終わり無き戦い(13)
投稿者名:ZIN
投稿日時:(01/ 7/20)
話は数日前にさかのぼる。
竜神王の館
「今日も暑いな。」
竜神王は扇子を手にし仰ぎながら言った。
「今年一番の猛暑でございます。」
「暑いわけだ。」
すると
「た・・・大変でございます。」
「何事だ!?」
「ラ・・・ライフストーンが盗まれました!」
「なにーっ!!」
竜神王の手にしていた扇子がバキッという音をたてた。
ライフストーン、命の石とも呼ばれ不思議な輝きを持ち死んでしまった者の魂
を生き返らせることが可能な石のことである。
「大鴉?」
「そうです。今まで見たことがないくらい大きな鴉がやって来まして・・・。」
「しかし鴉を操るということは妖魔の仕業か?」
「お困りのようですね。」
「ん、その声は小竜姫か。」
「お久しぶりです陛下。」
「久しぶりですねー。」
「お主はヒャクメ、ちょうどいいところで。」
「つまり私が霊視をすればいいんですねー。」
「やってくれるか?」
「鴉を操ってる魔族を探せばいいんですねー。」
ヒャクメが霊視をはじめた。
しばらくして
「ああーっ!!」
「どうしたのヒャクメ!!」
「ライフストーンを咥えている大鴉見つけたんだけど・・・。」
「ヒャクメ?」
「大鴉を操ってるの魔族じゃないです。」
「それって人間それとも神族?」
「黒い翼を持ってる人間です。」
「黒い翼を持つ人間?」
「聞いた事がある。」
竜神王が口を開いた。
「その昔、天界から一人の堕天使が舞い下り・・・」
その昔、天界から一人の堕天使が舞い下りた。堕天使の舞い下りた世界は人間界
であった。堕天使は一人の人間と出会った。その人間は一国の王女であった。
堕天使はその出会いから人間の姿でいることを選んだ。堕天使は城へと招き入れ
られ王女との仲もますます深まった。
だがそれを快しとしない家臣達も多かった。このままでは次期王の座を見ず知ら
ずの男にとられてしまうからだ。
ある家臣の一人が王に忠告した。
「あの者は人間でないようです。」
その一言で堕天使は城から追い出された。王女は堕天使の後を追った。
堕天使と王女は国を離れ他の国の森深くまで逃げ延びた。
そして、そこで子供が生まれた。
「陛下、それではその話で生まれた子供が大鴉を操っていると・・・。」
「話はまだ続きがあるのだがその可能性は十分あると思っている。」
「ヒャクメその黒い翼を持つ人間はどこに行ったかわかる?」
「ゴメーン、話を聞いてる間に神通力がきれちゃた。」
「それじゃあ、居場所は?」
「わかんない。」
「この事は天界でもごく一部の者しか知らん。余はこの事を上の方に伝えるから
お主達はその者の行方を探すのだ。」
今までの
コメント:
- 小竜姫が美神令子に神隠しについて依頼したわけはわからないままでしたが
この事に関しても作品の中で明らかにしていきたいと思います。 (ZIN)
- どんな状況に陥っても、軽いヒャクメ様に一票を!!(なぜか力入るなぁ・・・) (sig)
- あのお話には、こんな裏があったんですねぇ………
本編の方は、どうなるんでしょう?期待してます♪ (sauer)
- 色々な事件が複雑に絡み合っているのでしょうか? ライフストーンなるお宝も登場して、お話がいよいよ本格的に動き出したようなので、いよいよ面白くなってきそうで楽しみですね。 (Iholi)
- ヒャクメはなんか和むなぁ。
堕天使って響きがいいっスよね――。あ。「堕天使」とか出てくる某マンガは
私のオススメです。「○ャンヌ」です。えへ。 (ARSENAL)
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa