犬飼ポチの復讐(3)
投稿者名:G-A-JUN
投稿日時:(01/ 7/14)
なんか思っても見なかった好評だったのでとてもうれしく思っています。
これからもがんばりますのでよろしくお願いします。(いつまで続くかわかりませんが・・・)
犬飼ポチの復讐(3)
話し合いが始まると同時に美智恵が妙神山から帰ってきた。
「ママ、どうだったの。」
「先生どうでしたか。」
美智恵はゆっくりと結果を話した。
「残念ながら神族・魔族共に協力はできないそうよ。」
「えっなんで?」
「犬飼ポチは、アシュタロスによって復活されたためアシュタロスの手下つまり武闘派魔族と判別されているのよ。神族が攻撃を受けているわけではないため手が出せないのよ。」
「でも、アシュタロスがいないから別にたいしたことじゃないんじゃ?」
「アシュタロスがいなくても武闘派魔族を神族が攻撃すれば戦争の口実を作っちゃうのよ。魔族側でも和平と武闘派に中立している魔族もいるから中立している魔族が武闘派魔族側にいっちゃうかもしれないのよ。下手をすれば今までの和平への模索の道を模索していたのが全て無駄になり聖書級崩壊(ハルマゲドン)が起こるのよ。」
「じゃあ無理か。ちぇっ。ベスパやパピリオに協力してもらえればすぐカタがつくと思ってたんだけどな。」
「・・・・・・・・・」沈黙
「そ・そう言えば小竜姫様が言ってたんだけど多分犬飼ポチは強化されて復活しているかもしれないって。」
「確かにそうかもしれませんね。」
「横島クン。何か思い当たることがあるの?」
「ええ。以前俺とルシオラが復活したメドーサと戦ったときルシオラはたった一回だけですが、俺に攻撃をさせるためにダメージを受けました。」
「それと何の関係があるの?」
横島は少し暗くなって続きを話した。
「そのダメージがほとんど互角の強さをもったベスパとの闘いに差をつけてしまったんです。まあベスパはパワーアップ処理をされていたようですけどルシオラはパワーが上がっていると言ってましたから力だけだと思いますが。」
「なるほど。確かにありえますね。」
「ところでさー。メドーサっていつから魔族扱いされるようになったのかしら?」
「へっ?美神さんメドーサって魔族じゃなかったんですか?」
「だって初めて会ったとき、小竜姫様が竜神だって言ってたじゃん。いちおう竜族って小竜姫様もだし神族側じゃん。」
「そーいえば・・・」
今度はメドーサを知っている者が全員不思議に思った。
(確かにメドーサってどっちなんだ?)
「まっこれ以上いらないツッコミを入れると横島クンみたいに雷に打たれそうだからこの話はこれで終わりにしましょ。」
「でもやっぱベスパやパピリオが参加できないのは、俺は少し安心しました。」
「そーかもね。ベスパはベスパで何のためらいもなく姉を殺そうとしてしまったしパピリオはまだ子どもだから横島クンやベスパに会ったらルシオラの事余計に思い出しちゃうからね。」
「先生!」
「んっなんだシロ。」
「あの・・・その・・・」
横島はシロが自分に何を聞こうとしているのかがわかった。
「さっき言ってた3人の話を聞きたいのか?」
「はい。そうでござるが・・・話したくないならいいでござる」
実際シロとタマモはこの3人の名前やアシュタロスという名前を聞いたことがなかった。
シロは横島にタマモは美神とおキヌに昔のこと来たことがあった。3人は時折悲しそうな表情をすることがあったが2人にはなんの話がそれにあてはまるのかがわからなかった。
少なくとも今までに聞いた話ではないことはわかっていた。
「いや。お前は大事な人・・・父親を亡くしただろう。俺もなくしちまったんだ。今まで話さなかったのは、お前に俺の悲しんでいる顔を見られたくなかったんだ。一応・・・その・・・お前だって悲しみをがまんしているのに先生の俺が、がまんできなかったら恥ずかしいしさ。」
横島は、少し笑ってみせた。
自分の感情を懸命に抑えながら。
「隊長さん・西条。少し時間使ってもいいでしょうか?」
「どうでしょうか先生。」
「別にかまわないわ。」
「ありがとうございます。」
横島はシロが自分にアシュタロス戦であったことを話し始めた。
タマモも聞いていてピンときた。
(やっぱりこの話だ。)
「先生ー。ワオーン。」ク〜ン ク〜ン
話が終わるとシロが泣きながら飛びついてきた。
