犬飼ポチの復讐(4)
投稿者名:G-A-JUN
投稿日時:(01/ 7/20)
(ん。まてよ。そーいえば以前俺はこいつの10倍の強さを持ったのと闘った事があったじゃねーか。いくらあいつが強くなったとは言えそれ以上なはずはないだろう。)
横島は『ハンズ・オブ・グローリー』を霊波刀状にして構えた。
「ほう。初めてきさまと会ったときは、多少は実力を認めていたが戦い方が気にくわないと思っていたが、しばらく会わん内にまともになったな。」
「だまれ!ロリコン野郎てめぇーだって何度もそして今回も不意打ちしてきたじゃねーか。」
「だから拙者は前から違うと言っているだろう。シロに来いと言ったのはあいつの秘めている実力が欲しくて言ったのだ。そして今回の不意打ちはお前に対してのあいさつ代わりだ。現にお前も全て防いだだろう。」
「ふざけるな!あいさつだった口で言え。死んだらどうするんだ!」
「その時はその時で所詮きさまはその程度だったのか思っていた。」
「それはそうと、俺以外の他にだれに手ぇ出しやっがた。相手次第ではお前を速攻で殺すぞ。絶対逃がさんからな。」
「ふっ安心しろ。お前が一番最初の標的だ。」
「えっお・俺?」
「初めて会ったとき拙者はお前に斬られた。あの時お前たちは逃げたが正直今考えると拙者にとっても助かったのだ。何故だかわかるか。」
「知る分けないだろう。」
「お前のあの時の一撃は強力だった。気づいたのは戦いが終わってからだったがな。あの時月がもう少し欠けていたら致命傷になっていたのだ。その時からお前の実力を認めていた。そして、今再び会ってみると改めてお前は拙者にとって倒しがいのある奴だと思わされた。」
「あっおめぇー卑怯だぞ!!やばかったんなら少しは苦しそうにしろよ。そしたら逃げずに闘っていたかもしれなかったんだぜ。」
「どっちが卑怯だ!!お前には武士としての誇りが無いのか。さっきから長々と話してやっているのはお前と全力の勝負がしたいからだ。」
流石に犬飼の少しは武士らしいところを見て(まぁ俺は武士でもなんでもないけど今は少しはまじめになるか)と、思っていた。
「じゃあそろそろ始めたいんだがいいか。シロの代わりにお前に殺されたシロの親の敵を今度こそ俺がとってやる。」
「いざっ勝負!!」
横島は、自分には確実に勝機があると思っていた。
現に犬飼の攻撃を全て防ぐことができていて確実にいけると思っていた。
「やはり、腕が前より確実に上がっているな。しかし、これは防げまい。」
そう言っていったん間合いを離して『八房』を一振りして剣閃を放った。
横島はその斬撃に反応して防ぐ体制をとった。その時なにか違和感を感じた。
(あれっ?なんで剣閃が一本にしか見えないんだ?)
横島はその一太刀を捌いた。・・・すると捌いた軌道からもう一本の剣閃が横島に襲いかかってきた。
「うわっ!!」
横島はなんとかそれを回避した。
外れた剣閃は地面に激突すると一回バウンドしてばらばらに分かれていろいろなところに飛び散ってぶつかった跡を残した。その数は7ヶ所。
「まさか!!」
「その通りだ。本来なら『八房』は八ヶ所を乱れ撃ちのように相手に斬りつけるが、拙者は、今のように八回の斬撃を操ることができるのだ。流石にこれを防ぐことはできまいだろう。」
「わぁっ!!」
こうなるとかわすしか方法がない。
横島はなんとか反撃のチャンスを待つためにかわし続けた。
(くっ!!下手すると俺が以前戦った10倍より強いんじゃないか。しかもあれ以来強力な奴とは戦っていないし・・・ヤバイッ。)
横島はなんとかこの場を離脱しようと考えた。そこで1つの戦術を思いついた。
横島は犬飼の攻撃を避けながら霊力を高めた。
犬飼は横島の霊力が高まっているのに気づき再び八方向の乱れ撃ちをした。
「チョウのよーに舞い!!」
横島は犬飼の攻撃を全てかわした。
「ハチのよ−に刺す。!!」
しかし、犬飼は横島がなにか仕掛けてくると予測していたためすぐに迎え撃つ体勢をとっていた。
それでも横島はもの凄いスピードで突っ込んでいった。・・・逆の方向に!!
