初代ゴーストスイーパー横島大樹・極楽超作戦 〜開け、チューリップ!(中間部)〜
投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 7/18)
ビュゴゴゴゴ・・・・・・
紫色の光が荒れ狂い、道をけたたましく叩きつける。
おぞましき音がどす黒さを現し、まるで三遊亭楽太郎の如く走り抜けていく。
まるで、風が強弱をつけるように。
ゴビャズウゥ・・・・・!
道の中から、今まさに強大な足音が響く。
前方からは、オルゴールの音色が広がる。
それは、今までに倒した強大な超Aクラスの妖怪たちが集まって、復活を遂げるところであったのだ・・・・!
どずずぅぅん
ピロリロリララ〜〜〜♪
ギュララルン
ギャララッルァン、ビョジュギョオオン
プァ〜〜、パプラワワァァ〜〜〜〜〜♪
さまざまな音が聞こえる。
・・・そう、ここは魔族の間では名高い魔獄炉の内部・・・・・。
ギラリと、その最中に黄緑色の光が輝く。
それは、眼球の形であった・・・・。
が、その復活した妖怪たちは、創作者にとっても恐ろしい者であった。
一番手には、死のオルゴールを操る妖怪、カマス。
次に復活を遂げたのは、書物を貪るオカマ妖怪、ビブロス。
・・・そう、『詳細不明神出鬼没GSスペシャル世界迷作劇モノ控(Part17)』で徳大寺ヒロミという
偉大なオカマ役を買って出たほどの人物である。Old 13、No89を参照しよう。(宣伝するな!)
その次は、なななな、何と、魔獄炉の永遠地獄に葬られたはずのプロフェッサー・ヌル。
この大ダコがなかなか美味しいと評判のため、恨んで出てきたそうだ。
四番目として、あの笛吹きパイパーだ。
最後に、あのアシュタロスとタメを張るほどの人物である。
・・・・・ノスフェラトゥ・・・・・・ブラドー伯爵なんか、ノスフェラトゥーからすればアリンコのような人物に過ぎない。
この4大暴君が、スイス・イタリア国境近くに埋められた、魔獄炉と言う封印を自ら破り抜け出て、
現世へと現れた。
こんな怪奇自体など、創作者以外、一体誰が予測しえただろうか。
目指すは日本、恨むは美神令子ただ一人。
これほどまでに卑怯で、卑劣で、御都合主義で、かつ鬼で、悪魔を下巻き、・・・・(以下略)・・・・・
上げればきりがないので、とにかく惨い行為をやり尽くす人物を地獄に落とそうとしていたのだ。
☆ ☆ ☆
「ぐぐぐ・・・・くそおおぉ・・・・・」
パチンコ台に取り付いていたムテキングは、霊力も殆ど使わないような奴にいとも簡単に叙霊されていく。
その人物は、名だけでも、その美神を遥かに超えていた。
初代ゴーストスイーパー試験を首席でクリアしたほどの伝説の人物・・・・・・横島大樹だ!
・・・かたや、美神には全くの賭け事には向いていない。
SC7巻『ツキは沈みぬ!!』では、いくらオカルトに詳しかろうと、キヌの補助で勝っていたぐらいだ。
横島忠夫はゴーストスイーパー資格取得してはいるものの、まだ学生身分のため、
おキヌはというと・・・・・それ以前に、ワイドショーの見過ぎで、碌な言葉を覚えていないため、
連れて来て警察につかまるのはそれを勧めた美神令子となる。
「・・・・ふっ、いとも呆気ないものだな。」
タバコ片手に、もう片方でパチンコをやり尽くしている大樹は、パチンコ弾をケース20箱に詰めている。
それでも入り切らないくらいだった。
『打ち止め』が出ているのに、それでもジャラジャラと出ている場面には、誰もが驚かされた。
☆ ☆ ☆
そんなことも露知らず、そのパチンコ店に4大暴君は美神の匂いを嗅ぎ付けていた。
次第に近寄っていく・・・。
「うぎゃあああああ!!!!」
「逃げろーーーーー!」
「妖怪だぁぁーーー!!」
新宿繁華街は、4大暴君の出現に慌てていた。
『慌てるコブタは、貰いが少ない〜〜・・・・』
と、「慌てるブタ」も出現してゼニを撒き散らして消えていく。
公園で昼寝している「なんちゃっておじさん」すらも大慌てのご様子。