横島は、シロが自分の頭を撫でてやった。
「先生すみませんでござる。先生があまりにも辛そうだったから話が終わったら先生を少しでも慰めたいと思っていたでござるが逆に慰めてもらいに来てしまったでござる。」
「別にいいさ。俺はお前の先生だぜ慰めてやるのが普通だろ。それに、シロ。いくら武士だからといっても俺なんかが先生なんだから別にがまんする必要はないぜ。」
「そんなことないでござる。先生は立派な人でござる。」
「まあそう言ってもらえるとうれしいけどさっき慰めるつもりが慰めてもらいに来てしまった。って言ってただろう。そんなことはないぞシロ、俺もお前に慰められたぜ。」
「本当でござるか?」
シロも少し泣きやんできた。
「ああ。そんな小さくて幼い心でがんばって俺を慰めようとしたお前の優しさで十分慰めてもらったさ。」
「先生。」
「ん?・・・今度はなんだ?」
完全に泣きやんだシロは横島にすごいことを言ってしまった。
「拙者がんばって先生にとって一番大事な人になるでござる・・・」
流石に横島は驚き美神とおキヌから殺気が放たれた・・・がそれもすぐにおさまった。
「ちょ・ちょっと待・・・」横島が止める前にシロはこんなことを話した。
「だから先生も拙者にとって一番大事だった人・・・父上の代わりになってほしいでござる。先生も大事な人でござるがやっぱ父上が一番大事だったでござる。いつまでも親離れできない恥ずかしい武士だと思われてもいいでござる。」
横島は内心本当に安心した。
「親が大事だって言うのはお前の年齢なら普通だから別に恥ずかしがることじゃないさ。父親の代わりになってほしいのならいつでもなってやるぞ。ただ・・・やっぱ今の俺には一番大事な人を変えることはできないな。」
「どうしてでござる?先生は拙者のことが嫌いでござるか。」
「横島クンここで好きだと言えば犬飼ポチと一緒になるわよ。」
だが、横島は美神の言葉に動揺されることなく答えた。
「嫌いなわけないだろう。好きさ。だって当たり前だろお前みたいに先生思いで優しい奴が嫌いな奴はいるわけない。ただ仮にお前が俺にとって一番大事な人になったとしても守れる自信が無いんだ。一度守れずに失っちゃたからさあ。お前が俺を慕ってくれているのはうれしい。・・・やっぱ俺とお前が似すぎた体験をしたってことを知ったから、お前が少し興奮しっちゃってるんだな。もう少し落ち着いてからまた話そう。それでいいか?」
「わかったでござる。」
シロも自分がいつもより興奮していることをなんとなくわかっていたため、とりあえず落ち着いてみようと思った。
「あと昔を語るのは終わったかい?」
「ああ。長話しすぎちまったみたいだな。」
「話し合いは明日だ。」
「あっ雪之丞また1つ聞いていいか。さっき思い出したんだけどよ。」
「またか。まあいいや。」
「お前あの時、堪九郎と戦ったって言っていたじゃん。強化されているのをどうやって倒したんだ?」
「あっいやあの時は強くなっているって知らなかったから流れで・・・」
「流れで敵の強さを無視するな!!」
「いいじゃねぇかよ。あいつだって気づいていなかったんだからよ。」
「そろそろいいかい。とりあえず後は明日だ。」
「ああわかったよ。」
「先生!!」
「またかシロこれで何回目だ。」
「やっぱ弟子も師匠と同じだな。」
「そうかもな。で、なんだ?」
「今日先生の家に泊まってもいいでござるか?」
「「「絶対ダメ。」」」
美神・横島・おキヌが声をそろえて言う。
「なんででござるか〜。」
「ど・どうしてって・・・じゃあお前はなんで泊まりたいんだ?」
「先生と話がしたいでからでござる。」
「話なら明日散歩に連れて行ってやるからその時だ。」
「ほんとうでござるかー。やったー先生と散歩でござるー。」
やはりシロの思考をそらすのは散歩が一番だ。
「とりあえず帰るか。じゃあなーシロ。」
「さよならでござるー。」
横島は帰り道背後に気配を感じた。
(まさかシロじゃないよな。流石に今来られるとさっき自分自身に決めたこともう守れなくなるぞ。)
横島は間違ってもシロだけは手に掛けるようなことはしないとさっき決めたばかりであった。
恐る恐る振り返るとなんと何本もの斬撃が横島に襲いかかろうとしていた。
「なっ!!」
横島は全部を防ぐと今防いだ回数を数え始めた。
「えーと1・2・3・4・5・6・7・・・8!!まさか!!」