「・・・と、見せかけてゴキブリのよーに逃げーる!!」
横島は文珠で『加速』を発動させて戦術的撤退を試みた。
「なっ!!横島!!きさま逃げるのか?!」
「これ以上お前なんかとやってられっかよ!」
実際これは正しい判断であった。このまま戦い続けていたら確実に犬飼に分があった。仮に文珠を使って有利な状態になったとしても文珠の存在が知られ逃げられたら次からは確実に文珠は戦闘中には使えなくなるであろう。
「お・おのれー逃がしはせんぞー。」
(うわー追いかけてきてるよ。しかしなんて速さだ。こっちは文珠を使っているっていうのに、やっぱシロと同じ種族だなー・・・って感心してる場合じゃない!!やばいぞ文珠の効果が切れたら・・・くっ!!シロには悪いが今の俺にはもう文珠を2個も使っちまたし逃げるしかない。頼む!なんとか振り切ってくれ!)
(何故だ!何故先ほどからこちらをうかがっているのだ。それに逃げると言っている割には全然離そうとしていないぞ。・・・そうか!!このまま拙者を仲間のところまで連れて行くつもりだったのだな。)
犬飼はそう勘違いし、横島を追跡するのをやめた。
「あれっ?なんであいついきなり追ってくるのをやめたんだ?まあいいか。とりあえず美神さんのところに行くか。」
「横島、実力が上がっていただけでなく頭も切れる奴になっていたか。やはりあなどれん奴だ。」
一方横島は事務所に到着していた。
「あれっ?横島クンどうしたの?忘れ物?」
「そ・そんなんじゃないんですよ。い・犬飼ポチが・・・」
「やっぱり復活していたのね。で、ポチは?」
「そ・それが最初は余裕だと思ってたんですがとてつもなく強くなっていたんで逃げてきたんスよ。」
「じゃあもうすぐ来るのね。」
「いえ。途中で追いかけるのをやめたみたいでした。」
「なんだ。じゃあ心配ないわね。また明日くわしく聞かせてちょうだい。今日は眠いから。」
「じゃっ。今日はここで寝させてもらいます。」
「なんで?シロには自分の部屋に泊まっちゃだめだ。って言っていたのに自分がシロの家代わりの場所に泊まる気なの?」
「みっ美神さん。ひょっとして俺をいじめてません?今日だけでいいですから泊めてください。」
「しかたないわねぇー今日だけよ。ところで横島クン、今文珠出せる?1つ欲しいんだけど。」
横島は美神に文珠をわたした。美神はさっそく文字を浮かばせようと精神を集中した。
「あんたに使うためにね。」
「えっ?どういう意味で・・・」ドサッ
横島は言い終わる前に眠ってしまった。
「やっぱ気絶させる程度じゃいつ回復するかわかんないしね。これぐらいやっとかないと安心できないわ。」
先ほど美神が横島に使った文珠には『眠』と書かれていたのだった。
ことが終わったときちょうどシロが起きてきた。
「美神どの今、横島先生の声が聞こえた気がするんでござるが。」
「ああ横島クンなら凄く疲れていたようだったからもう寝ちゃったわよ。」
「そうでござるか。でも先生はなんで今来てくれたんでござろう?」
「まあ細かいことはおいといて、起こすのはかわいそうだから明日にしなさい。」
「わかったでござる。じゃあ美神どのおやすみでござる。」
そう言ってシロは屋根裏部屋に戻っていった。
次の日の早朝
「先生ー朝でござるよー起きて一緒に散歩に行こうでござる。」
「ん?・・・ああもう朝か。頼むから顔を舐めて起こすのはやめてくれ。」
「別に先生が好きなのでござるかいいでござろう。それより早く散歩に行きたいでござる。」
「まあそう言ってもらえるとうれしいか。じゃあ散歩に行くか。・・・え?あれ?何か変だぞ?」
「どうしたでござる?」
