ザ・グレート・展開予測ショー

卒業前の出来事!!(その21)


投稿者名:ARSENAL
投稿日時:(01/ 7/14)

 「そう。横島クンがわかってないだけ。」
 「いや、絶対ちがうって。」

 「美佳センパイはね?他の子と少し・・違う気がする。」
愛子がそう言うと、横島は興味深そうに聞き返した。
 「・・・何が?」

 「ん――――。さあ黒板の出番です。」
愛子はとことこ黒板に歩いていった。
 「・・・黙って私の話聞いてね?」
 「おう。」


 「横島クンにはルシオラという彼女がいました。
 彼女と横島クンは、ココロが通じ合ってた。好き合ってた。
  ・・・彼女は横島クンの前から姿を消した。
 
 これは私の目から見ての感想よ?そのときから・・
 横島クンはなにかが変わった。」

 
「なにかって何?」と尋ねそうになったが、横島は「黙って聞く」を思い出して、
なにも尋ねなかった。

 「・・・「なにかって何?」って聞きたそうな顔してる。」

愛子は人の心がよくわかる。これは天性の才能。

 「何かって・・・うん。例えば・・ね。学校にいるときの女の子への接し方。
 前と違う・・・気がする。

 なんか・・・少し、少しだけ優しい。前より優しくなった。
 
    「ルシオラの分まで」ってかんじ。

 そこで、横島クンはもっと人気になった。でも、女の子たちは告白しないの。」




横島はまた「なんで?」と尋ねたかった。でも、尋ねなかった。
自分が尋ねなくても愛子がきっとわかってくれると思ったから。





廊下には、春休み中のバレーボール部に来ていたクラスの女の子がいた。
彼女はずっと聞いてしまっていた。動きたくとも足が動かなかったから。
彼女は「ルシオラ」を知ってしまった。

名前は  リカ。横島のことが  すき。








うわ。遅すぎ。今日ピアノの発表会終わって、明日統一模試で、
そのちょっとあとに部活の大会で・・・・・あああああ。
受験生に夏休みはないんでしょおか・・・。
 
 

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