横島クンは神になれるのか?〜その15のあたりのB面〜
投稿者名:sauer
投稿日時:(01/ 7/ 8)
「♪〜〜〜」
今朝もいつものように、シロちゃんが横島さんの部屋へ出かけていった。
…もちろん、へとへとになって帰ってくる横島さんのために、わたしは朝食を用意しておくことを、忘れない。
どうも最近、みんなが横島さんに対して好意を抱いているような気がするので、少しでもポイントを稼いでおかなきゃ♪
横島さんは、どんなに疲れているときでも、ヒトの好意を無にするような事は無い。
そんなところが、最近の男の人との大きな差だと思う。それに、横島さんは………
「ただいま〜…でござる…」
…あれ?シロちゃん?…もう帰ってきちゃったの?やだ、ご飯まだできてないよ。
「おかえりなさい、シロちゃん………あれ?横島さんは?」
いつもなら、シロちゃんの後ろに今にも死にそうな表情をした横島さんが居るはずなんだけど………
「あ、おキヌどの…せんせいは、今日は来ないでござるよ…」
「え?どうして?」
「せんせい、なんか今日はひどく疲れているようでござった。拙者もなにかヘンだと思ったのでござるが…せんせいは
修行だとおっしゃっていたのでござるが………」
「…横島さんが……朝から修行………?」
「そう言ってたでござる」
まさか…?横島さんはまちがってもそんな事をするような人じゃない。だとしたら
…なぜシロちゃんにそんな嘘を………?
「しかしせんせいは、さすがでござるなぁ。朝からやってたそうでござる。
すごい汗をかいて…あれこそ、まさに『武士のカガミ』でござるっ!!」
「すごい汗を………?横島さんが?」
「…あ、おはようございます、小竜姫様」
「あ、はい、おはようございます、おキヌさん、シロさん」
私は上の空でそう応えると、昔老師に聞いた話を思いだそうと記憶の糸をたどった。
―――えぇと、たしか……
『老師、人体に必要以上…つまり、限界を超えた霊気を押し込むとどうなるのですか?』
『なんじゃ、小竜姫?そんな事を聞いてどうする?』
『いえ、ヒャクメが、興味津々だったものですから…私も気になってしまって』
『ふむ…そうじゃな……まず、人間なら間違いなく死んでしまうじゃろうな…』
『死んで…しまうのですか?』
『うむ、まず、人間の霊的中枢というのは、わしらと比べて許容範囲が狭くての…
まぁ、限界を超えた霊力を体内に貯め込んでおくのは…たいへん辛いことなんじゃ』
『はい…………』
『限界を越えると、霊力が高まっていくのを感じることができるようになり、
かわりに、ひどい倦怠感、頭痛や目眩、吐き気などをもよおし……やがて死に至る』
『……………』
『まぁ、そんな強い霊力を持った人間など、滅多に居らんがな』
『なぁんだ…それじゃ、あまり心配すること無いですね』
『当たり前じゃ!!そんな奴がうじゃうじゃ居ったらタマランじゃろうが!!』
『うぁ…そんなに大声出さないでくださいよ………あ、でも、もしそんな人間が
存在したら…どうするんですか?』
『………時と場合にもよるが…肉体を捨て、霊基のみの存在…わしらのようになるしかないな………』
―――そう、こんな感じだった………ひどい…汗…?
私は悟った。横島さんに残された時間は、もうあまり無いことを。それでも、横島さんは
自分の心配はさせまいと、シロさんに嘘をついたことを。きっと彼にはわかっているはずだ。
…もう、時間はあまり残されていないことを………
………あと…5日…か………大丈夫かしら………?
私は……この強い不安に耐えられそうもなかった……けど、相談はできない…それが彼の『意志』だから……
「………おはよう…?…どうしたの?みんな揃って………」
「「「あ、おはよう……(でござる)」」」
?…みんなの表情が冴えない。どうしたのかな…?
「なんかあったの?」
「あ、いえ。なんでもないんですよ、タマモさん」
小竜姫様のあたしに対するこの態度。間違いなく、何かを隠している………
…まぁ、そこまでして人の考え読もうなんて考えないけどね。
「…タマモ、寝坊でござる」
「なによ、あんたまで浮かない顔して?」
そう、解せないのは、この馬鹿犬のテンションの低さ。………どうしたんだろう?
「まぁまぁ、とりあえずご飯にしましょ?」
おキヌちゃんも何かを考えていた風だったけど、すぐにいつものおキヌちゃんに戻った。
「そうね、そうしましょう」
小竜姫様も、実におキヌちゃんとそっくりの表情で言った。
「はぁ…せんせいが居ないとどうも調子が悪いでござる……」
…シロも、いつも通りではないにしろ、いつものような表情に戻った…複雑ね………
「はぁ………おなか空いた……あれ?美神さんは?」
あたしは、最近姿の見えない、ココの城主の事を思い出した。
「あ、美神さんは…ちょっと急用で…」
おキヌちゃんが苦笑している……美神さん今度は何やったんだろう?……まぁいいや。
「「「「じゃあ、いただきま〜す(でござる)♪」」」」
こうして、横島(と、美神)の居ない食卓を、あたし達の会話で暖めることになった………
―――あぁ、B面なのに一回で終わりそうもないよ…(涙)どうしよう?もう一作……
今日か明日には…できると思いたい………うぐぅ………(衰弱)
今までの
コメント:
- タモさん!
あぁ、ありがとうございました。ピート君は、たしかに年をとらない…しかし、横島クンは?
この話では、横島くんが人外のものになった場合のことを想像してますので、
ピート君と横島クンの話はまだまだ用意してあります…多分(汗)
G-A-JUNさん!
うわぁ、テスト中にもかかわらずありがとう、G-A-JUNさん!!
さぁ、次回の『その16・B面』は、この四人の赤面シーンがいっぱいに!!(爆)
期待せずにまっててくださいね?(あははぁ………逃走ッ!!) (sauer)
- ASさん!
味、あります?(えへへ、そ〜かなぁ・←調子こき)
いや、正直なところ、今回よりも次回のB面のほうに自信があったりします…
よろしければ、次回のB面も見てやってくださいね?(宣伝)
けいさん!!
はじめまして、けいさん!!そして、これからも見捨てないでね、けいさん!(←本気)
あわ、このシリーズが好きだなんて……嬉しいです♪もぉ、さいこぉ(はぁと)
次回は『友情』について、そのB面が『恋』についてのお話になると思います!
よろしければ、次回も見てくださいね?(…うぅ、というより、是非見て欲しい…) (sauer)
- トンプソンさん!
ピート君、誤解編がそのうちに…(半分本気、半分冗談)
あ、けど、ピート君はもう二・三回は出てきます。
…楽しみに…しててくださいね…(←怪しすぎ、けど見てくれたら嬉しいです!)
トシさん!
はい、長いです。このお話…(下手したら、3桁行くかも…?ま、まさかね…?)
初投稿作のクセに………(笑)
あっ、これからもお付き合いしていただけます?嬉しいっ♪ありがとう、トシさん!!
この次のやつも、がんばりますからね?ではっ!! (sauer)
- 美神令子が何をしたか気になります。
燃え尽きるなー横島ー!! (タモ)
- 美神の急用って何だろなあ。んむむ。 (S・R)
- 横島は・・横島はどうなってしまうんでしょお・・・・。
心配。 (ARSENAL)
- なんか横島くんが心配ですのー(たいがー風に) (hazuki)
[ 戻る ]
管理運営:GTY+管理人
Original GTY System Copyright(c)T.Fukazawa