・・・・・だが、その逃げ惑う人々は次々と、骨の見えそうなガリガリな人物と一瞬と化す。
そして、共食いを始めるのだ。
浮遊霊を操り、人間に取り付かせて餓鬼と変化させていた。
その横には、なにやら派手な服を着ているオジン・カマスが箱を当てている。
それは人間に限らず、犬も、猫も、レオポンも・・・・肩や頭、また股間の亀頭すらにも噛み付く。
しかも血を吸うだけでなく、そいつをシモベに化さずに吸血ゾンビのごとく手当たり次第。
そこへ、ヌルの墨攻撃で道路や殆どの地面がびちゃびちゃに。
警察も動きたくても、パトカーのタイヤがすべる。
雪用のチェーンも、墨の魔力でぶち切れてしまう。
・・・・・・・・・
そんな騒ぎが、パチンコ店にまで押し寄せてきていたのだ。
「何!?」
美神令子は席を立つ。
振り返ると、餓鬼と貸した人間が、次々と人間から血を吸い取り、肩や顔の肉を喰らう姿を眼にする。
・・・・・・・・・・・・うえ☆ 見たくもない☆
吐き気が催す光景で、まともに見られない。
・・・・一瞬、後ろから妙な視線を感じた。
でも、その視線はいやらしい者ではない。
ましてや、横島大樹の危ない目つきとはまったく違う。
何かが、あたしの事を狙ってる!
そう気が付き、思わず腰元に携帯している神通昆を、抜かずにそのまま霊力を込めた。
ズァバババァァァ・・・・・ッッ!
神通昆が後ろ向きに伸びていくと、何かに突き刺さりつつも、重力上の動きで裂いて行く。
手応えあり!
そう確信して振り向くと、腕を喰われた腐乱死体・・・吸血ゾンビの屍がある。
その胸中に刺さりこんで、ぶち抜いていた。
「・・・・これは、何事だ?」
横島大樹の目が何時になく真剣になる。
その瞬間、横島大樹の胸元で喧しく音楽が鳴り響く物がある。
勿論DDIのフィールエッジであり、オリジナル着信音『少年ヨコシマ探検隊』だった。
これは珍しい。
大樹は、フィールエッジを取ると、応答する。
「はい、ゴーストスイーパー協会ナルニア支部代表・横島大樹・・・・なに!?」
「どうしたんです、大樹さん!」
令子も慌てている。
「・・・・令子、お前カマス・ヌル・ノスフェラトゥ・ビブロス・パイパーという名を知ってるな?」
「何ですって!」
「実はな、ヨーロッパ支部の方から地球上の全GS協会に、只今指令が降りた。
この5体が、再び魔獄炉から封印を破って逃げたそうだ。」
・・・・・・・・この5体、GSの精鋭達によって漸く倒すことができた敵たちである。
これらが今グループで襲い掛かって来ようなど、いくらなんでも考えられなかった。
こんな事実を目の当たりにするなんて・・・・・・!!!
だが、令子は落ち着いていた。
よく見ると、横島忠夫の父・横島大樹が手を令子の肩に回している。
そして軽く、フッと令子の耳に息を吹きかける。
「だ・・・大樹さんっ!? ちょ・・・・ちょっと・・・・」
令子は思わず、ハッと気を乱す。
突然のことで、驚いたのもあるが・・・思わず肩を抱かれたことに対してだと思われる。
その肩から感じる感触が、大樹本来のやさしさであることを読み取っていた。
しかし、次に出る大樹の言葉が、すこしばかり令子の心に皹を張らせかけた。
「いや・・・・俺の妻の百合子と・・・・やっぱり眼がそっくりだ・・・。」
そして今まさに、令子は、横島大樹に気が付かないうちに掏り付いていた。
どくどく、どくどく、どくどく・・・・・・!
心臓は高鳴る。
今度は、令子が横島忠夫とこんな関係を築くことになる・・・
そんな直感が令子の脳裏に走りかけた。
でも、そんなことになるのは真っ平ご免だわという令子の固い意思が反抗する。
「いやですわ、大樹さまったら・・・・(汗)
ほほほ、大体、あんなスケコマシと私が合うなんて・・・・」
令子の頭の中で、二つの意思が葛藤している。
令子は、自分で自分が何を言っているのかということも忘れて、思わず口走る。
だが、それが大樹を逆切れさせた。
そして、思わずバッと令子のそのジュリアナのような服を掴み上げる。
バッッギイィッ・・・・・・・・・・・・・・・・・!