「ちょっと待てー!!なんでお前がここにいるんだー!!」
「なんでって美神どのに居候させてもらっているからでござろう。先生どうしたでござる?」
「居候ってここ俺のアパートじゃ・・・って、あれ?ここは事務所だよな?」
「先生が昨日来てくれたではござらんか。覚えていないでござるか?」
「ああそういえば、思い出したぞ。確か美神さんに文珠を1つわたしてそれを俺に・・・って美神さん!!俺を少しは信用しろー!!(泣)」
「なんかよくわからないでござるが先生早く散歩に行こうでござる。」
そう言ってシロは横島をいつもより早すぎる時間から散歩に連れて行った。
散歩終了後
横島は精神的にはうれしいものがあったが肉体的にはもうボロボロであった。
「今日の朝は先生といつもより長く散歩ができて楽しかったでござる。」
シロは昨日話したことをすっかり忘れているようだった。当然散歩の時も昨日の事についてはなにも話さなかった。
「はっはっは。そうかやっぱりお前にとっては散歩が一番の楽しみなんだな。」
横島は昨日の事もあってかほとんど残っていない体力でシロになるべく優しく接するようにした。
「あれっシロちゃんいないと思ったら横島さんと散歩だったの?」
「そうでござるよ。やっぱ先生は優しい人でござるなぁー」
「やっぱり横島クンも一緒だったんだ。」
「ええそうですよ。・・って美神さん!!俺の事をなんだと思っているんですかー!!」
「だってあれぐらいやっとかないと安心できないもん。それより早く朝食を食べていくわよ。食べてないのはあんたたち2人だけなんだから。」
「ワーイ。散歩の後は先生とごはんでござるー。」
「バカ犬あんたいつも気楽ね。それに横島なんかのどこがいいの?」
今のタマモの発言にシロは少しムッとした。美神とおキヌもそう感じたがあえてなにも言わなかった。
「先生はとても優しくていい人でござる。タマモお主は横島先生を見てなにも感じないでござるか?」
「別に感じるわけないじゃん。」
「美神どのやおキヌどのはどうでござるか?」
シロは美神やおキヌを巻き込んでしまった。が、なんとか横島が2人の軽いケンカを止める。
「別に俺はお前に慕ってもらえるだけで充分うれしいよ。ケンカもそれぐらいにして早く食べよーぜ。早くしないと朝メシを抜きにされるぞ。」
「それは困るでござる。折角先生と一緒に食べれるのに、早く食べよーでござる。」
そう言ってようやく2人は朝食を食べ始めた。
___(5)に続く___
今までの
コメント:
- シロよ、今後もシロで有り続けてくれ。 (トンプソン)
- うわぁー文章が長すぎるって出たから削るはめになってしまったー。
シロのセリフも少し削ることに(泣)
多分今回は少し(で済むのかな)変な部分があると思います。
次回は夏休みまで出せないと思います。(もうすぐだけど)
やっぱ打つのが遅いのもあるしなぁー
次回は多少は話し合いがあると思います。
次回もお付き合いしていただけたらと思います。(今度からは字数に気をけよう) (G-A-JUN)
- は・早い!
トンプソンさん早々とありがとうございます。
ちょっときついのでコメント返しは次回にさせてもらいます。(なるべく早く出します) (G-A-JUN)
- sauerさん
今回は横島くんを逃亡させてしまってすみません。
(ボクの場合は普通に戦闘させるとそのまま終わってしまいそうなんで)
今後はかっこいい横島くんを目指してがんばります。 (G-A-JUN)
- sigさん
期待されているようだったので期待に応えようとがんばってみたら見事に墓穴を掘りました。(字数制限オーバー!!)