「やはり腕を上げていたな横島。」
「やっぱり!!」
突如犬飼ポチが横島に戦いを挑んできたのであった。
___(4)に続く___
なんか今回はやっぱり自分の趣味に走ってしまったな。
次回はあまり戦闘シーンがないと思うのでやはり文章の最後の言葉はあまり信用しないでください。
今までの
コメント:
- sigさん
前回は早々とコメントをもらえてうれしかったです。
今回はどうでしたか?本当に趣味に走って横島くんとシロの会話を思いっきり重視させてしまいましたが。
これからもよろしくお願いします。 (G-A-JUN)
- sauerさん
ボクとしては雪之丞は好きなキャラなのですがイメージ的にああいうキャラになってしまいましたがどうでしょうか?雪之丞も個人的に使いたいと思っていますが。
下手するとシロとは種類が違う暴走をさせてしまいそうですが。(いろいろな面で) (G-A-JUN)
- トシさん
毎回読んでもらえてとてもうれしいです。
ボクとしてはトシさんの様にかっこいい横島を書こうと思っているのですがなかなかできません。
次回もまた横島くんの個人的なイメージで横島くんらしい行動をとらせてしまうと思います。 (G-A-JUN)
- ZINさん
コメント返しが遅れてすみませんでした。
ZINさんの横島くんに対する期待に応えられるようがんばります。
ただ次回は確実に答えることができないと思います。その時は反対票の準備をして待っていてください。 (G-A-JUN)
- 「そんなことないでござる。先生は立派な人でござる。」>
………えぇ、もちろんですとも。彼は立派な人なんです。(握拳ッ!!)
八回の斬撃を避けることが出来るようになっていたなんて………もはや無敵!!
このまま、この二人の力の拮抗を見たいですねぇ。 (sauer)
- いいですね、なんか今回もシロちゃん可愛いですね。すごくらぶりぃ。
横島クンの描写も良いし、これからの展開に期待が膨らんでいきます。 (sig)
- 逆に考えれば、神様一族は美神ファミリーに
絶大な信頼をよせてるんですね。きっと。
その期待にこたえろよ!みんな
敵は再生怪人とは言え強敵だぞ! (トンプソン)
- アクションも楽しみですが、自分はやっぱり今回の素直に想いを打ち明けるシロが凄く良かったと想います。続き、楽しみにしてます。 (AS)
- にょ〜〜
ポチ襲来・・・・・・<笑
どうなるんでしょうか!
あとGーAーJUNさん頭いいっすね<何 (トシ)
- なんか今回はしくじったかなっと思っていたのですがたくさんのコメントをありがとうございます。
あと学校生活の都合上作る時間が無いので次回は少し遅れてしまうと思います。(こういうことは、もっと速く書かないといけないんだよなー)
待ってくれている人(やっぱまだいないよな)もしいたらなるべく早めに出せるよう努力します。
(だから、こういうことは誰かが読む前に書かなくちゃいけないんだよ)<誰?
これからはもっと早く報告します。 (G-A-JUN)
- 次回から本格的な戦いの始まりですね。
とと、あまりシーンは無いらしいですね。
マイペースで頑張ってください。
それにしても、横島君強いな〜。
今までだったら・・・・多分全て避けきってるんだろうな(それでも凄いか・・・・) (NT【C】)
- メドーサについて。
悪魔にしても「新しい宗教勢力に駆逐された故に敵対する旧い宗教勢力」というのが一応の定義と言えそうです(ワルキューレ等)。
ここで人間族や月神族(迦具夜姫等)や天星神族(織女等)などの「神魔に対して中立な勢力」も存在する事も考慮しましょう。すると小竜姫を始めとする龍神族の場合、彼らは仏教以前の信仰勢力が仏教に帰依したものであり、「神族」とみるよりも「神族陣営に属する龍勢力」とみるべきです(なお仏教の中では「龍」と「神」は明確に区別された存在です)。
したがってメドーサの場合も「魔族」では無く「魔族陣営に属する龍勢力」と見るべきでしょう。上に有るように「神」と云う字があるから必ずしも「神族」にはなりません。
それにしても、メドーサを龍族扱いにするアイディアは今考えてみても、面白いですよね。 (Iholi)
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