令子の顎に、掴み上げた手とは反対の拳を入れる。
「俺の・・・俺の育て上げた息子だぞっっ!
俺があそこまで育て上げた息子をばかにするなああああぁぁぁっっ!!」
眼からは、血の涙を流している。
「・・・・・大樹・・・・さん・・・・・!」
令子は、腫れかけた顎を抑えようとはしなかった。
初めて怯えていたのもあったが、初めて人に殴られるというのもわからなかったから。
ずっと・・・・ずっと憧れていた・・・・
霊気を全く持たずに悪霊を退治していたという、伝説のゴーストスイーパーに・・・・
それも、百合子と出会うまでは次々と叙霊し、唐巣の師匠でもあった・・・・
こんな因果関係を持った人物と会えるだけでも最高だったのに・・・・
今初めて、親以外から殴られるなんて・・・・・
そんな思いが、令子には巡っていた・・・・。
大樹の眼球がガラス状に曇り、令子を映し出させていなかった。
泣きたいのは、こんなことを考えていた大樹の方なのだ。
その思いを断ち切る大樹。
大樹には、その直感が予知として現れることがある。
初めは、こんなパチンコには用はなかった。
しかし、GS連盟日本支部から急遽、大樹と同じ予知をしたものがパチンコ店に現れたと連絡がなければ・・・・
駈け付ける以外にどうしようもなかった。
「そうなんですよ・・・・」
「わっ、びっくりしたっ!店長さんも人が悪いなあーーーっはっはっは!」
「ノスフェラトゥー、パイパー、ヌル、カマス、ビブロスが復活するなんてな・・・・
あー、かいーの!」
このパチンコ店の管理人・間 寛平。
又の名を、ユリゲラー並の超能力者・『怪傑鶴光仮面』という。
この人こそ、GS連盟から教えられた、同じ予知をした人物であり、
横島大樹と同期に、GS協会のNo2に登録されていたのだ!
「・・・・さぁて、これから俺の本領発揮だ!
後を・・・忠夫のこと、よろしく頼むな、令子。」
「どういうこと?」
「それは・・・・・・もう都合がつかないので次回だ!」
そんな言葉を残し、外へ出て行く。
たった一人で、あの暴君たちを倒すつもりだ!
でも、これから一体どのようにして・・・・・?
それは、以下次回!
今までの
コメント:
- 申しわけありません、反対です。どんなに腹の立つ事言われても、『男、しかも年上の男が、女の顔を殴る』・・・そういう箇所があるのは賛同出来ませんので・・・そこを除けば凄く良かったです。 (AS)
- 上のにもう一つ・・・どんなに悲しくても、口で言われた事に対し、殴りつけるのは、ちょっと・・・すみません。
これはあくまで自分ひとりの感想です。この感想を読んだ後のギャグレキスト後藤さんの気を、悪くしてしまった場合、本当に申し訳ありません。 (AS)
- ・・・・・ですね・・・・・。
せめて、服を掴み上げておくだけにしておけばよかったかな。
どうも、年輩の「後輩に対する平手打ち」って言う『青春シリーズ』
(『これが青春だ』、『進め青春』、『でっかい青春』etc・・・・)を思い出してしまう。 (ギャグレキスト後藤@いつの生まれだろう?)
- ・・・まぁ、鉄拳制裁はわたしも結構やってるので・・良しとして・・・(えっ?ダメ?)
お話の流れが・・・ちょっと難しいような・・・(←わたしが馬鹿なだけ?)よって、中立・・・・・・ (sig)
- ↑ダメ。(許されないっ!鉄拳、痛いもんっ!!……個人的っ♪)
さて、と…
> どずずぅぅん
>ピロリロリララ〜〜〜♪
> ギュララルン
> ギャララッルァン、ビョジュギョオオン
> プァ〜〜、パプラワワァァ〜〜〜〜〜♪
…魔獄炉の内部って……楽しそうっ♪(?) (sauer)
- あと、「かめがしら」もほどほどにしておいた方が。ロコツなんで。
今回のツボ:三遊亭楽太郎・怪傑鶴光仮面
……すみません、一寸ばかり疲れているようです(笑)。 (Iholi)
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