ザ・グレート・展開予測ショー

新怪談 「怪人Jijy面相」


投稿者名:ギャグレキスト後藤
投稿日時:(01/ 7/11)

♪満月の夜に現れる
♪嵐の晩にも現れる
♪天気のよい日も現れる・・・
♪チェックのチョッキにステッキ・・・・・・不死身の年寄り・・・・・!!!

山本正之の大ブレークソング・「怪人Jijy面相」のイントロが真夜中の学校内に流れる。
それに釣られて魅かれて、毎夜毎夜となぞの爺姿の男がズルズルと足を引きずって現れる。
名前の如く、仮面をかぶっていて、「Jijy」其のものの出で立ちをしている。

「きゃああああーーっ!」

学校内に女の悲鳴が拡がる。

学校の外では、大ウソツキ教授がプラズマ理論で雷を起こしている。
そのメガネ顔が、雷の発生する合間にボヤリと窓越しに写る。
Jijyとの共同作戦なのだろうか・・・。

仮面をかぶった怪人はニヤリと笑う・・・。
怪人がステッキを振り上げると、ボヤリと大槻教授の顔が移り、プラズマが発生する。
反動で、異様な色に光り輝きながら轟音がとどろく。

「・・・誰っ!?」

宿直の者は、怖さを奮い立たせて、思いっきり叫ぶ。
しかし、何も反応はない。
スウッと、跡形もないようにJijyは消えていった。
なのに・・・・なのに!
この震えは何なのだろうか。
鳥肌が、一粒、二粒、三粒、四粒・・・・。
プチプチと、全身の毛(陰毛含む)まで逆立ってくる。

その直後、何時の間にやら背後から寒気がし始めてきた。
振り向きたくない。
そう、宿直の女教師は意識が芽生え始める。
何かがいるような気がしてならない。

恐々と、足を震わせて階段を降りる女教師。
いや、体全体が震えて、階段を一つ一つ降りるだけでも、一苦労である。
Jijy姿のイメージが・・・脳裏に蘇る。
ヨボヨボの体に、肉のふにゃけたような薄ら笑いをした仮面を顔に身に付けていて、
また、黒い帽子をかぶって、真っ紫なスーツを身にまとった姿を。
そして右手には、マグマのように燃え滾るほどに真っ赤なステッキ。

今でも、目の前にいるような気がしてならない。
脳裏から、ステッキの映像が離れない。
足がすくんで、階段からなかなか降りれない。

それでも、女教師はこらえて降りようとする。
一段・・・一段・・・一段・・・と。
あれ?
もう何段も降りているのに、まだ下が見えない・・・・

!!????!!!!

はっと気が付くと、周りは真っ紫に見える・・・。
見間違いかと思い、目をごしごしと拭いてみても、やはり真っ紫だ。

「なんなの・・・なんなの、もう!」

宿直に当たっていた女教師は、悲鳴に近い声を出す。
こんなときに限って、勢いあった力が生まれて、一気に駆け降りることができた。
無事、降り切ったと思い、ホッと息を返す・・・が・・・
目の前には鏡があった。
こんなとこに鏡は無かったはず・・・!

女教師は、この六道女学院にはもう何年もいるぐらいで、
年は美神令子より2〜3歳と上であった。
それ故、この学園のことは知り尽くしているはずだった。
なのに、こんな所に何故等身大の鏡がかけられているかなど、知らないのだ。

!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
!!!!!!!

!!!!!!!!!!!

・・・・・Jijyの姿が、その鏡の中に写る。
いや、自分の姿も見えない。
もしかして、これが自分なのか・・・と、思ったそのとき、脳裏に声が響き渡った。

『・・・・っふっふっふっふ・・・・』

とても自分の声じゃないとはわかっている。
なのに、何で私の姿が映らないのか理解できない。

『誰、誰なのっ!?こんなイタズラ・・・』

気が付いたら、自分の声が変換している。
怪人Jijy面相に。
最後、この宿直に当たっていた女は行方が知れていない・・・・。

      ☆          ☆          ☆

「―――――こんなお話がこの学校にはあるのよ。」
弓は語る。
「それって、作り話じゃないんですか?」
と、おキヌ。
元は、おキヌは幽霊だから怖がることはないほどである。
しかも、ゾンビとしてこの世界に蘇ってきたぐらいだから(笑)

「違うのよ。この女教師、しっかりとこの学園名簿に載っているのに・・・
 未だに、失踪したばかりで、遺体すら見つかってないのよ。」

ババンババンバンバン♪と、分厚い学園名簿をたたいてそう言う弓であった。
だが、おキヌは・・・、

「カオスさんじゃないですか?そんな格好する人って・・・(苦笑)」



・・・・・・なんてオチだ・・・。

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