシオラに、ここで横島、おそるおそる肩に手をかける。こいつに流れを読めるようになったとも思えんが、少しは進歩したらしい。
ル「ヨコシマ・・・」
横島の顔を見上げて、ぴとっともたれかかる。横島はガバーッといきかけたが、よーやく自分の行動の危険性に気づいた。
(後ろで、ゴゴゴゴッっていってるよーな・・・・)
ところが、美神もおキヌちゃんもこの状況に目を向けられず二人とも早々と帰ってしまっていた。後ろを振り向けない横島はこれを知る由もなく、いい雰囲気に浸ることもできずおびえていた。

後日 東京
横島はアパートで小鳩とばったりあってしまって、
小「横島さん、こんにちは。」
横「こ、こんちは、小鳩ちゃん。」
横島はこないだの事件の話をするべきかどうかとっても悩んだそうだ。

お し ま い



自分で言っといてなんですが今年の夏はやってこないかも・・・。10週くらいで今のシリーズが片づけば、何とか8月には間に合うかも知れませんが。横島が落ち着きすぎた話にしてしまったのも気になるし、来年かな。


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