ザ・グレート・展開予測ショー

猫の散歩!!【その2】


投稿者名:DIO
投稿日時:(98/ 5/24)

 ケイ達は必死に走っていた。ケイは氷雅のタチの悪さを知らないが野生の直感が危険を知らせたのだ。
「ひえぇーっ!!!!!!!!!!」
ケ「この声、横島兄ちゃんの・・・」
さらに角を曲がって川に出た。そしたら、乱波特製の百貫手裏剣が飛んできて、隣の塀を粉砕した。
氷「ここであったが百年目ーっ!!!」
横「ちょ、待て、話せば、」
氷「問答無用ーッ!!」
腰の刀を抜いて横島に斬りにかかった。
横「うわーっ!!」
横島は危ないねーちゃんにビビリながらもかわした。
氷「ウフフフフ、よけましたわね。でも霊能力しか使えなかった資格試験の時と一緒にされちゃ困りますわね。」
ケ「兄ちゃんっ!!」
横島に駆け寄る。
横「坊主、来んな!このねーちゃん危なすぎる!!」
伊「氷雅さん、やめろってば!!」
伊能が仲裁に入る。
氷「若・・・、忍びにとって仇討ちは仕事の内・・・!それに失敗は許されません・・!」
ギロッと横島をにらむ。が、すでに奴は逃げよーとしていた。
氷「乱波忍法『陰標本』の術!!」
無数の鉄針と注射器が横島の影を道路に釘付けにした。
横「か、からだが動かない。」
氷「フフフ、あなたの影の動きを封じました。これでもーあなたは動けない。・・・・ついに人を斬れますわね。ああ、ゾクゾクしちゃう・・・!!」
横(こいつ、本当に危ない。知ってたけど危なすぎる。)
たまらず妖岩が手を出した。しかし、
氷「『糸無しまりおねっと』の術!!」
妖岩のからだの自由も奪われた。
氷「そう妖岩、姉さんの敵をとってくれるのですね。わかったわ、任せましょう。」
伊「やめろーっ!!」
香「氷雅さんやめてー!!」
氷「いえ、私は何もしておりませんわ。」
妖岩の刀が横島にあと数センチで到達するというとき、ケイは壁で爪磨きしてあのものすごい嫌な音を起こした。さしもの氷雅さんもこれは効いたらしく術の効力が弱まった。すかさず横島を標本にしている針を抜いた。
ケ「みだれひっかきっ!!」
さらに氷雅の顔をひっかいて攻撃した。
氷「こっのー!!」
氷雅は日本刀を振りかざしたが化け猫にとってこれをよけるくらいわけなかった
ケ「火炎放射ッ!!」(化け猫は行灯の油をなめ、それにより鬼火を起こすという。)
氷「いい加減にあそばせっ!!」
氷雅が炎から出てきたときには、横島とケイの姿はなかった。
氷「あら、」
 「どこにかくれましたの!!」
二人は橋の下にいた。
横「ふーっ、助かったぁ。サンキューな、坊主。」
ケ「兄ちゃん、あの、ぼく・・・・。」
横「竹トンボならまた作ってやるよ。」
ケ「それ、どーして。」
横「お前の母ちゃんから手紙が来たんだ。よろしく頼むって。」
ケ「母ちゃんが!?」
横「なあ、坊主。母ちゃん毎日がんばってるんだし、許してやれよ。約束したろ。強い化け猫になって母ちゃん守るって。」
ケ「うん、兄ちゃんありがとう。」
氷「見・つ・け・た!」
人情話の最中に氷雅に見つかってしまった。
氷「今度こそ逃がしませんわよ・・・!!」
居合い斬りを仕掛けてきた。ケイはそのジャンプ力で橋の上に逃げた。
伊「ケイくん!」
香「だいじょうぶ!?」
ケ「うん。それより兄ちゃんは?!」
橋の下をのぞき込み、横島の心配をするケイとせいこう達。
氷「またも私の居合いをおかわしになりましたわね・・・!次こそ絶対の絶対ににはずしませんわよ。!」
横「ひーっ!!」
横島は文珠を一個出した。
氷「やーっ!!。」
気合い十分な氷雅の攻撃で、斬撃はかわしたものの文珠を落としてしまった。
次の瞬間、川から白い冷たい煙がもくもく吹き出した。
伊「うわっ、なんだこりゃ?!」
ケ「兄ちゃーん!」
煙の晴れたそこにあったものは、・・・・・・・・・・・・・・・・・氷のアートとなった横島と氷雅だった。

数時間後 白井総合病院
この二人は同室のベッドで横たわっていた。
美「毎度毎度どーしてあんたはこーおおけがすんのよ。」
横「・・・・・・」
横島は何も言えなかった。
伊「氷雅さん、もうよそうよ、仕返しなんて。」
氷「な、何をおっしゃいます、若!次こそ必ずや・・・」
そんな会話をよそにケイ、妖岩、パピリオが意気投合して病室でヨーヨーとかやっている。

とりあえず、
      ケイに友達ができたって事で、
                    めでたしめでたしですね!

氷「隙ありー!!」
横「どわーっ!!」


  お・し・ま・い


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