うれしいようで悲しいです。
こんな天然ボケな人間ですができればもう少しの間だお付き合いをお願いします。 (G-A-JUN)
- ASさん
前回のシロは良かったですか?そういってもらえるとうれしいです。
(単純に暴走モードになって書いていたので)
今回は期待してもらえたのはうれしいのですが上にも書いたように思いっきりしくじりました。
次回からは気をつけますんでどうかこれからもよろしくお願いします。 (G-A-JUN)
- トシさん
はい、ポチ襲来までは良かったけど結果的に逃げちゃいました。
可能な限り逃げた理由を無理矢理付けたりしてをフォローしたつもりです。
これからはがんばってトシさんの様にかっこいい横島を目指します。(無理っぽいけど) (G-A-JUN)
- NT【C】さん
なんかNT【C】さんの予想を見事に裏切ってしまったようなので申し訳ないと思っています。これからはNT【C】からもらった助言(マイペース)でがんばっていきたいと思います。できればいろいろとアドバイスを頂けたらと思っています。
これからもよろしくお願いします。 (G-A-JUN)
- Iholiさん
個人的に不思議に思っていたことをわざわざ説明までしてもらえてとてもうれしいです。
しかも、賛成票をありがとうございます。
これからも、いろいろとお世話になってしまうかもしれませんがよろしくお願いします。 (G-A-JUN)
- たった一つだけ、とっておきの策があるぜ…それは…(そ…それは)<ま…まさか>
逃げる。――ある一族の伝統的な戦いの発想法より。
横島のカッコよさの一つは発想の柔軟性だと思います。退際を見極めるのも才能です。
(元祖である美神さんには及ばないけどね)あぁ、俺もこんな風に書きてぇ。
一応、↑のコメントにフォローさせてもらいました。(それよりシロといいムードな方が
あの方の逆鱗に触れそうだが…イヤ、ムードだけならそうでもないか。) (ダテ・ザ・キラー)
- コメント返し終了〜やっぱ毎回もらえると本当にうれしいなー
しかし、やっぱ今回はもの凄く心残りだぁー
まさか絶対に俺ならあり得ないと思っていた字数制限に引っかかるとはー(不覚)
って言うか字数制限って何字以内なんだろう? (G-A-JUN)
- やったー!
ダテ・ザ・キラーさんからコメントをもらえた。しかもフォローしてもらえたよ。
なんかさっきからここにいるような気がとりあえず今日は予定が早いから
(現在の時刻2:30)早く寝るか。(目標8:00起床) (G-A-JUN)
- 前回のアレは僕なりの考察なので、 JUN さんも色々と考えてみるときっと楽しいですよ……って、感想を差し上げてなくってすまないです。
さて、感想。犬飼の新技も勿論ですが、彼の告白(ソーユー意味ではありません(笑))は中々興味深いですね。気が付いたら単行本を片手に「ふむふむ……犬飼の奴、あんな面であんな事言ってるけど、ホントはこんな事考えていたのか」とか言いながら、薄暗い部屋で一人ニタニタしていました(変態)。成る程、こうやってマンガが楽しめる創作も在ったのだと、改めて気付かされた次第です。
さあ、頑張れ、犬飼!(おいおい) (Iholi)
- ↑ぐは・・・私は単行本一冊も無いから確認しようがない。
こんなんでファンやってていいのかな(苦笑)
さて、今回の話ですが。
非常に分かりやすい話で個人的にgoodです。
横島君も本来のキャラが出てるし。
やっぱり会話が多いと内容を理解しやすいんですよね。
ただ、希望としてはもう少し描写も混ぜてほしいかなと。
会話6:描写4くらいの割合が私は好きですね。
頑張ってください。 (NT【C】)
- 天然ボケ人間・・・それは、すんごく身近に一人居ますが・・・(あえて名は言うまい)
今回も素敵だったので、(横島クンとG-A-JUNさんが)文句なしにOKです。 (sig)
- ↑それは、あたしのことか?………えぇ?コラ!?(…はっ!?)
や、やだなぁ…ボクは天然じゃないぞっ☆うふふふ…(壊…きっと、風邪で寝てた所為だ…)
横島クン、そしてシロちゃん。うらやましいなぁ…両方が。(ニヤリ) (sauer)
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